ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

「ホーム強いっすねえー!」 またまた伊藤涼太郎の活躍で勝利 ~2023ホーム川崎戦~

2023-03-11 22:09:20 | アルビレックス新潟

「ホーム、強いっすねえー。」

J2の昨季、ホーム戦10連勝したときに、毎試合入れ替わるように出現したヒーローの選手誰もが口にしたのが、この言葉だった。

この言葉の言い出しっぺは、伊藤涼太郎だった。

その伊藤涼太郎が、今日の試合でもこの言葉を叫んだ。

去年に比べて、この言葉はさらに心地よく響く。

なぜなら、この試合は、アルビレックス新潟がJ1に復帰してホームでの2試合目であり、前節のホーム初戦が引き分けだったから、ホームで初勝利だったのだ。

しかも、今日の対戦相手は、ここ数年J1優勝など上位に君臨してきたフロンターレ川崎。

 

このチームに勝てたら強さは本物だろう。

面白い試合にはなるかもしれないけれど。

でも、そう簡単に川崎には勝てないさ。

 

アルビレックス新潟をよく知らないJ1通は、戦前からそんな論調だった。

だが、伊藤涼太郎のゴールが決勝点となり、新潟が川崎を1-0で破ったのだ。

そこで、冒頭の言葉を、今年も涼太郎が叫んだというわけだ。

 

いまだ負けていないとはいえ、前節は札幌に,前々節は広島に、ボール支配率では上回られた新潟。

今日も、試合のスタッツを見ると、川崎の方が上だ。

しかし、シュートの本数が示すように、得点シーンに近づいたのは新潟の方が多かった。

太田、三戸、涼太郎、…その他、あのシュートが入っていれば…というのが数多くあった。

 

最少得点にとどまったが、それだけチャンスを多く作れたのは、チーム全体での守備もしっかりできていたからだ。

最後のところでは、GK小島がすばらしいセービングを見せてくれたし、どの選手も積極的にボールを奪いに走り、相手の好きなようにさせなかった。

その走るさまは、まさにアルビマグロサンクスデーにふさわしい姿。

よく泳ぐマグロのようによく走った選手が多かった。

そのよく走ったMOM…マン・オブ・ザ・マグロに選ばれたのは、チーム内で1・2番の走行距離を誇った伊藤涼太郎と高宇洋だった。

マン・オブ・ザ・マッチにも選ばれた涼太郎は、言った。

「2023年初の、ホーム強いっすねー。今日も最高の元気を届けていただき、ありがとうございます。」

「ここに立っているのは自分自身ですけど、今日は自分たちのディフェンスの選手たちが体を張って、無失点で抑えてくれたからです。なので、このハッピーターンとマグロは、ディフェンスの選手にもおすそ分けしようと思います。」

 

涼太郎がこんなことを言うようになったか、…ちょっと感激した。

どちらかというと、「オレがオレが」というタイプのようだった彼がこんな発言をするようになったか、という変容がうれしかった。

サッカーは、11人でプレーするが、特定の個人の力だけで勝てるわけではない。

個々の力を合わせたチーム力で勝負する競技なのだ。

去年、今年とアルビレックス新潟に所属し、そのことをよく理解した涼太郎だからこそ、今J1で誰もが驚く活躍ができているのだと思う。

 

松橋監督は、試合後、インタビュアーの質問に答えて涼太郎のプレーについてこう語っていた。

「非常に素晴らしいところもありますし、もちろん改善点もあります。そこはまた日ごろの練習の中で彼とコミュニケーションをとりながら、少しでも彼が本当に行きたいところに行けるようにしっかりとトレーニングを積んでいきたいと思っています。」

 

ん?彼が本当に行きたいところに行けるように…!?

まさかこんなに早く移籍容認発言じゃないよね?

なんて思って心配してしまった。

 

それにしても、4試合戦って、新潟のすべての得点に絡んでいる涼太郎。

きっと開幕から4週連続の週間ベスト11間違いなし、だな。

ケガだけはしないように気をつけて、ますます世間の注目を集める活躍をしてほしいなあ。

 

