ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「サヨナライツカ」(辻仁成著;幻冬舎文庫)

2022-05-11 21:01:00 | 読む


こうして人生を65年もやっているが、過去を懐かしく振り返ることは、まあある。
それでも、人生が二度あればとまでは思わないけどね。
だが、若い頃の岐路で違う決断をしていたなら、今の自分はどんな人生を送っていたのだろうと思う人は多いに違いない。
小説の世界は、そんなことを描いてくれる。
それが、男女のことでの岐路であったなら、悲恋になったり喜恋になったりして、物語が展開される。
だから、心情が左右され面白く感じる。

本書は、若い頃に出会った男女が、短い期間に燃え上がるような恋をしたが、やむを得ず別れを選択する。そして、25年後に再会したが…という展開になる。

舞台は、1975年のタイ・バンコク。
「好青年」と周囲から呼ばれ、婚約者がいて結婚式の日取りも決まっている主人公。
そこに突然現れた美女に、心も体もひかれていく。
2人は激しい逢瀬を重ねながらも、主人公の婚約者が結婚するためにタイに来る日に別れる。
主人公は、堅実な女性と人生を選び、25年が経過し順調に出世していた。
常務としてタイへの出張があり、そこで女性と再会したが、その後は…。

話全体として、確かに主人公は悩み苦しむことも多いとはいえ、全体にこの男性に甘い話が展開するよなあ、と思いながら読んだ。

謎の美女が突然訪ねてくるとか、
2度とない恋仲に陥るとか、
その美女との別れを選択して出世するとか、
婚約者(その後妻)に、女性の存在を知られずに生活していくとか、…。

女性の人生に比べたら、男性に都合がいいよなあ、ということを思ってしまった。

それでも、男性の葛藤部分などでは気持ちが分かるところも随所にあった。
私自身が甘ちゃんの男のせいかもしれないけどね。

まあ、そのことをさておいても、人生で何を大切にして生きるか、どんな人生を送りたいかが重要だと思う。
ただ、人生でどちらをどう選択するか、という岐路に立った経験のある人たちにとっては、自分の人生と重ね合わせてみてしまう作品かもしれない。

私は、社会人となって働きはしたが、こんな会社勤めはしたことがない。
タイに行ったこともない。
歴史あるホテルのスイートルームに入ったこともない。
私は、この話のような経験をしていない。

だけれど、人生の中でときめきをもって過ごしていた時期はあった。
それから25年はおろか、それ以上の多くの時間が過ぎて今に至っている。
若い頃のときめき、輝きは、今の自分につながっているのである。

さて、「サヨナライツカ」は、作品の中で詩として出てきている。

サヨナライツカ

永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す


主人公の婚約者が作ったこの詩が、物語に深みを与えている。

なお、この話は、中山美穂、西島秀俊が出演して映画化されたのだとか。

映画では、女性と婚約者とで女性同士で激しいやりとりする場面があるなど、小説と話が少し違うところがあるらしい。
私は、原作の小説のままがいいな。

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連休の合間、たきがしら湿原で、各種野草の花見を楽しんできた

2022-05-10 20:40:40 | お出かけ
連休中は、3年ぶりにあちこち混んでいた。
だが、まだCOVID-19感染症禍から解放されてはいない私たち。
だから、その期間は、アルビレックス新潟の試合観戦以外には、人の集まる所には行かなかった。
でも、どこかに行きたいな、自然の花の咲いているところへ。
そんな願いがあった。

この時期、いつもその思いを満たしてくれるのは、阿賀町の奥にあるたきがしら湿原。
人工の湿原ではあるが、春の自然界の花見が楽しめる。
連休中ではあるが、平日なら訪れる人の数も多くはないだろう。

