ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

大苦戦はしたが、追いついて負けなかった ~アウェイ栃木戦~

2021-04-21 22:38:01 | アルビレックス新潟
さすが首位を行くチームだ。
アルビレックス新潟、簡単には負けない。
大苦戦だったが、しっかりと後半のアディショナルタイムに追い付いて見せた。

サッカーJ2リーグ第9節。
アルビレックス新潟は、アウェイで栃木SCと対戦。
首位新潟は、開幕以来7勝1分けと負けていないが、栃木も、ここ5戦3勝2分けと負けていない。
栃木は、守りを固め、とにかくボールを前へ放り込んで、積極的にシュートを放ち、点を取りに行こうとする戦い方を貫いている。
そのスタイルにぴったりマッチしたのが、新潟にいたFW矢野貴章と、DF柳育崇だ。
前線でしつこくボールを追いかけたり、ハイボールを競り合い奪い取ろうとしたりする矢野。
柳は、守りでは強さを見せ、セットプレーなどでは高い得点力を誇る。
今日も、この2人に新潟はてこずった。
そして、栃木の、人に強く当たってくるプレースタイルにも、手を焼いた。

試合は、新潟が先制した。
それも、前半8分という早い時間だった。
右から高木がクロスを上げると、栃木の選手に囲まれゴールに背を向けながらも、オーバーヘッドキックを決めたのは、今日先発に起用された矢村。
2試合連続となるすばらしいシュートだった。

この後、ゴリゴリくる栃木に新潟は手を焼いた。
ファウルも辞さない戦い方をする相手に対し、パスでかわして、局面を打開しようとするのだが、相手得意のセットプレーにやられた。
26分、栃木のコーナーキックの際、ボールのないところで新潟の本間が倒されていたのだが、主審の笛は鳴らず、ヘディングで放たれたボールがゴールネットを揺らしてしまった。
これで同点に追い付かれてしまった。

後半に入っても、同じような展開が続いた。
ハーフタイムを経て、栃木の選手たちは休んでまた元気になったように思えた。
そして、後半11分、前線でボールのキープに成功した栃木がペナルティエリアに侵入することに成功し、クロスからゴール前にクロスを送る。
このボールをシュートされ、一度は防いだが、はね返りが相手選手に行き、万事休す。
今季初めて逆転されてしまった。

それでも、時間はあるし、今季の新潟ならなんとか追いつくのではないかと信じて画面を見守った。
冷静にボールをつなぐ、自分たちのサッカーをしようとする新潟の選手たちのプレーぶりは、とても頼もしく見えた。
ただ、ビハインドとなると、多少は焦りも生まれたようで、チャンスにミスが生まれたり、ゴールの枠を外したりする姿も見られた。

局面を打開しようと選手を交代させた新潟。
交代出場した星や三戸は、確かに新たなチャンスを生み出すプレーをして、期待感をもたせた。
だが、後半もアディショナルタイムに入ると、初黒星か…?という懸念も生まれそうになった。
しかし、コーナーキックで得たチャンスで、星が蹴ったボールをDF千葉が飛び込んで開幕戦以来のヘディングゴールを決めた。

土壇場で追いついた新潟。
やはり新潟は負けなかった。
ずっと信じて見ていてよかったよ。
それは、やはり選手たちが、監督の求めるサッカーを真に追い求めているからではないだろうか。
栃木が自分たちのサッカーを貫いたように、新潟も、栃木の戦術に手を焼いて大苦戦しても、つなぐ、ボールを大切にするサッカーを貫き通していた。
それが最後に実ったように思えた。

これで開幕以来9戦連続負けなしで、チーム記録を更新。
勝ち点で並んでいた琉球は、今日町田に0-3で敗れた。
新潟が、勝ち点1を加えてトップを維持している。
ただ、もともとJ2優勝候補の京都や磐田などは、今日も勝った。
油断はできない。
中2日で愛媛戦を迎え、しかもアウェイで連戦となる。
今日の激しい試合の後の中2日では、また厳しい戦いとなることが予想される。
それでも、今季の新潟ならチーム全体で戦って、勝利を得ることができるのではないかと期待する。
控え選手の活躍もきっとあることだろう。

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コメント
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