四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

吟行は秋日和の幸せ

2011-11-06 08:47:37 | 生かされて今日
 あかざ俳句会の吟行は幸せに包まれる秋日和に恵まれました。雨降らし山、阿夫利嶺とも云われる大山が遠くに霞む厚木の七沢、ひつじ田の広がる川沿いを三々五々散策しました。
暑からず寒からずの温室の中のような、年にそうもなさそうな時節です。手足が動いて仲間と野山に遊べる幸せを神仏、両親に感謝しました。
吟行の成果は次の通りでした。

・阿夫利嶺の墨絵となりて水澄める  幸子
・川音の追いかけてくる冬隣     恵美子
・藤の実やしの字しの字と垂るるなり 昌子

・草紅葉万歩へ瀬音高からず     寿美子
・流木の竜骨めきて秋の川      治子
・刈田道は大地のお灸もみの山    弘安

・山神に取り残しをくあけびの実   久夫
・吟行の酒を秘かに天高し      白童
・触るるもの待ちて草の実弾けけり  幸子

・草の絮風より先に飛びたてり    美代子
・せせらぎに秋聴く里の吟行会    駿
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