四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

兼好法師が来た

2009-02-09 13:12:44 | 生かされて今日
 『甲香(かいこう)は、ほら貝のやうなるが、小さくて、口のほどの細長にさし出でたる貝の蓋なり。武蔵国金沢(むさしのくにかねさわ)といふ浦にありしを、所の者は、「へなだりと申し侍る」とぞ言ひし』
卜部兼好の『徒然草』三十四段に私の暮す町、横浜市金沢が出ています。昔は「かねさわ」と濁らず言ったそうです。
最高の武家文庫・美術館であった「金沢文庫」、それを管理する称名寺に京からスタスタ歩いてきていたのです。杖を振り回してここいらを歩いていたイメージがしてニヤリとしています。彼の庵は六浦の上行寺の裏山と推測されています。浄土式庭園の反り橋の塗がやっと終ったらしい。みおを曳いて冬鳥があなたをお出迎えしますよ。
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