奄美 海風blog

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一年前の記事 この夏前、伐採を待つ千年松 伐採の様子

2019年05月31日 | 日記・エッセイ・コラム
 
この夏前、伐採を待つ千年松
↑ 先週の撮影。地元紙によると、この松は根腐れが確認され、今季台風シーズンを前に伐採されることになっている。このブログ内 検索 千年松 ★通称『朝仁(あさに......
 

この松は、このあと、約一か月後に、伐採され、現在は切り株だけになっている。

伐採の様子をみる ↓

関連このブログ あゝ「千年松」の一生
2018年06月28日 | 日記・エッセイ・コラム


【大活字版】老人の取扱説明書 (SB新書) 2018 4/15 初版第一刷

2019年05月30日 | 本と雑誌
【大活字版】老人の取扱説明書 (SB新書)
平松 類 (著)

71件のカスタマーレビュー
 
======
 
いろいろな版があるようだ。文庫版 kindle 版
かつて名瀬の書店でも文庫本を見た記憶がある。ということはそれなりに売れているのだろうと
思い図書館で手に取ってみた。
わたしは老人だが、まだ明日は我が身のつもりでいる、きのう、きょうだ。(表紙 予断は許されないが、題字上のマークほどには・・)
 
人間歳をとるとどうなるのか、いま社会はどうなっているのか、という気持ちで読んだのです。そういう意味では読後にブックレビューを見るのも役に立つと思ったのだ。
 
「取扱説明書」である以上、典型的、一般的な事例が多く、役には立ちそうだが、(実際身につまされる立場になると、一行一行が身にしみるということもありそうだが)介護の経験もなく、身近な介護の経験者の話も断片的に聞くだけで、日常生活に差し迫った支障もない素人にとっては、むしろ、「もうすこし、くわしく」と思う箇所も多かった。
 
「老人」といっても身体的個人差(性格や生活習慣)、社会的格差があって、介護する人や親類などとの人間関係も
人によってさまざまだろうが、そういう視点は捨象して、「老人の困った行動の数々、実は認知症や性格によるのではなく、老化による体の変化が原因だ」といスタンスで、具体例にそくし、医学的、科学的な専門的な知見からの対処法、予防法などが示され、図解もついている。個人の環境を無視した説明には反論もあるだろうが、それにこだわりすぎると話が前に進まないという面もあるのだろう。

『認知症の取扱説明書』 (SB新書) 新書 – 2018/5/8 10件のカスタマーレビュー
は、より詳しいのかもしれない。
 
『ピンピンコロリの新常識』単行本(ソフトカバー) – 2018/8/29
星 旦二 (著)
5つ星のうち 5.0
1 件のカスタマーレビュー
 
も最近よんで納得もしたのだが、ほとんど内容が思い出せない。

『神の島のこどもたち』 単行本 – 2019/1/18

2019年05月28日 | 本と雑誌
 
『神の島のこどもたち』 単行本 – 2019/1/18
中脇 初枝 (著)
5つ星のうち 5.0
1 件のカスタマーレビュー
 
amazon 登録情報
単行本: 186ページ
出版社: 講談社 (2019/1/18)
 
amazonn 内容紹介
1952年。高校2年生のカミは、神戸に行った幼なじみを想いながらも、家族や友人と沖永良部島で暮らしていた。しかし、いつまで経っても島は米政府の統治下に置かれたまま、復興が進み豊かになっていく日本本土から分離されている。カミたち島民は、悲願である本土への復帰を訴えるため、活動を始めるが――。
 
奄美群島は
1945年(昭和20年)9月2日、米軍によって本土から分割され米国民政府の統治下に置かれた。
1952年(昭和27年)4月28日「日本国との平和条約」(サンフランシスコ条約)
が発効し(奄美では痛恨の日、沖縄では屈辱の日とよばれる)日本は主権が回復する。
しかし、アメリカは山がちで基地としての利用価値が少なく復帰運動の激しい奄美群島の統治を諦め、1952年(昭和27年)2月10日にトカラ列島、それにつづき、
1953年8月8日、アメリカのダレス新国務長官、吉田首相、岡崎外務大臣が会談し、
「少し早いクリスマスプレゼント」として、「平和条約第3条に基づいて奄美群島に関して有する権利を放棄する」とのダレス声名を発表、同年12月25日、沖永良部、与論を含む奄美群島は日本復帰した。
 