6日金曜日、好天に誘われて出かけてきた。

道中の日陰には残雪がまだ残っていて、目的地の辺りには春が来て間もないことを示していた。

着いてみると、駐車場近くのミズバショウは、すでに花の季節を終えていた。



だが、水場では、リュウキンカがあちらこちらに咲いていた。


ミツガシワは、やっと葉を出し始めたくらいのものが多かったが、場所によっては花が開き始めたものを見つけることができた。


日陰になることが多い場所では、まだキクザキイチゲが美しかった。


ここのエンゴサクは、花が少し大きめ。


近くには、エンレイソウがぽつぽつと。


期待していたザゼンソウは、残念ながらあまりよいものがなかった。
それでも、さらに奥に足を進めると、日当たりが限られた場所にはミヤマカタバミが花を開かせていた。


ミヤマカタバミを撮っていたら、少し離れた日当たりのよいところに、なにやら白い花が目に入った。
近づいてみると、それは、サンカヨウの花だった。



水場の近くの道を歩いて戻ってくると、山の斜面の方に、紫色の花。

おお、シラネアオイではないか。


色の濃いもの、少し薄いもの、どちらも高貴な美しさを感じる。



そして、湿原を囲む周辺の新緑もまた美しかった。


こんなふうに春の山野草の花々にたくさん会うことができた。
満足、満足。

満足して帰路についてまもなく、道路わきにカタクリがまだ咲いていた。


うーん。
自然の中で、たくさんの花見を満喫したぞ。
この時期の野草の花見、いいねえ。
たきがしら湿原、ありがとう!



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「ちばてつやとジョーの闘いと青春の1954日」(ちばてつや・豊福きこう著;講談社)

2022-05-09 20:55:43 | 読む
2月にNHK「アナザーストーリー」で「あしたのジョー」に関する番組を見てから、漫画家ちばてつや氏やその作品「ジョー」に対しての関心が高まった。
その後、再放送のNHKのインタビュー番組でも、氏の人生に触れることができた。
そこでは、子どものころの満州での生活や日本に帰り着くまでの大変さについて知ることができ、「ひねもすのたり日記」という自伝マンガを描くに至った契機なども知ることができた。
時代を知る一人として、戦争について描いておく必要があると考えて、その連載を始めたのだと言っていた。

ちばてつや氏が書いた本を探していると、図書館に「ちばてつやとジョーの闘いと青春の1954日」(ちばてつや・豊福きこう著;講談社)というのがあると分かり、さっそく借りて読んだ。



豊福きこう氏が、週刊少年マガジン誌で「あしたのジョー」についての資料を、その連載開始から終了までを追ってまとおめていったのが本書である。
内容としては、「あしたのジョー」の連載第1回の少年マガジン発売日(昭和42年12月15日)から最終回掲載号の発売日の昭和48年4月20日までの、1954日を連載実日数の公式記録として、本書のタイトルが出来上がっている。
その期間の少年マガジン誌の各号に、「あしたのジョー」がどのように載っていたか、何ページあったかなどを6年分載せている。
そこに、連載当時から本書出版までの間に発表されたちばてつや氏自身の言葉や文章が散りばめられ、日記を読むような感じで、時間を追って披露されるストーリーや当時のエピソードに触れることができる。

「あしたのジョー」は、梶原一騎氏の別名、高森朝雄原作となっている。
ちば氏は、ただ単純に原作者の意向に添おうとするばかりでなく、梶原氏に対して自分の考えも反映させながら、このマンガを描き進めていたということがよく分かった。
だから、連載開始当初は、原作とは違う内容のものを何回か描いていたり、原作には出てこない「紀子」という女性を登場させたりして、物語にふくらみを持たせていたのだ。
紀子との会話に出た言葉が、最後の「真っ白に燃え尽きた」という名言につながるシーンを生んでいたのだった。
ただ、そこに至るまで、どのようにラストシーンを描くか、迷いに迷っていたことも知った。
でも、マンガ史に残る名作となったのは、ジョーが真っ白に燃え尽きたからこそだった。



