四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

テネシーワルツの昭和は遠い

2013-01-22 12:50:45 | 歌の花束

 アメリカの歌手、パテイ・ペイジさんが元日に亡くなられたそうです。何と言おうと名曲「テネシーワルツ」ですね。女友達に恋人を盗まれた悲しい失恋の歌で、英語オンチでもゆったりしたメロディなので歌いやすいです。コンサート会場の画面に涙を拭いている老婦人がおられ、青春の悲しみを思い出されたのでしょうか。上品な美しい歌手、パテイに恵まれて全世界でレコードが一千万枚も売れた名曲です。

「My friend stole my sweetheart from me」が切ないですね。

いまから63年前、太平洋大戦終結後間もない1950年、昭和25年世に出た曲です。その頃わが家はお爺さん、両親も健在で兄弟姉妹4人がいて七人家族でした。それに雑種犬、ジョンもいました。今生きているのは姉、妹と私三人だけです。

「テネシーワルツ」を聴きますとその頃の家庭の思い出がセピア色に浮かんで参ります。あの頃の昭和は遠くなりました。

 テネシーワルツ聴く寒紅をさしながら  駿

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