四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

星野富弘さんの歌(その3)

2011-11-05 05:57:44 | 生かされて今日
 首から下の自由を失われた星野さんが、口に筆を持って描かれた緻密な絵とくじけずに前を向く素敵なポエムの絵葉書を見て二首ご紹介します。今日も皆んなともに今日を生ききりましょう。親から授けられただいじな自分の生命を活かしましょう。

 ☆白い息よ おまえに逢える冬の朝は ひと息ごとに
      蒸気機関車のような 力が湧いてくる

  さあ古い悩みなんか吐き出し 新しい困難を思い切り燃やし
      今日という原野を走ろう



 ☆憎らしいあの人も 見飽きた風景も もしも今日で終わりだとしたら
      たまらなく愛しい

  だけど今日で終わりなんて 想うだけでも淋しい
      憎らしい人がいていい 退屈な毎日でもいい 明日が来てほしい
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