ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

今年も秋が進んで、オオニガナの花見RUN

2024-10-25 19:00:08 | 草木花

10月下旬。

この時期になると、今年も咲いているかな?と気になる野草がある。

 

近ごろは朝夕の冷え込みがあって、一日の寒暖差が大きくなるこの時期は、野草でも咲いているものは少ない。

よく見かけるものは、イヌタデやミゾソバくらいになっている。

特に水のあるところでは、ミゾソバがいっぱい咲いていて、結構きれいだ。

そういう湿地に、気になる野草は生えている。

そして、花が少なくなるこの時期に花を咲かせるのだ。

その野草の名前は、「オオニガナ」。

名前のとおり、普通のニガナを大きくしたような花が咲く。

さあ、咲いているかな。

そう思いながら、昨日「オオニガナ花探し&あったら花見RUN」に出た。

 

湿地帯にさしかかると、ありました、ありました、咲いていました。

 

写真は少し遠くてボケてしまったけれど、背丈の高い黄色い花が何本か咲いているのを見つけた。

でも、その場所は、少し下で距離があって近寄れないから、走って通り過ぎた。

別な場所で、もっと近寄って見られるところに咲いているはずだから。

 

あった、確かにあった、オオニガナの花。

奇しくもミゾソバの花がたくさん咲いていてきれいな場所に、数本のオオニガナが花を咲かせていた。

走っていた足を止めて、ミゾソバを少しかき分けて入り、オオニガナの花をスマホ撮影しようとした。

ちょうどそのとき、散歩しながらおしゃべりしていた3人の年配の女性たちが、そばを通りかかった。

「このコンペイトウみたいな花、きれいだね~。」

「何て名前の花なんだろうねえ?」

などという声が聞こえた。

思わず、それに応えてしまった。

「ミゾソバと言うんですよ。溝のようなミスの多いところに生える、ソバに似た花だから、ミゾソバ。」

などと言って、教えた。すると、

「その、おっきい黄色い花は、なんて言うんだね?」

と聞かれた。

「これは、『オオニガナ』と言って、普通その辺に咲いているニガナの花より大きいものなのです。昔はもっといっぱいあったらしいけど、今は、結構珍しくなっているのだそうです。」

なんて話をした。

「へえ~、オオニガナ、ね…。」

そう言いながら、3人の妙齢の女性たちは過ぎていった。

 

普通のニガナは、春も秋も花を咲かせる茎の細い花だ。

だが、このオオニガナは秋も深まって来てから、しっかり茎を立たせてたくさんの花を付かせて咲く。

寒くなってくるせいか、そんなに長い期間花を咲かせるわけではない。

よかった。

目的達成!

この日走った距離は10kmだったが、走った目的は、オオニガナの花見だったのだ。

今年も、オオニガナの花を見ることができたから、いい気分で走って帰ることができた。

 

 

オオニガナ花見RUN、今年も楽しく終了!

 

 

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