雨中の熱戦。
今夜の横浜は、雨だった。
にもかかわらず、野球もサッカーも試合が行われた。
風雨の強いコンディションなのに、どちらも激闘の好試合だった。
野球は、DeNA-阪神の試合をBS-TBSで観戦。
0-1の阪神リードで、5回を終えたところで雨で中断。
30分たって再開すると、DeNAは投手を代えたが、阪神は先発伊藤がここまで無安打に抑えていたこともあり、交代せず続投。
無安打だからとその後も投げていたが、ついに、7回に連続安打を打たれ、右翼手森下の後逸もあって、3点を入れられ、逆転された。
伊藤は、塁に出たり残ったりしていたから体力の消耗も激しかったのだろう、気の毒だった。
試合は、このまま終わるのだろうと思っていたら、降り続く雨の中、DeNAの抑え山崎を攻め、無死満塁のチャンスを作った。
ここで、森下が汚名返上の(?)死球で1点差。
その後、大山のタイムリー、ノイジーの四球、木浪のタイムリーで、一挙4点を取って大逆転。
DeNAも、その裏2死1,2塁のチャンスを作ったが、阪神が、5-3で雨中の熱戦を制した。
激しい風雨の中、最後までどちらが勝つのか分からない、好ゲームだった。
サッカーの方は、ACLの準決勝、横浜F・マリノス対蔚山をDAZNで観戦。
マリノスは、アウェイの第1戦を0-1で落としている。
今日は、勝つためには2点差以上のゴールが必要であった。
ホームでの決戦に、マリノスは、出足から好調に得点を重ねた。
前半の30分までに3点を取ったから、合計3-1になり、マリノスが勝てる、と思った。
しかし、好事魔多し。
蔚山に1点を返されると、39分だった。
マリノスのDFがスライディングすると、相手の蹴ったボールが手に当たり、決定機阻止でハンドの反則を取られPKを与えてしまった。
それだけでなく、同時に一発レッドでの退場処分まで下されてしまった。
PKは当然決められてしまい、合計3-3の同点となってしまった。
なのに、この先、ずっと1人少ない10人でマリノスは戦うことになってしまった。
前半はおろか、後半もずっと蔚山に攻められっぱなし。
いつ失点してもおかしくないなか、粘り強くよく守った。
相手のゴールが決まったかに見えたときも、VARによってノーゴール判定になった幸運もあった。
後半も全員でよく守り、15分×2の延長戦も、相手に得点を許さなかったマリノスは、ついにPK戦での決着に持ち込んだ。
すると、相手の5人目のキックを、ここまでナイスセーブを連発してきたGKポープ・ウィリアムが、しっかり阻止した。
マリノスは、最後のキックを決めて、PK戦を5-4で制した。
これで、初のACLの決勝進出を決めた。
本当によく耐えて、激闘を制したマリノスに、拍手だった。
今夜は、こうして、テレビとパソコン画面を両方見ながら、サッカーと野球とどちらの試合もハラハラしながら、勝敗の行方を見守った。
いやあ、興奮した。
横浜での雨中の激戦2試合は、感動ものだった。