描く人としてのちば氏が、原作者も考えなかったその言葉、そのシーンによくぞ思い至ったものだと、深い感動を覚えた。

日記のように少年マガジン誌各号が載るものだから、連載中ちば氏が非常に頻繁に体調を崩し、休載を余儀なくされたことがあった。
ひどい場合には、十二指腸潰瘍で3か月近くも連載を休止したことがあったのだった。
ストーリーが進むにつれて、ちば氏本来の絵のタッチから、よりリアルさを求めていくにつれ、劇画調の表現が増えていきもした。
当時まだ30代だったはずのちば氏、まさにタイトル通り「闘いと青春」の日々だったのだと言えた。

本書には、当然ながら、「あしたのジョー」のマンガのシーンが作品そのままに登場する。そのシーンの1つ1つが、少年時代に、ジョーのすべてを書店や床屋や友人宅等で立ち読み、借り読みして読んだ私には懐かしい。
「巨人の星」は全巻単行本を買ったが、「あしたのジョー」は何度か全巻立ち読みで済ませていた私であったとしても。

この本、いいなあ、と思った。
だが、2010年発行の本書は、すでに絶版のようだ。
古本なら、と思ってネットで調べて見たら、1300円だった本が、今は古本なのに3200円で売られていた。
いやあ、本書を欲しがる人は同様にいるということですね。

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天国から地獄、地獄から天国 の一戦を制し、今季初の首位 ~2022ホーム東京ヴェルディ戦~

2022-05-08 22:33:14 | アルビレックス新潟
まったく、なんという試合だろう。
天国から地獄。
そして、地獄から天国。
そんな試合だった。

なにしろ、前半の8分間に3点を奪ってリードした新潟。
なのに、後半の15分間に3点を取り返して追いついた東京ヴ。
最後の最後に、決勝の1点をもぎ取ったのは新潟だった。


サッカーJ2リーグ第15節、ホーム・アルビレックス新潟対東京ヴェルディ。

2位対6位の上位対決。
前節2位仙台を3-1で打ち破った東京ヴェルディは、攻撃力のある侮れない相手。

同じようにボールを保持して、パス回しで相手を崩して攻めるサッカーを志向する両チームだったが、次第に新潟が東京ヴを凌駕するようになった。
チャンスが多く続いたが、ようやく26分過ぎ、ゴール前でパスを受けた高木があざやかなターンから得点して、新潟先制。


興奮冷めやらぬ3分後、今度は松田詠太郎が左足で決め、追加点。


さらに、コーナーキックからのパス回しから、最後はDF舞行龍が頭で今季初ゴール。


これで、前半あっという間に3-0。
「蹴散らせ」を歌いたいくらい、今日はもらったと新潟サポーターは、皆確信したことだろう。


だが、後半は、意外な展開となった。
東京ヴが、後半の頭から一挙に4人の選手交代を行った。
おまけに、東京ヴの一人の選手が脚を痛めて倒れ、少し変な間があいた。
再開後、新潟のリズムが狂ったのか、50分、攻勢に出た相手の思い切ったシュートが、アンラッキーにも新潟の選手の足に当たり、軌道が変わったボールはGKの頭上を越え、最初の失点を喫してしまった。
これで、ヴェルディは勢いづいた。
ゴール前に素早いラストパスを通すという戦術が見事に決まって、2点目。
雲行きが怪しくなってきた。
新潟は、秋山に代えて高を起用した。

が、65分に2失点目と同様な形で失点。
なんと、3-3の同点に追いつかれてしまった。
アンビリーバブル!!

まさか、3点リードをひっくり返されてシーズン全体に響くような負け試合になるのではないかと、ハラハラした。


86分、選手交代の最後に入ったのは、FW矢村だった。


その矢村が、88分、パスを受けてペナルティエリア外から思い切ったミドルシュートを放つと、ボールはポストの内側に当たって、勢いよくゴールに吸い込まれていった。
これが、ヤムケン、涙の決勝ゴール!


