奄美 海風blog

写真。植物や本 ネットで映画感想。相撲見てツイート
04年4月~14年11月ブログ人
トップへはタイトルをクリック

映画『最後まで行く』2014年5月 韓国公開

2025年01月25日 | 映画


韓国映画『最後まで行く』(原題:끝까지 간다 / A Hard Day)
キム・ソンフン監督

脚本も、キム・ソンフン監督自身が手がけている。
キム・ソンフン監督は緻密なストーリーテリングと、観客の緊張感を持続させる巧みな演出で高い評価を得ている。サスペンスやアクション要素を強調した映画が多数。


「殺人課の刑事ゴンスは母の葬式の日、不注意から交通事故ではねてしまった男の遺体を隠すため母の棺桶に入れて一緒に埋葬する。ところが事故の一部始終を目撃したという謎の男から脅迫され次第に追い詰められていく」・・・。
なんとも奇抜で面白い筋書き。よく思いついたものだ、感心しながら見た。

予測不能な展開の連続、主人公のあきらめない七転八倒と工夫。よく考えたものだ、最後までその思いが続いた。観客を引きつける脚本の巧みさに、なるほどと思う。韓国国内での成功の大きな要因の一つだろう。
各俳優陣の好演と相まって高い評価を受けているようだ。

ーーーーー

各国でのリメイク作品

中国版
ピースブレーカー
破・局
Peace Breaker
2017年。

フランス版
レストレス
Sans Repit
2022年のフランス映画

日本版
最後まで行く
Hard Days
2023年5月19日に公開。監督は藤井道人、主演は岡田准一


映画『白頭山大噴火』(ペクトゥサンだいふんか、英: Ashfall 降灰) 2019年韓国

2025年01月22日 | 映画

『白頭山大噴火』(ペクトゥサンだいふんか、英: Ashfall 降灰)
2019年の韓国のアクション映画。


どこか「日本沈没」、「愛の不時着」を思わせる。

ディザスターパニックアクション。災害パニックアクション。

イ・ビョンホンとハ・ジョンウのやりとり。
どこかハリウッド映画のような、緊迫した状況下での皮肉を交えたジョークや辛口の返答の応酬は
観客の緊張感を和らげるが、むしろ増幅もする。しかし、それはラストの感動への伏線か。

アクションはハリウッドより控えめで、派手さもくどさも控えめだが韓国風の綿密な筋書きは健在だった。

印象に残るセリフ「・・自国の運命も決められない無能な政府のせいです」などは日本の映画でもありそうだ。


イ・ビョンホンとハ・ジョンウは韓国映画でも人気実力とも秀でた俳優だろうと思わせる貫禄の演技だった。

イ・ビョンホン
このブログ映画『KCIA 南山の部長たち』(The Man Standing Next)2020年の韓国
2024年05月02日 | 映画


ハ・ジョンウ
このブログ『いつか家族に』 2015年 韓国 2時間 4分 ハ・ジョンウ監督・主演
2024年04月12日 | 映画

などで見た。


 監督はイ・ヘジュン(朝鮮語版)とキム・ビョンソ(朝鮮語版)
出演はイ・ビョンホンとハ・ジョンウなど。 
北朝鮮と中国の国境付近に位置する火山・白頭山で発生した観測史上最大の噴火による災害を描いたディザスターパニックアクション


映画『大統領の理髪師』2004年公開の韓国映画

2025年01月19日 | 映画

きょう19日未明のニュース。
「非常戒厳」を宣言した韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領が、内乱を首謀した疑いなどで逮捕されたという。韓国で現職の大統領が逮捕されたのは初めて。

ーーーー

ユン大統領による戒厳令さわぎの渦中にこの映画を観た。(偶然だが)

3代朴正煕大統領(11代槿恵パク・クネの父)らしき人が登場、大統領官邸の近くの町にある床屋に散髪にやってくる。

ラストふきんでは、髪の毛がない5代全斗煥がモデルらしい人物も床屋にやってくる、というオチ?もある、シリアスな歴史描写も巧みに融合させながらも、どこかコミカルな仕上げ。
映像的にも日本の昭和のTVっぽいほんわかさがただよう、落ち着いて見られる映画だ。