この勝利で、今日試合をした新潟は、J1暫定2位だ。

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久々RUN 走っていたら、雨になった

2023-03-10 20:11:49 | RUN

未明の頃から、季節にそぐわない強い雨の音で目が覚めた。

この時期ならまだ雪でもおかしくないのだが、雨とは。

地球温暖化ということだろうか。

だけど、先日埼玉に行って来たら、内陸部のそちらではまとまった雨が降らずに、土の表面はからからに乾いていた。

地元の人の話では、去年の11月から、まともな量の雨が降っていないとのこと。

そのせいで、冬を越えたばかりとはいえ雑草は少なめ。

それはよいとしても、庭にある植物たちも水不足で枯れそうになっている。

埼玉の家の庭には、みかんの木が2本あるのだが、どちらも葉が水不足でちぢれてきてしまっていた。

そんなだったから、今朝のこの雨などは乾燥しきった埼玉などにあげたいくらいであった。

 

その雨がなんとか上がった午前、久しぶりに走ることにした。

気温は13℃。暖かくなったなあ。

 

冬の間に走ることがなかった森林の公園をコースに選んだ。

雪が残っている場所も、そこここに見かけた。

すると、驚いたのは、12月の豪雪の爪痕がまだ残っていた。

潟の周囲の木々が折れていた。

そこ以外でもあちこちで松の木が倒れたり枝が折れたりしていた。

雪がなくなったので、ようやく管理者側でもその処理を始めたようだ。

処理するのも大変だ。

 

 

花は?というと、さすがにまだほとんどない。

あったのは、春一番に「まず咲く」…マンサクを唯一発見した。

ただ、細かすぎてピントが合わなかった。

 

久々の走りのせいか、ちょっぴり難儀な気分になっていたら、突然雨が降り出した。

しだいに、風と共に強くなり、公衆トイレの軒先に雨宿り。

 

5分ほど雨やみを待ったが、止まない。

少しだけ小降りになった時を見計らって、濡れながら帰ってきた。

この雨、やっぱり埼玉の方にあげたいよ。

 

冬は冬で雪で走れず、雪がなくなったら今度は雨に当たってしまった。

積雪は走れなくても、降雨なら走れる。

まあこうして、走れる季節になってきた。

体に無理のない範囲で走る、と決めているが、やはり暖かい季節の方が条件的にはよい。

 

3月には、19日の新潟ハーフマラソン大会に参加する。

今日は、大会事務局からゼッケンや参加賞のTシャツなどが届いた。

ファンランでしかないが、楽しめるといいなあ。

濡れた体で、そう思ったよ。

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ヌートバーに大谷、やっぱりメジャーリーガーはすごい! ~WBC第1戦中国戦~

2023-03-09 22:49:53 | スポーツ

今宵は、WBC日本の開幕戦。

終盤に突き放したが、中盤まで非常に重苦しい試合展開ではあった。

だが、そんな試合を引っ張っていたのは、2人のメジャーリーガーだった。

 

ヌートバー、いいねえ。

1回には、初球をセンター前ヒット。

先取点のお膳立てをした。

2回には、冷静に四球を選んだ。

3回の守りでは、誰もがポテンヒットだと思った当たりを、前進してスライディングキャッチ。

4回には、ファーストゴロだったが、相手のエラーを誘った。

この後、追加点が生まれたから、貴重な出塁だった。

まさに、ラッキーボーイ。

相手に流れを渡さないのは、さすがメジャーの強いチームのトップバッター、一流選手だ。

8回2死からも、ファーストゴロで全力疾走、エラーを読んだ。

そして、盗塁成功と、抜け目がなかった。

攻守にわたって、本当にいい選手が加わったものだ。

 

さすがといえば、大谷。

投手としての出来はそんなに調子がよくないようにも見えたが、スライダーを多用してうまく相手の打ち気をそらしていた。

4回に初安打を許したが、4回投げて5三振奪取。

そして、4回裏の一死1,3塁のチャンスでは、あんなに低い外角球を左中間フェンス上部にぶつける2点タイムリー2塁打。

得点差を1点から3点に広げ、重苦しい雰囲気を変え、日本チームにほっとできる雰囲気をもたらした。

そして、8回には先頭打者で、ライトへクリーンヒット。

大量得点の足がかりを作った。

 

やっぱ、メジャーリーガー、ヌートバーも大谷もすげえわ。

みんなそう思ったのではないかなあ。

緊張感が高いWBCの初戦、日本代表選手の動きも硬さが見られた。

だが、2人の働きと存在感が、チームに安心感とまとまりを生んでいるように見えた。

 

チャンスを多く作りながら、なかなか効果的なタイムリーが出ずに苦しんだ日本。

それでも、終わってみれば、8-1。

しっかり勝利をものにした日本代表。

次戦以降がさらに楽しみだ。

 

その明日の次戦は、ボーンヘッドもあって、なんとオーストラリアに敗れた韓国である。

韓国にしてみれば、早くも断崖絶壁、背水の陣となってしまった。

それだけに死に物狂いとなって向かってくるだろう。

だが、もともとWBCで楽な試合はないと、日本の選手たちも覚悟を決めてかかっていることだろう。

どんな相手の力もはね返し、勝利に向かって、突き進め、侍ジャパン!!!

