四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

春は近い

2009-02-23 07:30:02 | 生かされて今日
 横浜では沈丁花(じんちょうげ)、イヌフグリ、アカシアや山茱萸(さんしゅゆ)、タンポポなど、重い枯葉色の冬景色の中に春の訪れが散見されます。
雪国の方々はさぞ待ち遠しいことだと思います。
 アメリカ発の大不況は瞬く間に、世界のトヨタをはじめ大企業がリストラを開始、私たちを生活不安、雇用不安の暗い一色に染めています。こころざしのない政治家や官僚のミスリードは将来への不安をあおり立てております。
先日は横浜駅で飛び込み自殺が報道され、身震いがいたしました。11年連続で3万人を越す自殺は異常な社会の反映です。ひとりの自殺で少なくとも5~6倍の縁者の絶望があることでしょう。
『人身(にんしん)得ること難し、佛法あうこと難し』、虫けらや鳥けものに生まれず、人間として日本に生まれた命はかけがえのないいのちと道元禅師が言われております。朝の来ない闇夜はない。出口のないトンネルは無いのだ。自分の60兆個の細胞には、両親を筆頭に先祖のDNA、膨大な経験、知識が残されています。絶望せず、智慧を発揮して奮闘し、新しい暮らしを創造しましょう。小欲知足、少ないパイを分け合うきずなを思い出しましょう。
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