 
しかし、話は、それに先立つ1952年のことだ。同年9月、岡崎外務大臣とマーフィー駐日アメリカ大使の会談で奄美群島の復帰に光明が見えたあとになっても、与論島と沖永良部島は現状のまま(徳之島以北と南2島の分離)という情報も流れる。(検索するとくわしい記録が見つかりますが、この2島分離の情報はネット上でも思いのほか少ない)
 
小説は、このころ1952年の沖永良部が舞台。
歴史書でもつかめきれない詳しい興味深い
描写もあったが、それは舞台であって読みどころはほかにある。(わたしは歳のせいかついていけないところもあったが)
 
沖永良部島は、地理的に沖縄島と日本本土の間にあり、
奄美群島の中でもほぼ中間で
両地域の境界にあって、歴史的、政治的、文化的にも影響を受けてきた。
(沖永良部島の中にも見えない境界あるのかも知れない)
 
奄美大島からみると、沖永良部島の音楽や踊り、それに風景もより沖縄に近く感じるが、小説のなかでも、そうしたことはつよく感じることができた。
 
「2島分離」返還の懸念の情報を受けて島の人々の複雑な心境、高校生たちのとった行動が詳しく描かれる。本土の誤解をさけるべく、復帰運動で髪型や服装などで沖縄風を避けるよう促す大人たち。親島であるはずの沖縄への裏切りに繋がらないか?人々が葛藤に終止符をうつためつぶやいたは「しかたない」だった。それは戦時中も、そして今も、世界のあちらこちらでつぶやかれている言葉なのかも知れない。
 
当時の人々の心情に、奄美と変わらいもの感じたのだが、やはり独特なものも感じることもできた。
 
物語は、わたしの生まれる前後の話だが、カタカナで表記される登場人物の名前や、アメリカ関係の単語、
L/C貿易、HTB、トラック、ヘリコプター、ブラスバンド、シェークスピアなどのカタカナが妙にモダンで、
それらにはさまれて、いくつも出てくるシマうたの歌詞の方言が新鮮に見える。
 
高校たちもみな希望をもって生きていて、どこか明るい。
 
P67 タビというのは、単なる旅行のことではなかった。
島に生まれた人が外に出ることをそう言った。神戸や鹿児島に出稼ぎに出ていって、向こうで結婚してこども
が生まれても、彼らが戻ってくるとタビ下りと言われた。P67
 
なにげに読み飛ばした箇所だったが、これは物語りの結末につながる重要なところかもしれない。
わたしは読解力不足で「マチジョー」の人物像をつかみきれないうちに読了となった。
 
読む前、タイトルの「神」にすこしこだわりがあった。
 
高校2年生のカミの恋人らしき「ユキ」の性別がわかるまで、だいぶ気をもんだりもした。
なにかの暗号かな?と思ってしまったのだ。
 
前作の『神に守られた島』2018/7/12 を読んでいなせいなのか私は恋愛小説というより、
民俗学的な見方に傾きがちだった気がする。
===
奄美の島が舞台の小説は、いくつか読んだが、そのうちでも
沖永良部島が舞台のものが多いのは、理由があるのかもしれない。
 
読書メーターなどのレビューでは、ほとんど肯定的、好意的な感想だった。
何かの大賞に選ばれるかも。
 
 
初出 「小説現代」2018年10月号に掲載したものを大幅に加筆修正し、書下ろしを加えたもの。

『逆説の日本史』 24: 明治躍進編 帝国憲法と日清開戦の謎 単行本 ? 2018/12/17

2019年05月27日 | 本と雑誌
 
『逆説の日本史』24: 明治躍進編 帝国憲法と日清開戦の謎 単行本 ? 2018/12/17
井沢 元彦 (著)
5つ星のうち 4.4
6件のカスタマーレビュー

まだピカピカの新着。

1巻(1992年週刊ポスト、→1997年小学館)から通読中のこのシリーズ。週刊誌でも連載継続中。
やっと追いついた現在の最新刊。ページの黄ばみや表紙の色あせがない。
24巻は「言霊、和、怨霊、穢れ」や歴史学会の「史料絶対主義」批判
は冒頭でまとめられ、それほど、クドクはない。
 
かわりに各章で「朱子学中毒」が目についた。
「亡国の哲学」としてくりかえし登場する朱子学。
おかげで歴史がわかりやすく説明できるが、そろそろ
朱子学自体の詳しい内容、利点など、なぜ江戸時代あれほど
浸透したのか?も知りたくなってしまった。
 