3-0から3-3なんて、普通は負け試合の流れ。
なのに、最後には勝利を引き戻した。
何があっても、とにかく勝つ。
こういう勝ち方ができるのは、強いチームならではだろう。

苦戦しても、負けない。
毎試合、いろいろな選手が得点している。
そして今日決勝点を決めた矢村は、控えに甘んじていた選手。
なんともいい勝ち方だ。

今節、ずっとトップを走っていた横浜FCが、秋田に敗れたため、新潟は今季初めて首位に立った。
勝ち点は、29で、新潟、仙台、横浜が並んでいるが、得失点差でまさっているのが新潟。

これからは、J1昇格候補と言われたチームとの対戦が続く。
しかし、まだ、修正できるところ、向上できるところ、成長できるところがある、アルビレックス新潟。
ますます、面白くなってきたぞ!!!…っと。

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ストレス発散、3週間ぶりのRUN

2022-05-07 21:27:55 | RUN
こんなに走らなかったのは、なかなかない。
先月16日に燕さくらマラソンで21kmを走ってから、実は丸々3週間、走っていなかった。
あの大会後、2,3日間はくらくらする感覚があった。
なので、翌週埼玉に行っていた期間も走らなかった。
その後も、あっちにこっちにと身体に不調が生じて、疲れやすくて走る気にならなかった。

ただ、今日は走る気になったのである。
なぜか。
それは、様々なストレスを払拭したくなったからであった。
体調不良で走れていないというストレス。
阪神タイガースのここ数試合の打てない、勝てないというふがいない連続。
数日前から右手首周辺に痛みが走ることが多く、腱鞘炎かもしれないと思いつつ、午前に片付け物をした時に生じて消えないさらなる痛み。
なんだか、もう、「やんなっちゃった」よ。

ストレス解消には、体を使って汗を流すしかない。
右手首など前腕部が痛くても、走っていれば腕をひねるわけではないから急に痛みが襲ってくることはなかろう。
7kmくらいをジョギングで走って、ストレスを発散しよう。

やっぱ、走るのは、いいわ!
初めは久々なので、足取りが重かったけれど、気にせずジョグしていたら、気分が晴れてきた。

よく走って行く周辺の湿地の奥には、サワオグルマがたくさん咲いて風景を黄色く染めているのが見えた。


ガマズミの花が咲いていた。


斜面には、オオイワカガミの花も見ることができた。


日当たりがよい広い斜面には、色とりどりのツツジの花が満開だった。


こちらでは、見事のフジが。


連休中に田植えを終えた田んぼは、木々や建物を水面に映し、逆さの風景を作っていた。


野の花や見かける風景に、心躍らせながら、走ることができた。
これこれ、やっぱりこれだよな。
走って、風景や花たちに出合う。
これが、私の生活の楽しみの一つなのだ。
今日は、7km走って、それを改めて実感した。

体調不良がなんだ。
阪神のふがいなさがなんだ。
手首や腕の痛みがなんだ。
走った後は、とてもささいなことに思えた。

レース出場だけではない、RUNの楽しみ。
心身の健康に大きな役割を果たしてくれる。

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中日・大野、阪神・青柳 両投手の意地がぶつかり合った投手戦

2022-05-06 22:27:04 | スポーツ
息詰まる投手戦とは、こういう試合を言うのだ。
なにしろ、9回を終えて、両軍の先発投手が2人ともに失点を0に抑えていたのだから。
日頃、阪神を応援する私としては、青柳が9回まで中日を2安打0点に抑えているのだから、ずっと勝利を願っていた。
ところが、今日の中日の先発投手は、エースの大野。
今日の大野は青柳以上に素晴らしかった。
9回を終えて、阪神に1人の走者も許さなかった。
0安打、0四死球、エラーのランナーもなし。
つまり27人をパーフェクトに抑え込んだのだ。
先月の、ロッテ佐々木朗希投手に次ぐ、完全試合達成かと、ドキドキした。

