ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

草取りで「根性」を学ぶ!?

2022-05-18 22:14:16 | 草木花
年輩の人たちがあんなに集中して草取りができることが、十数年前まで、信じられなかった。
雑草を抜くだなんて、なんと非生産的な時間を費やしているのだろう。
そんなふうに思えてならなかった時もあった。

だが、今は自分がその「年輩」になってしまったせいか、草取りをそんなに無駄な時間だとは思わなくなった。
雑草の1つ1つに名前が付いていて、それぞれ特性があることが分かってくると、みな精一杯生きていることも分かってきた。

そして、生きるためにそれぞれの植物が、結構いろいろな工夫をしていることも知った。
ここのところの草取りは、その工夫の一つと対峙している。
何かというと、根を深くして生き延びようとしている草たちだ。
この季節だと、ドクダミやトキワハゼなどがそれに当たる。

ドクダミは、特に根を伸ばして増えている植物だ。
この繁殖に手を焼く人たちは、「ドクダミには除草剤が効かない」と嘆く。
埼玉やうちの家の庭でも、たしかにドクダミが根を深くして繁殖している。
それに対し、変な小細工はせず、1本1本と勝負することにした。
抜いて抜いて抜きまくった。
だが、それでも生えてくる。
たくましい生命力だ。

抜きながらそれらと、心の中で会話をする。
「おまえたち、根性あるなあ。」
「そうか。『根性』は、『根の性格』という字だもんな。当たり前か。」

この日は、

こういう先端が2またに分かれた道具を使って、なるべく深く根ごと草を取るようにした。

葉は小さくても、このトキワハゼの根の長いこと。

これまた「いい根性」している。

こんなふうに感心したりもする。
草取りが、いろいろなことに気付いたり感心したりする、なかなか貴重な時間になっている今である。
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