四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

手ならい、目ならい、指習い

2005-12-02 07:40:34 | 生かされて今日
 私は60過ぎまで、字は他人へ伝える為の単なる記号、符号だと確信してきました。カタカナの字画やバランスについて、俳句仲間からもありがたい指摘を頂いたこともありました。書をないがしろにしたことは大失敗です。なんとなーく字の軽視には違和感がおりのようにたまっていました。数年前に韓国の国宝展が上野国立博物館であり、漢字の古書に痛く感じ入り、書の大家「西川 寧」展ではミロの描くような書に感動しました。字は一字一字が造形というか、絵なのですね。美を愛するみだしなみなのですね。実用オンリーでなく、美を添える大和心にやっと気付いたようです。書道の素晴らしさに気付けました。恥はいっときのなんとやら、知らぬことばかりです。
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