いよいよ明日は、燕さくらマラソン大会当日を迎える。
様々な感染症対策を施して行われるこの大会があることは、本当にありがたい。
多少心配なのは、天気の方。
1日雨で、スタート時も雨、気温13℃、風速2mとのこと。
齢を重ねた身には、ちょっと厳しいかもしれないが、がんばろう。
スタート・ゴール地点となるのは、大河津分水さくら公園だ。
その名の通り、大河津分水の川沿いの道を、最初は上流方面へ走り、折り返した後、今度は下流方面へと走る。
そして、再び折り返して戻って来るというコース設定になっている。
この地域は、旧分水町の地域に当たる。
ここでは、春の桜のきれいな時期に「おいらん道中」が行われることでも知られている。私が結婚したのは、39年も前になるが、最初にアパートを借りて住んだのが、実は、この旧分水町であった。
おいらん道中は見に行ったこともあったが、このさくらマラソンは、あの当時はなかったはずだ。
そう思って大会の名称を見てみると、「第32回」と書いてある。
そうか。やはりあの頃はなかったのだな。
去年、この大会があることを知って、土地名が懐かしいので参加しようと思った。
ハーフマラソンにエントリーはしたのだが、感染症の拡大で、大会が中止になってしまったのだった。
今年も中止かなと思っていたら、参加案内が届いたので、ならばと去年同様にハーフマラソンに参加申し込みをした。
大会に参加するのは、去年の正月の村上市元旦マラソン大会で10kmを走って以来1年3か月ぶりのことになる。
それ以降、エントリーした大会や参加予定だった大会すべてが開催中止になっていた。
だから、私は、63歳で大会を走ったことは一度もないまま、64歳を迎えてしまった。
今回が、64歳になって初めての大会になる。
ただ、走らなかった63歳の間に、ずいぶん体のあちこちに痛みがあるのが普通になってしまった。
まずは腰痛。寝ているときに左腰が痛くて、腕の支えがなくては寝返りが打てない。
昔から弱かった頸椎も、時々首痛を誘う。
2か月ほど前からは、右足アキレス腱付近に痛みがあり、朝は歩き出しが少し怖い。
だから、最近また使うようになった足首&ふくらはぎサポーターを使用する予定。
ほかにも、数日前は、右ひざがバキッと音を立てて痛みが走った。
そんなこんなで、走るのは週に1回くらいになってしまっている。
まあ、こんなふうに齢とともに体にガタが来るものなのだな、と思う。
だからこそ、それでもまだなんとか走れそうな今を大切にしたいのである。
そんなわけで、明日は、記録に挑戦するわけではなく、久々にレースができることや、昔住んだ町の思い出に浸れることを楽しみながら走ろうと思う。
まあ、1km5分30秒から6分くらいのペースで走り通し、2時間を切れればいいかな。
ゴールした後は、ホーム・デンカビッグスワンスタジアムでツエーゲン金沢と戦う、アルビレックス新潟を、満たされた気持ちで応援しに行くのだ。
そちらの一戦も、大いに楽しみ、満たされたいものだ。