四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

お母さんのレシピ

2011-12-15 17:12:23 | 生かされて今日
 私たちは世界中から食料を輸入し、大量の食材を捨てている愚かな暮しに慣れ切っています。一方、開発途上国では満足に食べられない飢餓が普通だそうですが、日本では便利で安い食物が氾濫し、「飢え」は死語になりそうなグルメ大国です。しかし「食に対する無関心と無知」とにより、生活習慣病やアレルギー、少年少女の運動能力や体力が弱まり家庭での食習慣が確実に悪化しています。今まで私も食への無関心から、単に飢えを満たす行為としか見ない無知でした。
 手間をかけた安全な「おふくろの味」が、核家族化や共稼ぎの多忙さから消え、買ってすませるお惣菜、冷凍食品や外食が普通となりました。一家団欒が有った食事から、孤食の時代だそうです。新宗連の仲間が集まり、子育て家庭に食習慣の大切さを働きかけたいと話し合いました。食品保存料や着色剤、工業用塩や酢など食品添加物の危うさにも敏感になるべきなのです。
 キャッチフレーズは、電子レンジでチンして食べる「袋の味から、おふくろの味へ」です。このボロボロの本は仲間の方のお母さんが使っていた大正時代のレシピです。食事づくりのお手伝いから家庭の味が引き継がれ、親の思い出が鮮明に残る「絆」になっているそうです。この本はお母さんからの素晴らしい遺産ですね。良き食習慣は幸せを築く土台です。
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