2008年6月にNHK BS hiでも一部カットして放送された。

若いソンガンホの特に「顔面演技」、目の表情の演技が光る。

ーーーー

Aiに「韓国の近現代史を描いた映画を教えて」と訊いた結果に
に本作が無かったので「大統領の理髪師」は含まれませんか?と訊き直した結果

ChatGPT
確かに、『大統領の理髪師』(2004年) は韓国の近現代史を描いた映画として重要な作品の一つです。以下に詳しく紹介します。
ということだった。


AI一回目の おすすめ

1. 光州事件を描いた映画
『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』(2017年)
1980年の光州事件を背景に、韓国人タクシー運転手とドイツ人ジャーナリストの視点から民主化運動の実態を描いています。カンヌ国際映画祭にも注目された感動作。

『26年』(2012年)
光州事件で家族を失った人々が復讐を企てるストーリー。政治的背景や犠牲者の怒りと悲しみを描写しています。

2. 日本統治時代(1910~1945年)を描いた映画
『密偵』(2016年)
日本統治下の朝鮮で、独立運動家と日本警察のスパイを中心に緊迫した駆け引きを描いたスパイ映画。

『暗殺』(2015年)
日本支配からの独立を目指す抗日運動家たちが、大規模な暗殺計画を企てるアクション映画。

3. 朝鮮戦争をテーマにした映画
『ブラザーフッド』(2004年)
朝鮮戦争の最中、兄弟がそれぞれ異なる立場で戦争に巻き込まれる悲劇を描いた壮大なドラマ。

『高地戦』(2011年)
朝鮮戦争末期、休戦協定の前夜に起きたある高地での熾烈な戦いを描いた作品。

4. 軍事政権と民主化運動を描いた映画
『1987、ある闘いの真実』(2017年)
軍事政権下で発生した学生運動家の死と、それをきっかけに広がる民主化運動を克明に描いた社会派ドラマ。

『実尾島』(2003年)
1970年代の軍事政権時代、秘密部隊が人権を無視した非人道的な訓練を受けた実話を元にした映画。

5. 南北問題をテーマにした映画
『JSA』(2000年)
南北軍の兵士たちの友情と、それを取り巻く緊張関係を描いたサスペンスドラマ。

『北朝鮮から来た男』(2010年)
南北分断の現実を背景に、北朝鮮から韓国にやってきた工作員とその後のドラマを描いた作品。

6. 経済発展と社会の変化を背景にした映画
『国家が破産する日』(2018年)


映画『JOY: 奇跡が生まれたとき』2024年製 115分イギリス

2025年01月18日 | 映画

JOY: 奇跡が生まれたとき

Netflixで2024年11月22日から配信直後に観た。

2024年製 115分イギリス

1978年(昭和53年)に世界で初めて体外受精による出産が成功したルイーズ・ジョイ・ブラウンの誕生の舞台裏

出演者
トーマシン・マッケンジー、ジェームズ・ノートン、 ビル・ナイ。
監督はベン・テイラー。

主演の看護師役トーマシン・ハーコート・マッケンジー(英スコットランド)
研究者役エドワーズ博士ジェームズ・ノートン(英)
は馴染はなかったが、

産科医役のビル・ナイ(Bill Nighy 英)はもうなじみだ。

いかにもイギリス人らしい年齢不詳の魅力があるビル・ナイは、1949年生まれの75歳。

この映画でもいい味だしている。

歴史的な舞台や、社会的な問題がテーマの映画にも、
また、どの世代にも楽しめるイギリス映画にピッタリな俳優だ。演技の幅が広い。

 


映画『トロイ』(Troy)2004年 アメリカ

2025年01月13日 | 映画

昔、名瀬の映画館で「スパルタカス」1960年を見た記憶がある。
奴隷スパルタカスの反乱の物語だったとおもう。『スパルタカス』と『トロイ』には直接的な関連性はないが、いずれも古代を舞台にした壮大な叙事詩的映画という程度の共通点なのだが、ついでに調べてみた。

トロイア戦争は、古代ギリシャの神話や叙事詩(特にホメロスの『イリアス』)で語られる伝説的な戦争です。ギリシャの諸都市国家(ミケーネ、スパルタ、ピュロスなど)を中心としたギリシャ連合軍と、小アジア(現在のトルコ)のトロイア王国との間で戦われました。

