四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

あかざ俳句会の20周年

2012-05-01 13:59:37 | 俳句
 私の所属するあかざ俳句会が20周年を迎えました。飯村寿美子主宰の情熱と粘り強い指導で会員数が伸びて、北海道、宮城、栃木、茨木、東京、静岡、岐阜を含め100名の規模となりました。日本伝統の17文字の短詩、俳句の素晴らしさに気づかれる方が多くなることは、ひからびた効率オンリーの損得勘定の憂世にうるおいを与えることが出来ます。私は常々俳句をお勧めすることは人助け、四季と歩むことで心が救われる契機となると周囲に申し上げています。
 午前中の第一会場では、あかざ賞や新人賞、功労賞などの表彰、通信句会の結果発表に続いて、信州大学渋谷名誉教授の「姉とわたし」の講演が行われました。先生は長野県に住む主宰の弟さんで、今日は和服の奥さまと来て下さいました。奥さまとの出会いはアメリカへ留学するために横浜港を出港した「プレジデント・ウイルソン号」の船中だそうで、奥さまはまだ16才だったそうです。科学者の弟から姉の寿美子主宰をたのしく話され、会員が食い入るように聞いていました。
 午後の第二会場はホテルで記念撮影をした後レストランで懇親会です。寿美子主宰の夫君はトキの保護運動もされている農学博士で、温顔を出して頂き植物図鑑を調べると「あかざ」はほうれん草と親戚の植物だと話されました。
 主宰一族のアットホームなお陰で愉快な時を過ごせました。
 なお、通信句会の高点句は次の通り。

○啓蟄や小芥子に手足でる気配  久夫
○つるし雛宇宙へ行ける話など  照子
○口笛の芽吹きの山を下りてくる  幸子
○初午や鼻赤くして七味売り    京子
○春キャベツ剥ぐ告白をするやうに 好子
○可も不可も家族は似たり豆の花  英子


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