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5年ぶりのルヴァン杯初戦、1点が取れず敗れる ~2023ルヴァン杯アウェイ福岡戦~

2023-03-08 21:51:30 | アルビレックス新潟

アルビレックス新潟にとって、5年ぶりのルヴァン杯の試合。

初戦は、アウェイでアビスパ福岡との対戦だ。

ルヴァン杯の試合は、DAZNでは放送がない。

昔のように、スカパーでないと、試合は見られない。

だけど、あえて契約してまで見ようとは思わないので、Jリーグの公式HPに出てくるテキスト速報を頼りにした。

 

先発メンバーは、おそらく両チームともリーグ戦とは大きく先発メンバーを入れ替えたターンオーバーをしてくるだろう、という予想通り。

アルビレックス新潟のメンバーでは、前節土曜日に先発した選手は、一人もいなかった。

だが、福岡も、実は同じであった。

 

テキスト速報を見ていると、前半こそ福岡の攻撃にあったようだが、試合の中盤辺りからは新潟の攻撃の文章ばかりが出てきていた。

 

なかでも、小見の名前がよく出てきていた。

前半22分            小見がペナルティエリア左から左足でクロスを送る。

前半29分            味方が左サイドへボールを展開。小見が反応するも、ボールは流れてしまう

前半30分            小見が抜け出し、ペナルティエリア左からシュートを放つも、村上のファインセーブに遭う

前半36分            小見がペナルティエリア手前から右サイドへパスを送る。松田が受けるも、ボールは流れてしまう

…小見が積極的に攻撃に絡んでいる様子が伝わってきた。

 

前半は、「前半32分 星を中心に相手陣浅い位置でパスをつなぎ、チャンスをうかがう」の表現からも、去年のように、ボールを保持しながらチャンスをうかがう試合ができているのだなと思った。

しかし、前半は、0-0のスコアレスで折り返した。

 

後半も、開始直後、「自陣から落ち着いてボールを展開している」とか「ボールを保持する時間が長くなっている」とかの表現があった。

 

後半8分には、ネスカウのヘディングシュートがポストをたたき、その跳ね返りに反応した谷口が頭で合わせるが、枠の右に外れてしまうという絶好のチャンスを逃すシーンがあったようだ。

こういうことのあとは、えてして…と思っていると、案の定、後半14分に福岡に先制を許してしまった。

 

福岡は、ここでゴールを決めた選手に代えて、ルキアンや山岸などのレギュラーを出場させ、試合を勝利に導こうとした。

 

しかし、相変わらず新潟は自分たちの攻めの戦法を貫き、ボールを保持しながらチャンスをうかがったようだ。

それは、谷口、小見、松田らを、吉田、シマブク、ダニーロゴメスらに代えても、変わらなかった。

何度かチャンスはあったようだが、「相手に防がれる」の文字が繰り返された。

 

86分には、長谷川巧に代わって、2種登録の石山青空が起用された。

高知キャンプの練習試合では得点も決めていた彼だ。

がんばれ!と期待した。

 

ダニーロゴメスも、得意のドリブルから仕掛けるシーンもあったようだが、時間は無情にも流れていった。

アディショナルタイムが5分あったが、1点が返せずに負けてしまった。

ずっと攻勢が長かったはずなのに…。

コーナーキック11本も実らず、か…・

残念だが、今季の公式戦初敗戦。

それでも、今日のメンバーは自分たちの課題がしっかりわかったはずだ。

今後の成長に期待しよう。

 

さて、土曜日には川崎フロンターレとの一戦。

ホームの戦いに備えたメンバーの奮起を期待しよう。

 

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春の花々に会えた喜び

2023-03-07 20:28:55 | 自然・季節

暖かい日が続く。
春だ、春だ。
春ならば、春の花を見たい。
よい天気につられ、花見に歩く。

 

雑草でも、足元を明るくしてくれるのは、ホトケノザ。

野草化したのは、菜の花。

これも野草化した種か、ヒメキンセンカ。

 

畑に種を飛ばしたビオラ。

 

庭先に、スイセン。

 

ハナニラだってさいていた。

 