だが、阪神の青柳投手も負けてはいない。
8回裏2死1,3塁のピンチでは、打席に立った大野選手をセンターフライに打ち取った。
その直後の9回の阪神の攻撃では、2死走者なしで、バッターボックスに立った。
代打を送ってもらう手もあった。
その代打に、完全試合阻止の期待を込めることもできたはずだった。
しかし、それをせず、自ら打席に入って、大野投手に完全試合を達成させないないようにヒットをねらったのだった。
残念ながら、セカンドゴロに打ち取られてしまったが、青柳投手は9回裏もマウンドに立った。
大野投手が9回を投げるなら、自分も9回裏を投げて抑え、大野投手の完全試合の偉業を阻止しようというのである。
このプライドをかけた戦いがすばらしいと思った。
青柳投手は、中日打線を3人で片付けて延長戦に持ち込み、9回終了での完全試合達成を阻止した。
こうなると、10回に大野投手が続投するかと思われたが、大記録がかかっているので、引き続きマウンドに上がった。
簡単に2死を奪い、パーフェクトを続行した。
ところが、阪神の3番佐藤輝明選手が2塁打を放ち、ついに大野投手の完全試合の夢は断たれてしまった。
こうなったら阪神に勝ってほしいところだったが、続く大山は打ち取られてしまった。

阪神の青柳は、大野に対抗するように10回の裏もマウンドに上がって奮闘した。
だが、安打を3本打たれ、ついにサヨナラ負けしてしまった。

いい試合だった。
投手の分業制が進んだ今の時代は、先発投手が完投することは少ない。
ところが、両軍の投手が延長戦まで投げ合ったのである。
互いに打席に立って、行けるところまで行く。
すばらしい意地と意地のぶつかり合いを見せてもらった。

その2人の出来がいくらよかったからといって、両軍打線がふがいない。
中日打撃陣よ、大野が9回まで安全試合をしていたのだから、1点先に取ってやれよ。
阪神打線よ、前のヤクルト戦で2試合連続完封負けで、今日また完封負け。
打撃をもっと工夫し、鍛えてよ。ピッチャー見殺しの試合ばかりじゃないか。


それにしても、いい試合だった。
阪神が勝てれば最高だったが、仕方がない。
大野の快投と青柳の粘投に拍手を送ろう。
さすが、プロの投球であり、意地の投げ合いであった。
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「ルビー婚」

2022-05-05 19:38:38 | 生き方
結婚記念日の呼び名一覧を調べてみた。

・1周年  紙婚式
・2周年  綿婚式・藁婚式
・3周年  革(皮)婚式
・4周年  花婚式・書籍婚式
・5周年  木婚式
・6周年  鉄婚式
・7周年  銅婚式
・8周年  ゴム婚式・青銅婚式
・9周年  陶器婚式
・10周年 錫婚式・アルミ婚式
・11周年 鋼鉄婚式
・12周年 絹婚式
・13周年 レース婚式
・14周年 象牙婚式
・15周年 水晶婚式
・20周年 磁器婚式
・25周年 銀婚式
・30周年 真珠婚式
・35周年 珊瑚婚式
・40周年 ルビー婚式
・45周年 サファイア婚式
・50周年 金婚式
・55周年 エメラルド婚式
・60周年 ダイヤモンド婚式
・65周年 碧玉婚式・ブルースターサファイア婚式
・70周年 プラチナ婚式
・75周年 ダイヤモンド金婚式
・80周年 樫婚式・オーク婚式

ネットで調べてみると、諸説ある。
でもまあ、こんなもんだろう。
…それにしても、いろいろなものがあるのだな。


なぜ、こんなものを今日載せるのか?
今日が、この件の当事者だからである。
どこに当たるかといえば、「ルビー婚式」である。

長い年月だなあ。

互いの父も母も、私たちほど長い結婚生活ではなかった。
片方がそれより早く旅立ってしまったからね。
すでに両親を越えてしまった。

ここまで続くとは思わなかったな。
40年前のこの日、私たちが式を挙げた思い出の会場は、数年前に取り壊され、新たにセレモニーホールが建てられてしまった。
なんてこった。
結婚式場から180度の転換じゃないか。
(イクラ、ケッコンハ、「ジンセイノハカバ」トイウニシテモ…)

