四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

お釈迦さまのご命日

2009-02-16 05:43:03 | 生かされて今日
 2月15日は涅槃会(ねはんえ)、お釈迦さまが八十歳のご生涯を終えられた日です。芭蕉翁が敬愛した西行法師は、『願はくは花のもとにて春死なむそのきさらぎの望月の頃』と詠い御入滅の頃に死にたいと願い、望みどうりとなったそうです。
 釈尊は苛酷なインド大陸40年にわたる布教で、おん足裏は板のようになり、衣食住楽なお暮しも出来ましたのにご説法布教に野垂れ死に同然の道を歩まれました。それはひとえにぼんくらな「私の為」と受けとめて泪するばかりです。
 『私は行おうと思ったことを行い尽くし、語ろうと思ったことを語り尽くした。これまで説いた教えそのものが私のいのちである。私の亡くなった後もめいめいが、その教えをまじめに行うところに私は永遠に生きている』と。
『他人を頼りとせず、自分を頼りにせよ。自分は法を頼りとせよ』と。
 写真は兵庫県長井小学校5年、宮脇渓汰君が描いた観音さまで、外務大臣賞の力作です。
コメント