四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ゆうがおの花

2008-09-10 06:30:07 | 俳句
 ご近所の夕顔がほの白くゆれています。英語ではMOONFLOWERと云うのだそうです。夏の夕方に開いて朝方にはしぼんでしまいます。頼りなくおぼつかない佳人のような花ですね。
  吾子立てり夕顔ひらくときのごと揺れ  篠原 梵

愛児がようよう伝い歩く頼りなさに夕顔のイメージを取り合わせた作品です。恐らくは女の子なのでしょう。父親の愛情が溢れて若き幸せな暮らしがにじんできます。吾子は「あこ」と読みます。
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水谷 修先生の講演

2008-09-06 20:56:54 | 生かされて今日
 「夜回り先生」こと、水谷 修(おさむ)先生は引きこもり、リストカット、ドラッグや売春、暴力やイジメなど夜の町へ逃げ込む子供たちを体当たりでたすける実践を重ねておられる慈悲の教育者です。
今日、立正佼成会横浜普門館で熱気溢れる講演を頂きました。宗教者、信仰者は慈悲を持ってもっと青少年教育に全面に立ち、実践をすべしと渇を入れられた感じです。
先生はまだ横浜生まれの52才、ご自身癌に身を侵されておられますが、非行防止の夜回りを続ける慈悲、根気、活力には敬服するばかりでした。著書にサインをしてもらい、写真を一緒に撮らせて頂きました。まさに「地の塩」の方です。
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書の名宝展(江戸東京博物館)

2008-09-05 08:18:00 | 生かされて今日
 北京故宮博物院から本邦初公開の「蘭亭序(らんていじょ)」を見に参りました。東京両国の国技館の隣りにある江戸東京博物館です。
さすがに書聖と云われる王羲之(おうぎし)、多数の書のフアンが詰めかけて館内にも人の列が出来ていました。
私は自分勝手な釘文字派で、いつも結婚式など署名を求められる場では恥ずかしい思いをさせられます。書道に熱を入れていたらよかったのに。
この歳までヨクめちゃめちゃな書風で生きてきたと我ながらあきれています。
 今回の書風では、楷書(かいしょ)にいたく感動しました。なんだか、総身の60兆個の細胞の並びが正された感じを受けました。肉体の組織が組替えられた爽快な気分です。書は素晴らしい絵画ですね。
皆さん、子供や孫に書の美しさ、東洋の伝統を伝えましょう。
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薬物の疑い

2008-09-03 06:32:31 | 生かされて今日
 ロシア人の兄弟関取に薬物の反応が出たその日の夕方国技館にいました。その時分に所属相撲部屋では警視庁の事情聴取があったんですね。
なんとナント、相撲協会のトップである理事長の弟子らしい。開いた口が閉じられません。
 国技とも云う大相撲のこの情けなさは、首相の座を連続でほうりだす自公2党に似ていませんか。なんとか云う横綱は相変わらずの勝手放題、新弟子殺人事件の上に薬物ですから国際社会での日本の信頼を大きく傷つけました。写真のように高価な入場券を買っているフアンにどうお詫びするんでしょうか。これでは国民がうんざりして離れますよ。
9月14日が秋場所の初日です。
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おやかた握手会

2008-09-02 20:28:07 | 生かされて今日
 ウオンテッドの「指名手配」ではありません。政界と同様にボロボロの不祥事続きの大相撲ですが、東京両国の国技館では秋場所がまじかとなりました。
失態挽回のためでしょうか本場所中、フアンサービスの一環で親方達が日替わりでサイン会を開催するそうです。
初日は名横綱・千代の富士のようです。懐かしい力士のいかつい顔が張り出されていました。無料の相撲博物館では百年前の横綱「常陸山」展をやっていました。水戸市出身の第19代横綱です。150勝15敗22分、2預だそうです。「預」とはどのような勝負なんでしょうか。引分けも多いですね。今日は残暑きびしいお江戸でした。
 
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