読了から2週間ほどがたち、まとめるのはたいへんだが、
その朱子学の害毒を免れた少数の人物はなぜ免れ得たのか?
その一例だけを書いておこう。
 
第一章「帝国憲法と教育勅語」_ 知られざる「陰のプランナー」←井上毅のこと。井上馨ではない。
大日本帝国憲法の伏線となった政府内対立「明治一四年の政変」p29
二章三章ももりだくさんだが、ここは、今までの既読感(くりかえし)があまりなく
新鮮で最もドラマチックで圧巻だった。
 
維新の三傑が、明治10年、前後に時期を同じくして死去する。
木戸孝允、京都で病没。
西郷隆盛の西南戦争で戦没。
大久保利通紀尾井坂の変にて撃たれる
征韓論政変 西南戦争
などの目まぐるしい出来事と
自由民権運動の隆盛、帝国憲法制定国会開設
の間にあって目立たないが、
「明治一四年の政変」は「近代日本の方向性を決めたきわめて重要な事件」P45 である。
 
その「プロシア派の勝利を確定させた「明治十四年政変」の主役が井上毅である。
われわれの年代ではいまいち知名度が低く、人物像もはっきりしない。
井上毅もだいじだが、ここでは下のwikipediaにゆずる。
岩倉や伊藤とともにプロシャ流の王(皇)権拡張を目指し、
保守的で中央集権的国家を描いて突き進んだ井上毅。
 
一方、井上毅が強く反対したのは
政府部内の大隈と在野の福澤らの、イギリス流の民権拡張路線の政党政治。
(実際はやや複雑だが)
 
ではなぜ、
P60武士出身の大隈と福澤(早慶連合)は朱子学の洗脳から逃れることができたのか?
↑の”朱子学の害毒を免れた少数の人物はなぜ免れ得たのか?
その一例” だ。

ここで、福澤とあの島津重豪とのつながりを知ったのは少しおどろきだった。
 
薩摩藩の第8代藩主島津重豪(しげひで)
本書で唯一(というか、こういう本にも出てくるんですね。沖縄は出できません)奄美の文字が。
島津重豪(しげひで)「太平の信長として薩摩を変えた。」
「視野を広く世界に求め、幕府が太平の眠りについている間に後進国薩摩を世界とともに歩みさせ始めた。無茶もしたが、斉彬(なりあきら)や久光よりこの人こそ薩摩変革の功労者」と評価が高い。
とは言っても重豪(しげひで)は「恐ろしい独裁者であり、散財を続け奄美などの農民から収奪を繰り返した。」P162 と評価にバランスをとっている。
重豪(しげひで)が薩摩で実権をにぎり続けたのは8代将軍吉宗の死から間もない1755年から開国の足音が聞こえはじめる1833年までと長い。
学問に興味を深く示した(蘭癖(らんぺき)のことや、積極的に政略結婚をすすめる政策などによる浪費、島津のお家騒動による政治犯の奄美への遠島、下級武士の調所広郷を重用した藩財政再建(「御改革第一の根本は」(1830)奄美の砂糖収奪)のことなど
重豪は奄美も歴史を考える上でも欠かせない人物である。
重豪は、江戸時代後期の政界に絶大な影響力を持ち、高輪下馬将軍と称され、賄賂政治のあの田沼意次とも親しかったという。
重豪は、西郷が生涯忠誠を誓った斉彬(なりあきら)の曾祖父。
 
 
福澤の家は代々豊後国中津藩に仕える家柄。
中津藩は江戸中期から奥平氏が藩主。
その5代藩主昌高も「蘭癖大名」と呼ばれていた。
昌高は、なんと重豪の次男であったというのである。(島津家からの養子)
3代昌鹿と重豪は蘭学好きで仲がよかった。
この時代の中津藩の藩医にあの「ターヘル=アナトミア」を翻訳した前野良沢がいた。
こうした藩の環境が福澤の思想に大きな影響を与えた。
福澤は中津藩大阪屋敷で、大坂商人との交渉役である父の子として生まれている。
いわゆる朱子学中毒者からは、「士農工商」の「商」にかかわる武士として白い眼でみられる立場だった。
咸臨丸に乗ってアメリカを自分の目でみて経験もある。
福澤は西郷を高く評価している。
 
