四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

佐渡の海

2005-10-13 04:43:57 | 生かされて今日
 良寛さん誕生地は日本海と裏山にはさまれた狭いところで、うすうす佐渡が見えました。義経や弁慶一行、芭蕉翁も通られた北国街道沿いです。
「荒海や佐渡によこたふ天河(奥の細道)」
 日蓮聖人はこの荒波を流人として船出、佐渡へ立たれました。遺された「寺泊御書」には法華経への確信が述べられて感動させられます。残忍な拉致の海でもあります。
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良寛さん

2005-10-12 05:02:42 | 俳句
 俳句仲間で新潟の良寛禅師の足跡をめぐりました。地元の方々の人情と薄もみじで空気のおいしい旅となりました。新幹線の駅をはじめとして禅師のお像があちこち祀られ、代代愛された良寛さんのお人柄に触れた感じ。ゼリービーンズのかたちをした、面長の容貌でした。
 ♪川伝ひにあゆむ良寛赤とんぼ  駿
 ♪秋の蚊のやすらふお耳良寛さん  駿
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高校野球

2005-10-11 04:46:49 | 俳句
 保土ヶ谷球場へ秋季大会セミファイナル観戦に行く。相鉄線星川駅から急坂を20分、山越えする。ほとんどはバスや車の利用だがいつも歩く。今日は強豪四校の激突で内野席は満員、芝の外野席も開放された。お目当ては近所にある男子高・横浜高校、対桐光学園戦。
横浜高は体格からして立派で、1,2回に先頭打者が目のさめるライナーの本塁打を浴びせる。守っては1回の立ち上がりに三者連続三振とし、勝利を確信。都合で3回で球場を後にした。熱心な父兄の応援、ブラバンを交えた規律ある応援も見事だ。
 ♪帽三つ飛ぶファウルフライや秋の風  駿
 ♪外野席よそほふ秋をちりばめる  駿

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秋の歌

2005-10-08 05:38:21 | 俳句
 今の年齢の自分には「一度だけの秋」です。
♪燗さめて物干し竿にかかる名月

♪有象無象の地平やのぼる望の月
  
♪遠山のかすか連なる稲の波

♪かのショルダー提げて逝きしか君の盆

♪わが町の開店閉店藤は実に
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上野のたのしみ

2005-10-07 13:34:26 | 生かされて今日
 上野の国立博物館の秋のこもれび、金もくせいの風がこころよい。外人さんも多い東京の隠れた名所です。入館料420円でまる一日、最高の美術を堪能出来るおすすめコースです。今日はまず、JR上野駅で幕の内弁当と缶ビールをGETして入館、手入れされた大庭のベンチでゆううゆうとランチタイム。カラスも来ますが都会の彼らはガッガッしていないので安心。
やおら腰をあげて、校倉づくりの経蔵見学、→法隆寺館→本館(国宝・山田寺の仏頭など)→東洋館。足が棒になり今日の全館制覇はあきらめました。 昔の吉原、千束あたりへも足を伸ばしたいと思ったのですが。ここの博物館はすばらしい。おすすめします。
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鎌倉七口

2005-10-06 05:26:33 | 生かされて今日
 鎌倉時代実権を握った北条一族は、親源氏の三浦一族を警戒して名越切通しを設けて鎌倉進入を阻止せんとしています。日蓮聖人がからくも法難をまぬがれた場所でもあり、法性寺が建てられました。寺裏を登ると自然のがけに人工を施した要害、大切ぎしがあります。直角の軍事防衛線が遺されています。上から弓を引き絞り、岩を落とす構造で迫力があります。わが国は海で守られ、他の国と陸つづきでなかったから緊張感が薄れて、中国や韓国の領海侵犯や天然ガスの抜き取りにオロオロするばかり。
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遠足

2005-10-05 04:01:58 | 生かされて今日
 風もさわやかな秋日和を、クラスによって色の異なる帽子たちが行きます。おみなえしの花がたわんで眺めていました。学童の未来に幸いが多かれと祈りたい。苦は楽の種、楽は苦の種。受け止め方を学んでほしいものだ。
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福岡のやがら

2005-10-03 04:25:12 | 生かされて今日
 魚市場でオークションにかけられる魚が山積みにされ、魚の名前ととれた海とが書かれています。中央の長いのが「やがら」とありました。はじめて見ました。迷惑そうな顔をしていました。調べると硬骨魚とあります。
いつか柳川の店頭に、「くつぞこ」が並んでいました。水中は神秘で知らないことばかりだ。
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魚市場

2005-10-02 17:45:11 | 生かされて今日
 魚市場祭で子供たちによる魚のつかみどりの風景です。皆夢中になってほとんどずぶ濡れです。時間を忘れる遊びこそたのしい。マグロの解体は終わっていました。各地からとれとれのさまざまな魚が売られていました。しらすを二箱GETしました。
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ペリカン

2005-10-02 05:38:03 | 俳句
 ○見つめあふ僕とペリカン秋うらら  駿

ペリカンの大きなくちばしの先端はかぎ状になってるんですよ。Jの字なのです。ピンクの水かきもたくましいです。どこの国で誕生したのでしょうか。
彼女の命も私の命も同じ源流、宇宙の大生命(サムシング・グレート)の現われ「空」だ。「多即一」、相違ばかりにとらわれないで、平等相も合わせて見るのが仏の見方と云うそうだ。反対に差別相にばかりとらわれるのを「顛倒(てんどう)」と云う。無いのに有ると見たり、あるのに無いと見るのが凡夫。
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僕の道

2005-10-01 21:52:09 | 生かされて今日
 花ススキの道がかすみます。みんなひとりで消えてゆく小道です。フランス映画でFINなんて字が大きく写り、フェードアウトの終わりの画面みたい。
 芭蕉翁の名吟
   「此秋は何で年よる雲に鳥」 (このあきはなんでとしよるくもにとり)
秋の雲へ一羽の鳥が遠く一点に消え行く、まさにフェードアウト。死期をにじませるさびしさのきわみをサラリと漏らされました。腹の据わった名人の凄みです。
東山魁夷画伯に「道」と云う出世作がありましたね。
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