2023シーズンのJ1リーグは、来週17日夜の川崎フロンターレ対横浜F・マリノスの1戦で幕を開ける。
6季ぶりにJ1の舞台で戦うアルビレックス新潟の活躍が、とても楽しみだ。
開幕1週間前となり、ネットやサッカー専門誌には、2023シーズンの順位予想が出るようになった。
さて、その専門誌Dでは、30人のサッカー専門家の皆さんによるJリーグの順位予想が並んでいた。
気になるわがアルビレックス新潟の順位予想は、というと、
9位…1名
10位…1名
12位…3名
13位…1名
14位…2名
15位…5名
16位…6名
17位…5名
18位(最下位-J2降格)…6名
という結果であった。
これをポイント数で総合順位で表すと、新潟の予想順位は「15位」になるのだそうだ。
圧倒的に下位予想が多いのは、仕方がないことだろうとは思う。
まあねえ、J2で優勝してJ1に昇格したといっても、J1のレベルは高いからそう簡単に上位に行けるとは思っておりやせぬ。
今季の順位予想の理由や見どころをわずか100字弱で述べる欄があるのだけれど、少ない字数の中に、わざわざ新潟のことを書いてくれた方もいた。
「新潟は楽しみ」(予想12位)
「新潟は非常に高い完成度で昨季のJ2を席巻したチームなだけに、J1での躍進も期待できる」(予想14位)
「注目は新潟。松橋監督の手腕は確かなもので現状は16位と予想したが伸びしろはある。鍵はJ2を席巻したポゼッションスタイルに自信を持てるかどうか。戦い方を貫けば…。」(予想16位)
これらは、久しぶりのJ1だからとか、点取り屋がいないからとか、先入観からではなく、ちゃんと去年の新潟の戦いぶりから考えてくれている。
だから、うれしく感じた。
ところで、18位で降格と予想した方々の意見は、
「上位陣ほど回収力のあるDFがいない」
「ネスカウ、ゴメスの新外国人が序盤からフィットするかどうかが残留の鍵」
「新潟は6シーズンぶりのため、経験値の面で不安」
「補強の少なさが気になる」
…などなど、いかにももっともな意見が並ぶ。
これらに対して、応援する側としては、
なんだ、これ!?去年の戦いぶりもチーム力も、全然分かってないじゃないか!!?
と言いたくなる。
外国人頼みのチームにしたり、外部から新戦力が加わった数が少ないからを理由にしたりしている。
アルビレックス新潟は、そんなチームではない。
去年の選手の契約更新こそ最大の補強、と、監督や強化部長が言っているのだ。
あげくの果ては、
「新潟はこのオフの補強が消極的でメンバーがほぼ変わらないため、特にCBの千葉やジェームズらがJ1のスピードにどこまで対応できるかが不安要素だ。チーム全員で守り、グスタボ頼りの攻撃になると厳しい。」
…なんじゃあ、こりゃあ!?
「グスタボ」?
確かに新外国人は「グスタボ・ネスカウ」だけど、チームでは「ネスカウ」が一般的だ。
それはまだ新入団選手だから仕方がないとは思う。
けれども、「ジェームズ」だってさ!?
「舞行龍ジェームズ」を「マイケル」とは呼んでも、「ジェームズ」と呼ぶ人はいない。
「舞行龍」で10年以上も選手生活をやっているというのに、知らないのだろうか。
おまけに、CBにスピードがないようなことを書いてあるが、昨季にトーマス・デンというオーストラリア代表にもなって活躍したDF選手がいることが分かっていないじゃないか。
まあ、専門家の順位予想なんて、しょせんこんなものなのだろうなあ。
こちら新潟を応援する側からすると、どうしてもひいき目に見てしまうから、とりあえずこんなところがいわゆる世間の見立てなのだろう。
思い出せば、J2の去年も、戦前の専門家たちによる予想順位は低かった。
新潟のJ2優勝を予想した専門家は、はっきり言っていなかった。
今年も、アルビレックス新潟には、この低い予想をくつがえすような大活躍を期待しよう。
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