映画「スパルタカス」の時代は紀元前71年ころのローマ帝国。
この「トロイ」は 紀元前12~13世紀頃のトロイ戦争(ホメロスの叙事詩『イリアス』が基となる)の話で今から3200年も前の昔。トロイとスパルタの確執の歴史に幕が下ろされようとしていたころトロイの王子パリスはスパルタの王妃ヘレンと恋に落ちる。それが後に史上最大の戦いを引き起こす。

奴隷剣士「スパルタカス」の名前と、ギリシャのスパルタをいう地名も関連はなさそうだ(異説あり)。

『スパルタカス』は実在の歴史に基づく物語で、政治的で現実的なテーマを持つ一方『トロイ』は神話的(忠実ではない)な物語で、戦争や、男女や親族間の愛、英雄の運命や、戦いのむなしさなど焦点を当てた作品。

「トロイ」2004年制作で、名瀬でみた『スパルタカス』と比べると何もかも相当あたらしい。

半世紀以上まえにみた『スパルタカス』をも一度見たくなったが、現在は配信されていないらしい。

トロイア最後の王プリアモス役のピーター・オトゥール(アラビアのロレンス)の顔立ちがこの時代にしては高貴すぎるのもこの映画の味だ。巫女ブリセイスの顔立ちもどこかアジア的で新鮮だ。

  関連記事このブログ 映画『ラストエンペラー』 オリジナル全長版(1987年製作の映画) THE LAST EMPEROR

2025年01月06日 | 映画

『スパルタカス』のカーク・ダグラス1916年~2020年2月5日(103歳没)
『トロイ』ブラッド・ピット1963年12月18日(現在61歳)

映画もCG使っているし、そのくらいの違いは当然なのだが。

火葬のシーンが何度かあったし、冥土に行くため舟賃として瞼にコイン乗せる習慣も宗教や時代、地域によって様々ということだ。


映画『ラストエンペラー』 オリジナル全長版(1987年製作の映画) THE LAST EMPEROR

2025年01月06日 | 映画

『ラストエンペラー』(英: The Last Emperor、中: 末代皇帝、伊: L'ultimo imperatore)は、1987年公開のイタリア・中華人民共和国・イギリス・フランス・アメリカ合衆国の合作による[7][8]、清朝最後の皇帝で後に満洲国皇帝となった愛新覚羅溥儀の生涯を描いた叙事詩的映画・歴史映画である。

映画冒頭、1950年、満洲国の崩壊と国共内戦の終結により、共産主義国である中華人民共和国の一都市となったハルビン駅の構内に列車が滑りこむ。

5年間のソビエト連邦での抑留を解かれ、送還された「戦犯」達がごった返すなか、1人の男が洗面所で自殺を試みるが一命を取り留める。薄れ行く意識の中で幼い日々の頃を思い出していた。この男こそ、清朝最後の皇帝にして満洲国の皇帝であり、中国王朝の最後の皇帝たる「ラスト・エンペラー」、すなわち、愛新覚羅溥儀である。

『ラストエンペラー』は(部分的に)何度か見た記憶がある。
清や、朝鮮、大韓帝国などの歴史を調べても非常に複雑だが映画を見ると中国そのものも分かりにくい国だ。

主役のジョン・ローン(John Lone1952年10月13日(72歳))の演技(顔立ち、、表情、声、身のこなし)が見事で、詳しく知りたくなった。

こちらの生い立ちもまた複雑で劇的だ。

ジョン・ローン(尊龍、英語: John Lone、1952年10月13日 - )は、イギリス領時代の香港出身でアメリカの映画俳優。本名は吳國良。

Wikipedia 詳しい出生についてはあまり公表されていない。国共内戦後の動乱の中、孤児として育ち、老女に引き取られて養育された。しかし生活苦のため老女も彼を手放すことになる。児童養護施設の中で出会った京劇の魅力に取り付かれ、10歳の時に上海で活躍した有名武旦役者の粉菊花が香港に設立した「春秋戯劇学校」に入学し、18歳まで演舞、武道などの基礎的なレッスンを受けた。

溥儀の家庭教師役のピーター・シェイマス・オトゥール(Peter Seamus O'Toole, 1932年 2013年)の演技もジョン・ローン同様、重厚で、端正な顔立ち。それでいてどこかとぼけた感じの顔立ちは映画に華ををそえている。1962年の『アラビアのロレンス』の主演、だっとはあとで気づいた。