頭上には、満開の梅の花。


香りも漂う。

ああ、ひと足早く春の花々に会えて、うれしかったな🎵✨🎵😃⤴️

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畑を耕しながら、金子みすゞの詩「土」を思い出した

2023-03-06 19:43:10 | 生き方

         土      

                      金子みすゞ

       

       こッつん こッつん

  打(ぶ)たれる土は

  よい畠になって

  よい麦生むよ。

 

  朝から晩まで

  踏まれる土は

  よい路(みち)になって

  車を通すよ。

  

  打たれぬ土は

  踏まれぬ土は

  要らない土か。

 

  いえいえそれは

  名のない草の

  お宿をするよ。

 

かたくなった畑の土を、鍬で懸命に耕していたら、金子みすゞの詩に「土」というのがあったことを思い出した。

「 こッつん こッつん」という表現自体が畑を耕すオノマトペとしては珍しい。

 

この詩は、4連まであるが、「起・承・転・結」の4コママンガのような構成になっている。

2連までは、打たれたり踏まれたりだから、土の身になってみると、つらさがあっても役に立てると言いたいのかな?と思ったりした。

 

だが、3連になると、打たれたり踏まれたりしなければ役に立たない、要らない土なのかと問いかける。

 

そして、4連では、そうでなくても大丈夫だよ、と優しくなぐさめてくれている。

「名のない草のお宿をする」という役の立ち方は、なかなか思いつかない。

 

土を人として、この詩を読んでみると、なんだか癒やされる。

 1連2連では、つらい目にあっても、人の役に立っているよ、後でいいことあるよ、と。

3連4連では、そうでなくても、あなたにはなんらかのいいところがあるんだよ、と。

そんなメッセージを受けることもできるからだ。

 

この詩を思い出しながら、こッつんこッつん、畑の土を耕していた。

良い土になってくれよ。

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2023ホーム開幕戦、こぼれ話

2023-03-05 07:09:42 | アルビレックス新潟

6年ぶりのJ1,ホーム開幕戦。

開幕戦だけに、いろいろ珍しいことがあった。

 

まず、出かける前の新聞のNHK番組欄。

今回は、タテ読みすると、

「次は連勝を」

だって。やるじゃない。

 

 

続いて、開幕戦セレモニーでのこと。

花角新潟県知事も中原新潟市長も、どちらも列席があった。

花角知事が来ることって、少なかったのでは?

あいさつでは、札幌サポにも礼を言いながら、終始笑顔で、

「アルビレックス新潟が勝つことで、県民に元気を与える」

ようなことをあいさつの中で言っていた。

ずっとゴキゲンだったのが印象的だった。

 

マスクをしていれば、声出しもOK 。

ゴール裏のサポーターのボルテージも高かった。

いろいろな選手のチャントも歌われるようになった。

懐かしかったのは、鈴木孝司のチャント。

10年余り前に在籍したストライカー大島の曲と同じだった。

こういう、アルビ選手独自のチャントのリメークもいいと思う。

今までも、マルクス→ラファエル→渡邉新太

内田潤→早川史哉

鈴木慎吾→川又堅碁

そのほかにも、再び歌われるのがあったよなあ…。

 

なかなか受け入れづらかったのが、VARによる判定。

こんなふうに電光掲示板にも表示される。

その間、ずっとドキドキする。

結果、こういうふうに出ると、場内がわく。

 

昨日の試合で新潟は、Jリーグ通算1,000万人の入場達成!

これは、リーグで3チーム目とのこと。

浦和レッズ、横浜F・マリノスのオリジナル・10の2チームに次ぐという。

誇らしいじゃないですか、後発のアルビレックス新潟が3番目だなんて。

 

札幌のペトロビッチ監督も、監督としてJ1リーグ最多の試合指揮の記録、西野朗監督の525戦指揮に並んだのだそうだ。

広島、浦和、札幌で、それぞれすばらしい指導力を発揮している。

今回も、やっぱり選手個々の力が高められ、チームとして強くなっているのを感じた。

札幌が、J2落ちしなくなったわけだ。

 

最後に、私の恥を…。

開幕戦で、うきうきしていたのだろう。

ちゃんと駐車券は持ったし、ポスターの引換券も持った。

レプユニも着たし、万全の態勢でスタジアムに出発したはずだった。

ところが、…。

…もっとも大切なものを忘れてしまったのだ!

もっとも大切なもの…それは、シーズンパス。

チケットを忘れては、入場できない…。

ああ…。老人力か、生来の健忘症か…!?

