四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

春が来たよ

2008-01-24 13:26:19 | 生かされて今日
 福島に住む兄から「こわれもの」と赤いステッカーが貼った紙箱が届きました。何やらんと慎重に開けると、なかなか手に取れないという「山繭(やままゆ)」です。
初めて手にしたヤママユの美しさと大自然が創造した不思議な形に見入ってしまいました。箱には山まゆがつぶれないように工夫が凝らされて、発見のいきさつ、マユの仕組みや月末の句会で都会育ちの仲間に見せて欲しい旨の手紙が添えられていました。
 「山繭」は春の季語なので、寒の初雪に見舞われた横浜人には待ち遠しい春の兆しを頂戴した感じです。
美しい山繭は、くぬぎやこならの葉が繁っている頃は葉に隠されている為人目に付かず、葉が枯れ落葉して後に見つけることが出来るそうです。平安時代の「虫めづる姫」も楽しんでいたことでしょう。貴重品を有難うございました。
  ♪「ワレモノ」でとどく山繭添へし文   駿
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