『PERFECT DAYS』(パーフェクト・デイズ 2023年 日本・ドイツ合作

2025年01月03日 | 映画

『PERFECT DAYS』(パーフェクト・デイズ、原題:Perfect Days)は、2023年に日本・ドイツ合作で制作されたドラマ映画。

監督 ヴィム・ヴェンダース
脚本 ヴィム・ヴェンダース
高崎卓馬
製作 柳井康治
製作総指揮 役所広司
出演者 役所広司
柄本時生

評判はいいようだ。
面白がらないと、面白くない。賞狙いの気取った映画かと疑ったがどこか惹かれて完走。
面白がると、どこまでも面白がれそうな映画。この映画を批判するにはそれなりの鑑賞力が要求されそうだ。

ヴェンダース監督が小津安二郎を敬愛すると知ると、
俄然面白がれそう。
東京下町(景観)、清潔(主人公のアパートの外壁のよごれを除けば)、反復、省略(しすぎ)、というのもキーワードかも。

主役の役所以外はみなちょい役。登場人物の背景をことさらに描くのはこの映画では野暮というものだろう。


映画『祈りのちから』(原題:War Room)2015年アメリカで公開

2025年01月01日 | 映画

映画『祈りのちから』(原題:War Room)2015年にアメリカ合衆国で公開されたクリスチャンをテーマにしたドラマ映画。ケンドリック兄弟(アレックス・ケンドリックとスティーヴン・ケンドリック)によって制作された。

比較的低予算(約300万ドル)の制作でも、全世界で7300万ドル以上の興行収入を記録し、予想を超える成功を収めたという。
観客からは高い評価を受けたが、一部の批評家からはメッセージ性が強すぎる、キリスト教のプロモーション映画みたい。との意見も。

映画全体的に「祈りの力」と「神への信仰」のみで問題が解決するような焦点の当て方。それが第一歩だと言われればそうなんだが。
す祈るだけで?の疑問も残る。
「信者に向けた作品」と見なされがちだ。

映画の背景や意図を理解した上で楽しむことが必要だが、ま、前向きな気持ちになれる、そのことが大事、ということなのだろうか。


映画「マリア」2024年製作 イギリス 原題 Mary

2024年12月17日 | 映画

映画「マリア」
2024年製作/112分/イギリス
原題 Mary
配信:Netflix
配信開始日:2024年12月6日

マリア役はノア・コーエン。

ヘロデ王役を演じているのは、アカデミー賞俳優のアンソニー・ホプキンス。

映画『ファーザー』(The Father)2020年イギリス・フランス・アメリカ ドラマ映画
2024年08月08日 | 映画

『2人のローマ教皇』
2019年12月13日公開

などで見たアンソニー・ホプキンスの印象と、
ヘロデ王の、ベツレヘムに新しい「王」が生まれるという預言を聞いて恐怖を感じ、自分の権力を守るために幼子を殺すよう命じるいわゆる「幼児虐殺」のイメージとは少しかけ離れて感じられた。

マリア役のノア・コーエンが美しい。
次第にイメージ上の聖母マリアにピッタリに近づいていく過程も楽しみだ。


ラスト近く、聖家族(ヨセフ、マリア、幼子イエス)が神殿に行った理由は、

母親の清めの儀式

長子を主に献げるため

などだそうだが、


この時に神殿で出会った老人シメオンや女預言者アンナが、幼子イエスを「救い主」「イスラエルの光」と証言したことも、イエスの特別な使命を暗示する重要な出来事ですが、この場面もあっさりと描かれていて、うっかりすると見過してしまいそうだ。

神殿での老人シメオンのセリフ
残り11:50「この子はイスラエルの没落と台頭を引き起こす運命だ」

敵の攻撃を受けるだろう」「その剣はあなたの魂を貫く」
「多くの民の心の思いが明らかになるよう」

この場面は新約聖書のルカの福音書2章25-35節に記されています。

ラストでは、ヘロデ王について特に直接的な結末は詳細に描かれていません。

あまりにも壮大なテーマなので観る側でも観方は幅広いとおもう。

ーーーーーーー

以下は、聖母マリアに焦点を当てた、または彼女が重要な役割を果たす映画のいくつかです。

 

1. 『受胎告知』(The Annunciation, 1984)


2. 『グローリア』(Maria di Nazaret, 1995)

3. 『マリアとイエスの物語』(Mary, Mother of Jesus, 1999)

4. 『ヨセフとマリア』(Joseph and Mary, 2016)