だけど、拾う神あり。

私を救ってくれた神様は、チケットセンターの係様。

忘れた私に対し、名前と登録した電話番号で本人確認をして、シーズンパスの代用チケットを発行してくれたのだ。

これによって、私は、貴重なホーム開幕戦を無事に観戦できたのであった。

ほっ。

 

以上、開幕戦こぼれ話あれこれ、おしまい。

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2023J1ホーム開幕戦、白熱した好試合でドロー ~ホーム札幌線~

2023-03-04 20:29:32 | アルビレックス新潟

6年ぶりのJ1,ホーム開幕戦。

その対戦相手は、コンサドーレ札幌。

試合は白熱した好試合だった。

 

先発メンバーに、注目の前札幌所属だった堀米主将の名がなかった。

後でわかったことだが、前節の広島戦で右ふくらはぎを負傷、全治3週間だったそうだ。

何より本人が残念だったことだろう。

こんなPRもあったのに。

堀米の代わりに、左サイドバックには渡邉泰基が入っていた。

 

試合が始まると、以前,J1とJ2を行ったり来たりしていたときと違って、札幌は強さを感じさせる相手だった。

広島戦同様、札幌も、新潟に厳しいプレスをかけてきた。

しかし、これがJ1のチーム、との認識をもって、負けずに対応した。

特に、新潟はJ2でのここ3年間、後ろから丁寧にボールをつないで戦ってきたのだが、前節の広島戦では、それができなくなっていたため、勝ったとはいえ後半は一方的に押し込まれた。

それがあったからこそ、今日の戦い方は違っていた。

無理に後方からつなごうとせずに、GK小島から前線の選手めがけてキックでチャンスを作り出そうとした。

 

前半17分  先制される   新潟0-1札幌

→前半21分  追いつく    新潟1-1札幌

→前半45+1分 逆転する    新潟2-1札幌

→後半34分  追いつかれる  新潟2-2札幌

→ドロー

 

この試合展開を見ると、「勝てた試合を落とした」と考える人もいるだろう。

だが、実際の試合を見ると、スタッツはこうなっていた。

ボール保持率で上回られ、

たくさんのシュートを浴び、

パスも札幌の方がよくつながっていた。

だけど、とにかく引き分けであった。

失点シーンの前は、新潟がいずれも惜しいチャンスを逸した直後であった。

決めきることができれば、ホームで待望の勝利をかざることもできたはずであった。

これは、引き続き課題だな。

もっとも、札幌も多くのチャンスをものにできないシーンが多かった。

それは、GK小島を中心とした好守によるところが多かった。

何度「やられた!」と思ったことか。

小島の好守と、体を投げ出して守った選手たちの力により、決定的なピンチをしのいでいたのだった。

そして、得点シーンの伊藤涼太郎と太田修介の、得も言われぬ見事なシュートは、これからも新潟の攻撃を引っ張っていく力があることを見せてくれた。

三戸と、途中出場で攻撃を活性化させた小見は、若いからこれからさらに成長するだろう、そう思わせてくれるすばらしい動きとシュートを見せてくれた。

 

こうして、受け身に回ることも多い試合を見ると、さすがJ1、相手の力が高いと感じる。

だが、第3戦までを戦って、1勝2引き分け。

まだ負けがない。

負けそうになっても、しのいでいる。

そして、毎試合2点取っている。

「強い相手と戦うことで、自分たちの力もよりブラッシュアップされる」

とは、去年から松橋監督のよく言っていることだ。

その成長・進化を見守っていきたい。

 

次節は1週間後、ホームにフロンターレ川崎を迎える。

その前に、水曜日にアウェイで福岡まで行ってルヴァン杯予選の第1戦を行う。

ちょっと厳しい日程になって来る。

堀米と、今日の試合で途中退場した千葉のケガの具合が気になる。

だが、まだ信頼できる控え選手がいる。

今日だって、けがの堀米に代わって先発出場した渡邉泰基は、相手選手の動きをよく抑え、しっかり活躍できていた。

高いチーム力を生かして、ますます力を高めていってほしい。

 

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蝋、紅、白の梅のそろい咲き&満開のマンサクに、心躍る

2023-03-03 13:17:04 | 草木花

なにげにただ通り過ぎることの多い道。

そのそばに、いろいろな種類の木が植えてあるスペースがある。

今日、少し回り道して通って見たら、驚いた。

 

今まで知らなかったけれど、春に花咲く木が何本もあったのだ。

 

最初は、遠くから見かけて、黄色い色をしているから、ロウバイかな?