「ルビー婚」を迎えた日。
特に何をするわけでもなく、どこかへ行くわけでもなく、淡々と過ぎた一日であった。
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しぶとく勝ち切り、前半戦を2位で終える ~2022ホーム金沢戦~

2022-05-04 22:03:03 | アルビレックス新潟
そんなによい出来だというわけでもなかったが、確実に勝利し、勝ち点3を得たというのはそれなりに強いということだろう。
1-0でしぶとく勝利した、ということが何よりよかった。



サッカーJ2リーグ第14節、ホーム・アルビレックス新潟対ツエーゲン金沢の一戦。
金沢の怖いFWの2名…大けがでシーズン前に手術した丹羽詩温と、元日本代表の豊田陽平がけがだろうか…が、ベンチ入りもなしというのは、新潟にとってくみしやすさにつながる。

とはいうものの、新潟も、全試合出場してきたボランチの高宇洋と、攻撃の切り札であるMF本間至恩が、ベンチ入りなしの完全休養。
動きが鋭く、チームの攻守に欠かせない存在の2人を欠いて大丈夫かと心配した。
さらに、スターティングメンバーに高木の名前もなかったし。


だが、試合が始まると、今までの他の試合同様に心配は少なくなった。
新潟がボールを支配し、チャンスを多く作っていた。
高の代わりの秋山は、前節の琉球戦ではハーフタイムで交代していたが、この日は交代することなく、攻守にわたって光るプレーを見せていた。


特に、高木の代わりに起用された伊藤涼太郎、右の三戸舜介の2人の動きのよさが光った。
三戸は、試合を通じて、新潟のシュート16本のうち8本と半分を記録していた。(DAZN調べ)
もし、1本でもシュートが決まっていたら、試合のMOMは三戸になっていたかもしれない。

1対0で新潟の勝利となったが、貴重な得点を挙げたのは伊藤だった。
前半29分過ぎ、三戸が自陣からドリブルで右を駆け上がった。
相手に倒されてうずくまったが、ファウルの判定はなく、新潟ボールでプレーは続いた。
中央で、イッペイシノヅカ→伊藤→谷口→伊藤と細かくボールがつながり、伊藤のシュートがゴールネットを揺らした。

待望の先制ゴール!
…ではあったが、右のサイドでは、三戸がうずくまったままだった。
得点が生まれて選手たちは皆喜んでいた。

だが、かわいそうに、三戸は倒れたままだったぞ。
ひょっとすると、相手選手たちは、プレーが止まると思っていたか…??
痛い目にあって転がっていた三戸が、隠れた勝利の立役者か?

後半は、金沢監督ヤンツーさんが気合を入れたのか、選手交代などもあって金沢に押される場面も多くなった。
ただ、両チームとも、連戦なので動きがだんだん大雑把になってきた。
後半の終盤は、負けるわけにいかないと、金沢の方がボールを握る回数が多くなった。
新潟の選手たちは、リードしているので、得点することよりも失点をしないことを選択したようだった。
明らかに疲れが見えた。

それでも、逃げ切って、勝利!



これで、今季ホームは負けなし。
ホーム初戦の山口戦のみ引き分けだったが、その後はホーム戦6連勝。
勝ち点3を積み上げて、他チームの試合を見ると、首位だった横浜FCは熊本に敗れ、2位だった仙台は東京ヴェルディに敗れた。
その結果、新潟は勝ち点で仙台に並んだが、得失点差で上回り、2位に浮上した。
2位は自動昇格圏だ。
そして、首位横浜FCとの勝ち点差は3。
次節新潟が勝ち、横浜が負けると、新潟がトップに躍り出る。
いいねえ。

第14節が終わった。
ちょうどシーズンの3分の1が終わり、新潟は、勝ち点26の2位。
まあ、いいのではないか?
去年の14節終了時勝ち点33に比べたら少ないかもしれないが、今季首位の横浜は29だ。
今季のJ2リーグは、勝ち点の差があまりつかずに大混戦になっている。
前半戦が終わり、これからの中盤戦以降がますます楽しみだ。