5. 『パッション』(The Passion of the Christ, 2004)

6. 『マリア: マグダラのマリア』(Mary Magdalene, 2018)

7. 『ナザレのイエス』(Jesus of Nazareth, 1977)

8. 『聖母マリア』(Maria, madre di Gesù, 2000)


映画『グラディエーター』(原題:Gladiator)2000年公開 アメリカの歴史映画

2024年12月10日 | 映画

『グラディエーター』(原題:Gladiator)は、2000年に公開されたアメリカ合衆国の歴史映画。

監督はリドリー・スコット、主演はラッセル・クロウ。第73回アカデミー賞および第58回ゴールデングローブ賞で作品賞を受賞した。

マルクス・アウレリウス治下のローマ帝国を舞台とし、ラッセル・クロウが演じる軍団長マキシマス・デシムス・メレディウスは皇帝アウレリウスとその息子コモドゥスの確執に巻き込まれて家族を殺され、自らも奴隷に堕とされる

商業的にも成功したとあって観ることにしたのだったが、期待の仕方が間違っていたのか、物語の展開的には少々期待外れの感あり。

しかし最後まで飽きることなく観ることができた。

少々牽強付会の感は否めないかもしれないが、それは主演のラッセル・クロウが、高倉健を連想させたからだ。

負けて勝つみたいな、明るくはないぱっぴーエンドみたいな。

牽強付会のついでに言えばリドリー・スコット監督は高倉健とは「毎年連絡を取りあう仲だった」という。

========

『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』原題:Gladiator II)は、2024年のイギリス・アメリカ合衆国の歴史映画

帝政ローマ時代の剣闘士(グラディエーター)を描いた2000年の映画『グラディエーター』の続編。前作に続きリドリー・スコットが監督する。出演はポール・メスカル、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、デンゼル・ワシントンなど。

2024年11月22日の全米公開に先駆け、11月15日に日本で公開された。


映画『日本独立』2020年12月18日公開

2024年12月04日 | 映画

『日本独立』は、2020年12月18日に公開された日本映画。監督は伊藤俊也、主演は浅野忠信。

配役は実人物と似てないようで、微妙によく似ている。(この微妙さもこの映画の味になっているのかな)
吉田茂 - 小林薫 (最後まできづかなかった)
近衛文麿 - 松重豊など驚きだ。
「沈黙 -サイレンス」で通辞役を演じた浅野忠信の白洲次郎役も驚きだ。この映画に合っているとおもう。英語は流暢だ。

この映画は一度何かで全編見た気がするがTVだったのか思い出せない。

そのせいか、半藤一利のノンフィクションを基にした映画で戦争末期、降伏か、本土決戦か_運命の日々を描いた『日本のいちばん長い日』のような重厚感は感じられない。タイトル日本独立も直球すぎないか。

白洲次郎に関する本は昔何冊か読んだことがあるが、その記憶と重なる部分があって
映画の内容的には取り立てて新鮮味はなかった。
しいて言えば 0:20:44マッカーサー「日本に災禍をもたらして軍国主義者たちはいずれ極東軍事裁判にかける__
一方国民は被害者であると、そして一切の戦争責任はないと教えこむ これが占領政策の基本だ」0:21:06
War Guilt Information Programの印象とは若干ちがうような。

ま、吉田と白洲のコンビで、試合に負けて勝負に勝つ感は、全編ににじみ出ていたのではないか。
あいまい、受け流す、のらりくらり、面従腹背・・・ 結果的にしたたか・・。

白洲次郎はのちに述べている。

「新憲法のプリンシプルは立派なものである。主権のない天皇が象徴とかいう形で残って、法律的には何というのか知らないが政治の機構としては何か中心がアイマイな、前代未聞の憲法ができ上ったが、これも憲法などにはズブの素人の米国の法律家が集ってデッチ上げたものだから無理もない。しかし、そのプリンシプルは実に立派である。マッカーサーが考えたのか幣原総理が発明したのかは別として、戦争放棄の条項などその圧巻である。押しつけられようが、そうでなかろうが、いいものはいいと率直に受け入れるべきではないだろうか」白洲次郎『プリンシプルのない日本』