そう思って、近寄ったのだ。

近づくと、確かにロウバイが満開の時期を迎えていた。

(ピントがうまく合わなかった)

 

そばには、紅梅が咲き始めていた。

黄色いロウバイ、そして紅梅とくれば、それなら白梅もないか?

と探して見ると、あったのですな。

(こちらもピントが合わず…)

 

蝋、紅、白…。

梅の花のそろいぶみですな。

うん、鼻を近づけると、それぞれいい香りだった。

 

ここで気付いた。

枯れた葉がたくさん付いている木があるが、妙に黄色が濃い。

あれは、何だ?

そう思って近づいてみると、その濃いものは、花だった。

春が来たら、「まず咲く」というマンサクではないか!!?

 

おお、すごい、すごい。

これって、今、満開の花の時期?

いつも見ている山のマンサクは、花びらが細くて少ないので、こんなにたくさん花びらが付いているものは見かけないのだ。

たぶん、これは園芸種なのだろう。

だけど、すごい輝きだなあ。

まるで、栗のイガが発達したような、立体的なお日さま(?)のような…。

 

暦は3月になって3日目。

いよいよ花咲く春が本格化してくるなあ。

楽しみだ。

そう思わせてくれる、梅のそろい咲き、明るく満開のマンサクの花たちであった。

 

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「アドルフに告ぐ 第1巻~第4巻」(手塚治虫著;文藝春秋)

2023-03-02 19:32:54 | 読む

手塚治虫というと、「鉄腕アトム」や「リボンの騎士」など、子ども向けのマンガ家というイメージが強いが、この「アドルフに告ぐ」は明らかに大人向けだ。

もともとは、「週刊文春」に1983年から1985年にかけて、およそ2年半連載された作品だ。

私はすでに社会人になっていたし、わざわざ週刊文春を買って読む習慣はなかったので、当時は目にしたことはなかった。

単行本や文庫となって出版されたことは知っていた。

手塚治虫の名作の一つだということは知っていたが、あえて購入してまで、と思い、今まで読まずにいた。

このたび、図書館に全4巻が並んで置いてあったのを見て、なんだか今こそ読まなくてはいけない気がして、全巻借りてきて読んだ。

 

「アドルフ」という名前を聞いて、「アドルフ・ヒットラー」を思い浮かべる人は多いだろう。

そう、このマンガには、ヒットラーを含めて、「アドルフ」という人物が3人出てくる。

この本は、第2次世界大戦前から大戦時の日本とドイツを舞台にし、その3人の運命を描いたマンガだ。

 

思っていた以上にシリアスなストーリーが展開された。

内容にはふれないが、「火の鳥」のシリーズとはまた違う、非常に重みのある作品だった。

一気読みはできず、1巻1巻読むたびに時間をおかないと次に進めなかった。

読み終えた後、まるで映画か長編の大河ドラマを見終えたような気になった。

 

ヒットラーをはじめ、実在の人物も多く登場したり、年ごとに何章かの間に日本と世界の年表が登場したりするので、本来はフィクションであるこの話自体がすべて本当の話のようであった。

そうさせるのは、手塚治虫自身が少年期に味わった戦争体験があるからだ。

特高やゲシュタポの拷問やユダヤ人の銃殺、空襲時の大量死など、今見ると残酷なシーン、悲惨なシーンも多いが、事実に基づくものゆえに、マンガであっても凄惨さが伝わってきた。

改めて戦争はしてはいけないと思いながら、読み進んだ。

 

だが、現在、ウクライナでは間違いなく戦争が起きているのだ、とも思う。

第2次世界大戦の反省がいつのまにか薄れ、世界中に影を投げかけている現在だから、読んでいてなおのこと、怖さを感じる。

それはきっと、手塚治虫が自らの経験も交えつつ、戦争の無慈悲さを伝えたいという強い思いがあって、この作品を描いていたからだろう。

ヒューマニズムに基づく作品が多い中、この作品でも人種や民族を差別する見方の醜さが取り返しのつかない悲劇を生むのだということが、痛いほど描かれている。

彼の没後、30年以上がたっても、世界のその現実は変わっていない。

むしろ、時にはひどくなっているような気さえして、がく然とする。

 

手塚は、この作品の連載中にも体調を崩したことがあったらしいが、連載終了後わずか6年もしないうちに亡くなっている。

それからすでに30数年だ。

人々が手塚マンガから次第に遠ざかっていく。

これを機に、私は、彼の遺した貴重な作品を、もう少し読んでおくことにしようと思っている。

 

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