四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

僕の道

2005-10-01 21:52:09 | 生かされて今日
 花ススキの道がかすみます。みんなひとりで消えてゆく小道です。フランス映画でFINなんて字が大きく写り、フェードアウトの終わりの画面みたい。
 芭蕉翁の名吟
   「此秋は何で年よる雲に鳥」 (このあきはなんでとしよるくもにとり)
秋の雲へ一羽の鳥が遠く一点に消え行く、まさにフェードアウト。死期をにじませるさびしさのきわみをサラリと漏らされました。腹の据わった名人の凄みです。
東山魁夷画伯に「道」と云う出世作がありましたね。
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