ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「せんとくん」に会いに行こう(2)

2010-08-17 12:58:53 | お出かけ
平常宮跡は、世界遺産にも登録されている、120万平方メートル余の広大な土地である。
南端中央に、朱雀門が再建されてある。
北端中央に、この遷都1300年祭に合わせ、第1次大極殿が建てられている。
朱雀門では、午前9時から毎日開門の催しを見せてくれている。
太鼓の音で、門扉が開く様子、衛士の儀式的な動きなどを見ることができた。
朱雀門の西側の方には、平城京歴史館が建てられ、そのそばには遣唐船が再現されてあった。
歴史館は、奈良時代の平城京の都のことや遣唐使などのことについて、スクリーン映像でわかりやすく学ばせてくれる場所だった。

その後は、真新しい大極殿に向かった。
これがまた、遠い。
朱雀門から800mほどあるとか。
そこを歩くしかなく、ひたすら歩く。
おっと。途中で、場違いなように古い都の跡を、右から左から電車が走り過ぎる。
跡地を斜めに横切って、レールが通っている。
そこを、上り・下りの近鉄の電車が走っていくというわけだ。
そのたび、通行者は、踏切で待たされる羽目になる。

夏の陽射しの下、汗をかきながら、ようやく大極殿の前庭へ。
ここもだだっぴろい。
たくさん歩かされてへばる人が多いせいか、熱中症予防のため、大極殿入口近くでは、無料で飲料水が提供されていた。
大極殿内から、前庭を、そしてはるか向こうの朱雀門を望む。
今は、単なる原っぱとなっている土地。
遺構も多いが、まだまだ発掘調査できていないところが多いと言う。

途中で、急速に広がった黒い雲。
にわか雨にたたられたが、場内をよく歩いた。
この日は、おかげで、1日1万5千歩を歩き、ぐったり。

でも、これだけ歩いたのに、何か足りない。
本来の目的を達していないような…。
そうそう。まだ「せんとくん」に会っていないじゃないか!
「あおによしパレード」にもいなかったし、どこかにいるのかな?
場内のあちこちに、紙の絵のせんとくんやマネキン人形のせんとくんはいたけれど、「着ぐるみせんとくん」には会っていない。
「交流広場」のレストランで、昼食を食べて外へ出ると、いた、いた!
「まほろばステージ」にいるではないか、着ぐるみせんとくん!
急いで近寄り、カメラを向けると、たくさんの子どもが、せんとくんにさわろう、握手しようと追いかけていた。
そこはせんとくん、愛想よく子どもの相手をしながら、ステージ裏の控室へ消えていった。
ゆるキャラの割には、動きがすばやいぞ、せんとくん。
まあ、暑いから出番が少なくても許してあげよう(!?)

初期の目的を達して、ほんわかした気分であった。
奈良公園のそばを車で通ったら、なんと数頭の鹿が横断歩道を渡っていた。
人と鹿が共生する街、奈良であった。
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