可笑しかったのは、本日のMOMの伊藤の場内でのコメントだ。

「いつも笑っていないから、もっと笑ってほしいと言われるので、少し笑ってみた」というようなことを言っていた。
いつも笑わないのは、自身が求めるレベルが高いから。
「まだ何も得ていない」とも言っていた。
向上心がすばらしい。


スタジアム内に掲示される横断幕に、
「10・23 どこに居るかが最重要。止まらず走り抜くぞ。」
というのがあるが、そのとおり。

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「御衣黄」を見て来たよ

2022-05-03 20:11:20 | 草木花
「御衣黄」
① この漢字3文字を、正しく読めるかな?


② また、読めたとしても、何のことか分かるかな?

③ そして、その意味・由来は分かるかな?


まあ、そんなことを偉そうに言っていても、実は、近年まで私もよく知らなかったのだ…(^^;)ゞ



【解答】
① これは、「ぎょいこう」と読む。

② 何のことかというと、桜の種類の一つである。
オオシマザクラをもとにして生まれた日本原産の栽培品種のサクラなのだ。
この名前は、江戸時代の中期から見られるとのこと。

③ 「御衣黄」の言葉の由来は、その花の色が貴族の衣服の萌黄色に近いためだとか。


この御衣黄の花を見てきた。
場所は、1年に1,2回行く、新発田市の桜公園。

今は、桜のシーズンも終わりに近いが、八重桜はまだ咲いていた。
それもまもなく終わろうとしている時期ではあったが、十分に見るにたえるものではあった。

御衣黄のサクラは、平らな場所ではなく、多少斜面になる隅っこにあった。



この花がそこに咲いているのを教えてくれたのは、公園で何らかの作業を行うために来ていた方だった。

ちょうど満開だった。


緑色がかった花びらに、赤い筋が入っていて、花だけ見ていると本当にサクラなのかな?と思ってしまうが、葉は確かにサクラだ。


不思議な花だ。



鬱金(ウコン)や松月(しょうげつ)、梅護寺数珠掛桜(ばいごじじゅずかけざくら)ほか数種類のサクラの花が咲いていたが、インパクトの強さは御衣黄が一番だった。
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繁殖力抜群のあの草花の名前が分かったぞ!「ヒメイワダレソウ」というのか!!

2022-05-02 21:31:52 | 草木花
今日、一つの花の名前が分かってうれしかった。
その花は、3年前には埼玉の家の庭で大繁殖していたものだったのである。
少し刈って新潟に帰って来ても、夏や秋には短い間に爆発的に増えて困ったものである。
なにしろ庭一面にはうようにして増えていく。

庭いっぱいに咲いていたときの風景は、結構すごかった。

その草の花は、こうして一年中のように咲いていてきれいなことはきれいだ。


だが、他の植物が育たないし、庭が狭くなってしまう。


車だって入れられなくなってしまう。
それで、3年前に、一度半分くらい除去した。
そのことは、このブログで書いていた。


根を切りながら草をめくると、まるで毛布をめくるような感覚。


めくってから、刈り取る(切り取る)のも、運ぶのも大変であった。


そんなに大変だったのに、数か月で元に戻るほど再繁殖した。


管理に手がかかるものだから、生前の義兄が植えたものとはいえ、翌年は庭の一角を残してさらにかなりの部分、この草をほとんど刈ってしまったのだった。
それ以来、この草のことで悩まされることはなくなった。
その代わりほかの草が毎回生えてくることは同様に悩ましいが。

ただ、その草花の名前が分からないのが気にはなっていた。

それが、今日分かった。
なんと農産物の直売場の草花売り場で苗が売られていたのだ。

名称や説明付きで。


たしかに、生育旺盛な植物であった。

名前は、「ヒメイワダレソウ」
よし、覚えたぞ。

ところで、一株120円で売られていたから、埼玉の庭いっぱいに咲いていたあの面積だと、いったい何万円分になっただろうなあ…(苦笑)…。
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