昨夜の韓国尹大統領の戒厳令宣布はいったい何だったのか。

「韓国史上最も不可解な出来事」 なぜ尹氏は戒厳令宣布に至ったのか
弾劾か辞任か…尹大統領の今後は 与党も反発、高官・全閣僚は辞意
「まさか戒厳令が出るなんて…」 韓国に近い福岡でも動揺広がる
市民が「人間の鎖」、兵士ともみ合いも 戒厳令で緊迫の韓国国会前
韓国戒厳令、2時間半で効力失う 尹大統領は弾劾危機で窮地に
最終更新:12/4(水) 22:22

 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領「非常戒厳を宣布」についてSNSでは、日本メディアの報道量の少なさ、立ち上がりの鈍さに困惑する声が相次いでいる。


『グランパは新米スパイ』(2024年製作のドラマ) A Man on the Inside

2024年12月03日 | 映画

グランパは新米スパイ(2024年製作のドラマ)
A Man on the Inside

公開日:2024年11月21日製作国:27分×7話
ジャンル:コメディ

登場人物の数の多いのは日本の老人ドラマと共通なのだが
アメリカの老人ホームは、日本とはなにかとかけ離れていて、ハマれない。
多分この老人ホームもアメリカでは一般的ではないのだと思う。

主演 元大学教授 テッド・ダンソン


ドキュメンタリー映画『今すぐ購入』: 購買意欲はこうして操られる  Netflix

2024年11月29日 | 映画

今すぐ購入: 購買意欲はこうして操られる (クリップ 字幕付き) | 日本語の予告編 | Netflix

製作国:イギリス上映時間:84分
ジャンル:ドキュメンタリー

原題 Buy Now! The Shopping Conspiracy.
Netflix. 配信開始日, 2024年11月20日

Conspiracyとは陰謀、謀略、裏切りや悪事を陰で計画すること

”インターネット通販大手「アマゾンジャパン」が運営する通販サイトで、出品者に販売価格の引き下げなどを強要した疑いがあるとして、公正取引委員会は26日午前、独占禁止法違反(不公正な取引方法)容疑で同社を立ち入り検査した”読売新聞

のニュースがあった日にこの映画をみた。

販売側の何人かの元社員の証言で構成されている。

「購入させる仕掛け」など買う前の仕掛け
よりも

「修理しづらい商品デザイン」
「リサイクルマークの真実」

「廃棄と健康被害のループ」

など、売った(買った)あとの廃棄物の問題が深刻だが、両者は密接な関係があることは言うまでもない。

誇張もあるのだろうが、薄々気になっていたことではある。


映画『パトリオット』(The Patriot)2000年公開のアメリカ

2024年11月27日 | 映画

wikipedia『パトリオット』(The Patriot)は、2000年公開のアメリカ映画。アメリカ独立戦争を背景とするドラマを描く。監督はローランド・エメリッヒ、主演はメル・ギブソン。

ドンパチの戦闘シーンが多い映画なのにどこか牧歌的。(と言うのはたぶんふさわしくない)

風景もそうだが
この映画でなんどか行われる戦列歩兵( Line Infantry)の形態は日本の戦国時代末期の鉄砲足軽の戦列歩兵に似ている。
日本のほうが世界に先駆けていたのだ。

ベンジャミン・マーティンは、フレンチ=インディアン戦争(1754–1763年)の英雄で、
亡き妻の残した子供たちと共に平穏に暮らしていたが、イギリスの圧政から独立戦争が勃発すると、
愛する者を守るために再び銃を取る、というのもいかにもアメリカ的だ。

主演のメル・ギブソンの風貌も雰囲気も家族を守る父の物語としてピッタリだ。かっこいい。
シンプルで映画としてもおもしろい。

歴史映画ではなさそうだがアメリカの歴史の勉強にもなった。

七年戦争(1756–1763年)は、フレンチ=インディアン戦争を含む世界的な戦争です。

主役ベンジャミン・マーティが勇名をはせたフレンチ=インディアン戦争(1754–1763年)は北アメリカを舞台にしたイギリスとフランスの植民地戦争

アメリカ独立戦争(1775–1783年)への前兆ともなった。

独立戦争では、フランスがアメリカ側を支援し、スペインやオランダも参戦するなど、西洋諸国がアメリカの独立を支援した。この映画にもイギリス軍(赤服)  大陸軍(青い軍服) にフランス軍服もあったと思う。

日本においても、19世紀半ばにアメリカの黒船来航(1853年)が江戸幕府を揺るがし、明治維新(1868年)の引き金となりました。