四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

調和を

2007-04-15 05:20:51 | 生かされて今日
 淡白なソメイヨシノが散り、濃厚な八重桜の出番となりました。
山帽子も水木も菜の花もぺんぺん草(なずな)も咲いて、今まさに百花繚乱、大自然の絵巻物が展開される命の春です。赤い花は赤い花を、黄色い花は黄色い花を精一杯個性を発揮して調和しています。
あたかも種々大小の楽器、色音がトータルして調和するオーケストラのように。
 人間社会もこのように異なる個性を尊重、寛容に受け入れ融合することが大切だ。
思い上がり、好き嫌いで差別、排斥することはヒットラーのユダヤ人撲滅の妄想と同じだ。
 人間誰でも煩悩で「自分が一番かわいい」のだが、「色則是空」、元は全てが平等な宇宙のエネルギーの所産なのである。
たあいなく変化する差別相のみに執着せず、変わらない平等相も認め立体的に見ようと努力するのが釈尊の教えだと思う。命は誰もが「有限」で平等だ。
 年間3万3千人も自殺する世が、豊かだとは思わない。
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