前日にアルビのホーム戦に出かけて行って、1週間ぶりの外出だった。
その外出は、もちろん通院のためで、そこで感染症陽性を言い渡されたのだった。
アルビの勝利でさらに気持ちよい体調回復へ…となる予定だったが、あいにくのドロー。
やっぱ、回復途上だわ。
なんて思った翌日、天気の方は次第に回復してよい天気に。
こっちの方が「回復」は確実だった。
いい感じだったので、5,6km走るか。
復活しきってないけど、復活途上のRUNといこう。
そんな思いで、家の近くの運動公園の外周を走り始めた。
外周は1.1kmのコース。
およそ1kmを走ったら、子ども用自転車に乗った小さい男の子の兄弟が目の前に現れた。
その後ろには、ジョギングをする30代の男性が走ってきた。
その男性と目が合って、驚いた。
8年前には同じ職場で働いていた若者だったからだ。
そうか。あの頃、最初の子が生まれたということがあったのだった。
今は、兄弟ということは、その下に弟もできたということなのだな、と微笑ましく思った。
上の子は、小学校低学年だろうし、下の子は園児か1年生か、そんな年齢のはずだ。
ジョギングするお父さんの前後を、子ども自転車で多少ふらふらしながら伴走する息子たち。
いいなあ、いい家族風景だなあ…と思った。
ジョギングする彼とは、実は、昨秋の新潟シティマラソンで同走していた。
38㎞付近で私を抜いて行った彼だった。
だが、後で話を聞いたら、41km付近でまた私に抜かれたとのことだった。
これがその彼だったとは、走っていたときは気づかなかった。
若い彼でも、最終盤は疲れが出ていたらしい。
この日のジョギングでは、彼と私は、逆回りで走っていたので、6、7回すれ違った。
走っているうちに、兄弟げんかでも起こしたのか、かわいそうに「お父さん」は落ち着いて走れなくなったように見えた。
でも、いいよなあ。子どもたちとこうして過ごせるのも、本当に宝物だ。
私も、わが子たちが小学生だった時に、平日は一緒にこの道を毎朝走ったっけ…。
もうそれが30年も前になるのか…。
人生あっという間だなあ…。
そんなことを思いつつ、病からの復活RUNは、ほのぼの家族とのふれあいRUNになったのだった。
そのおかげもあって、苦しくもなく楽しいジョギング6kmとなった。
6kmなら走れたけれど、まだ咳込みもあるし、週末土曜日の燕さくらマラソンの21kmの参加は、まだ微妙だなあ…と思った。
だけど、とりあえずこの日のRUNは、ほのぼの親子のおかげでいい気分で終えることができたのだった。