頂点に来たから、あとは下るだけ。
一気に走るほどの元気もない。
下り坂なのに苦しさを味わっていた。
下る途中で、先日埼玉まで来てくれた、いとこの息子クンが一人で応援してくれていた。
市役所勤めだから、ひょっとするとこれもボランティアの仕事かな?
ようやく平地に降りたが、おかしい。
まったく体が動かない。
去年は、ここらへんからキロ5分30秒前後で走れていたはずだ。
なのに、今年は6分中盤で走ることしかできない。
平地になって元気を取り戻したSIさんが、再び私を抜いて行った。
13km辺りからのその平地を16km地点で折り返す。
道は並行して走っている。
SNさんやSIさんたちとすれ違うが、励ましを受ける側になってしまっている私。
折り返すと、脚の力はさらになくなった。
3kmほどの間に、後ろから1400番台のランナーが私を抜いて行く。
1400番台は、私と同じ60歳以上のランナーなのだ。
そんな人たちに抜かれるのは、悔しいが、私には今この走りしかできない。
それよりも、まだゴールは先なので、なんとしてでもそこにたどり着きたい。
その一心だった。
苦しさの中で、先日亡くなった義兄のことを思った。
心の中で、対話しようとしていた。
健康のために、よく歩いたりマウンテンバイクに乗ったりしていたのですよね。
私も今、走っていますが、今日は苦しんでいます。
こうしてつらい思いをしながら走るなんて、健康に悪いでしょうか。
こんなふうに苦しみながら走ることを、私もいつまでできるのでしょうか。
まずは、今日は、なんとしてもゴールを目指して進みます。
残り2kmを切ったところで、上の橋まで上っていく道がある。
最後まで歩かずに走る、という決意をしていたはずだったが、ついにここが限界だった。
腕を大きく振って歩きながら上った。
上って再び走り出したが橋からすぐに上り坂になると、とても走る脚がなく、また歩くことを選んだ。
残りは1kmしかないのだが、上り坂が終わるまではほぼ歩くしかなかった。
残り500mになって、下り坂。
やった、うれしい。
と思ったのも束の間、太ももからふくらはぎから、両脚ともつってしまいそうになる。
スピードはやはり上げられず、歩くようなスピードになったが、ゴールゲートを、両手を上げてゴールした。
やっとのことでのゴール。
参加賞のタオルと記録証を受け取った。
その近くで、知り合いの新教育長さんが、「お疲れさまでした。」と声をかけてくれた。
いい方だ。
【記念にツーショットの写真】
記録証を見ると、2時間14分台だった。
去年より17分も遅くなっていた。
見事に撃沈した感があった。
当たり前だ、あんなに歩きもしたのだから。
情けないような思いもあったが、今年は、これはこれで自分なりにベストを尽くした結果。
そう納得することにした。
教訓を生かし、体調を整え、ひと月後の新潟シティマラソンでフル完走を目指そう。
仮に、今日のように途中で走る力がなくなったとしても、ゴールにはたどり着こう…。
一気に走るほどの元気もない。
下り坂なのに苦しさを味わっていた。
下る途中で、先日埼玉まで来てくれた、いとこの息子クンが一人で応援してくれていた。
市役所勤めだから、ひょっとするとこれもボランティアの仕事かな?
ようやく平地に降りたが、おかしい。
まったく体が動かない。
去年は、ここらへんからキロ5分30秒前後で走れていたはずだ。
なのに、今年は6分中盤で走ることしかできない。
平地になって元気を取り戻したSIさんが、再び私を抜いて行った。
13km辺りからのその平地を16km地点で折り返す。
道は並行して走っている。
SNさんやSIさんたちとすれ違うが、励ましを受ける側になってしまっている私。
折り返すと、脚の力はさらになくなった。
3kmほどの間に、後ろから1400番台のランナーが私を抜いて行く。
1400番台は、私と同じ60歳以上のランナーなのだ。
そんな人たちに抜かれるのは、悔しいが、私には今この走りしかできない。
それよりも、まだゴールは先なので、なんとしてでもそこにたどり着きたい。
その一心だった。
苦しさの中で、先日亡くなった義兄のことを思った。
心の中で、対話しようとしていた。
健康のために、よく歩いたりマウンテンバイクに乗ったりしていたのですよね。
私も今、走っていますが、今日は苦しんでいます。
こうしてつらい思いをしながら走るなんて、健康に悪いでしょうか。
こんなふうに苦しみながら走ることを、私もいつまでできるのでしょうか。
まずは、今日は、なんとしてもゴールを目指して進みます。
残り2kmを切ったところで、上の橋まで上っていく道がある。
最後まで歩かずに走る、という決意をしていたはずだったが、ついにここが限界だった。
腕を大きく振って歩きながら上った。
上って再び走り出したが橋からすぐに上り坂になると、とても走る脚がなく、また歩くことを選んだ。
残りは1kmしかないのだが、上り坂が終わるまではほぼ歩くしかなかった。
残り500mになって、下り坂。
やった、うれしい。
と思ったのも束の間、太ももからふくらはぎから、両脚ともつってしまいそうになる。
スピードはやはり上げられず、歩くようなスピードになったが、ゴールゲートを、両手を上げてゴールした。
やっとのことでのゴール。
参加賞のタオルと記録証を受け取った。
その近くで、知り合いの新教育長さんが、「お疲れさまでした。」と声をかけてくれた。
いい方だ。
【記念にツーショットの写真】
記録証を見ると、2時間14分台だった。
去年より17分も遅くなっていた。
見事に撃沈した感があった。
当たり前だ、あんなに歩きもしたのだから。
情けないような思いもあったが、今年は、これはこれで自分なりにベストを尽くした結果。
そう納得することにした。
教訓を生かし、体調を整え、ひと月後の新潟シティマラソンでフル完走を目指そう。
仮に、今日のように途中で走る力がなくなったとしても、ゴールにはたどり着こう…。