四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

鹿児島への旅 5.

2008-09-17 07:06:15 | 生かされて今日
 わが一族の長老95歳の伯母さんの家にご挨拶に参りました。鎌倉の鳩サブレーをおみやげに唐突な表敬訪問です。チャキチャキの元気な伯母で口紅を差して迎えてくれました。息子と私の顔を眺めて、「誰に似たんじゃろかい」と不思議そうでした。
義姉や妹の自宅、いとこの会社をめぐり、武之橋からなつかしい甲突川にそって天保山町(てんぽざんちょう)へ歩きます。江戸時代の天保年間に埋め立て錦江湾に突き出た町で昔は別荘風の瀟洒な感じでした。小学校と中学まで七人家族で暮らした思い出が詰まっている「父ははの町」です。
 わが母校・天保山中の庭には、今人気の天璋院篤姫の義父で西郷や大久保を抜擢した島津斉彬公が軍を鍛えるために視察した丘があります。日暮れまで遊び毎日ボタンがちぎれていた中学生でした。シャリアピンのLPレコードを回してくれた美人の音楽の浦上先生は亡くなられたと聞きました。高校受験の前日、がんばってねと窓越しに握手して頂きました。
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