四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

荒行を乗り越えた

2009-02-11 05:47:25 | 生かされて今日
 百日の大修行を耐えた髭づらの勇者が、幼子を抱き親族や檀家に迎えられて記念撮影をしています。娑婆から隔離されて、この寒い荒行堂にこもり心身鍛錬されました。
屁理屈を並べるよりも実行された勇気、求道心に合掌します。どんなに辛い地獄の100日だったでしょうか。上人となられたこの仏教者が世の塩となり、「闇に明かりを得たるが如く」人を救ってくださいますよう。
 韓国からの参加僧もおられて、真紅の民族服の出迎えが目を引きました。日本に仏教を伝えたのは朝鮮の王室でした。明治時代からの誤った宗教心なき教育、科学万能の教育は今破綻して、家庭の崩壊、人間不信という荒野を招きました。神仏、自然への人間のごう慢がその根源ではないでしょうか。いかな偉い人間も、神仏、大自然の前にはひれ伏すべきなのです。
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