「明治一四年の政変」が
岩倉・井上らあ考えたであろう「国家の基本を定める憲法の上でも天皇の絶対性を確立しない限り日本もの未来はない」はやがてその権威を笠に着た軍部の主導権をゆるし、議会を圧迫し亡国に道につながる。P73
とは、重豪の評価もふくざつなものだ。

wikopedia井上毅
憲法設計に携わる
熊本藩下の秀才
、福澤諭吉の『民情一新』を添えて大隈の意見書との類似を指摘、イギリスに範をとる憲法制度に反対した。
漸進主義とプロイセン(ドイツ)型国家構想を主張した。
以後も大隈排斥の多数派工作のため、宮島で療養中の井上馨を訪ね、彼を大隈排斥とプロイセン型憲法の早期制定論者へと豹変させ、伊藤への説得を依頼する。続いて薩摩閥の松方正義の説得に成功、黒田清隆・西郷従道ら薩摩派への工作を依頼する。
そして開拓使官有物払下げ事件が報道されると、大隈・福澤らを政府内から排撃するため、大隈陰謀説の流布に加担し、結果として10月に発生した大隈と彼に属する官僚の罷免につながる(明治十四年の政変)。
政変後は伊藤のブレーンとして活躍し12月に発足した参事院(後の内閣法制局)の議官になり、国会開設の詔を起草、明治15年(1882年)に発布されることになる軍人勅諭の起草に関わる
明治19年(1886年)5月に伊藤の呼びかけで憲法に着手、翌明治20年(1887年)5月に憲法草案に甲案・乙案を伊藤へ提出、ロエスレルも伊藤に出した草案を参考にして憲法作成は始動した

大相撲 5月場所(2019年) 千秋楽 奄美力士星取表(十両以上)解説 大翔鵬(9勝6敗) 寄り切り ○明生(10勝5敗)

2019年05月26日 | 大相撲
 
大相撲 5月場所(2019年) 千秋楽 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*OOOOOOO*O 10勝5敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
大翔鵬(9勝6敗) 寄り切り ○明生(10勝5敗)
 
 
 
自己最高位で初の二けた勝利
左を固めつつ前みつを取って前に出る明生。
刺した右は高くかかげて、それを小手に振った大翔鵬の攻めを足をかけてバランスをくづしながらの
うまい相撲で寄り切り。
 
「明生10勝5敗は立派な成績です」ラジオ 実況
「寄り切り明生二けた見事です」TV
 
 
しかし、きのうまであった新三役(小結)昇進への言及はなかった。
(明生はこの時点で3枠あるなかで5番手くらいにあるものと推察される)
 
ただ、ラジオでは「来場所横綱、大関との対戦は当然予想される地位。
本人もそのことを楽しみにしている」。
 
今場所メキメキ力をつけた相撲を印象づけた
180㎝150キロの明生を紹介するときの枕詞は
(決して体は大きいほうではないが)だが、
 
今日のTV舞の海さん「180cmの割には、今の力士のなかでは体重150キロはそれほど大きいほうではない」
 
舞の海さんらしい着眼点だ。
明生本人もこれ以上体重は増やしたくないという。
 
体重を増やすと、動きがにぶくなるだけでなく、大敵の
怪我に泣くリスクも増えるので、この姿勢には賛成だ。
この体でくりだす、見ていて気持ちのいい、思いっきりよく、相撲っぷりの良さで明生は
 
 
日ごとに実施される力士の敢闘精神を評価する来場者アンケートで
13日、幕内2位  炎鵬   小手投げ
12日 同1位   栃ノ心  寄り切り
10日 同2位   松鳳山  突き落とし
に選ばれている。バランスのいい柔らかい体も武器になりそうだ。
 
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O**O*OO**** 5勝10敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
臥牙丸(9勝6敗) 押し出し 大奄美(5勝10敗)

大相撲 5月場所(2019年) 14日目 奄美力士星取表(十両以上)解説 ×明生(9勝5敗)叩き込み ○阿炎(9勝5敗)

2019年05月25日 | 大相撲

大相撲 5月場所(2019年) 中日 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*OOOOOOO*  9勝5敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 

×明生(9勝5敗)叩き込み ○阿炎(9勝5敗)
 
一瞬の勝負。行事軍配迷って、物言いの結果、軍配どおり。
 
明生の当たりの速さ、強さ、とその後の前に出る動きに驚いた阿炎。
その意味では勝負は一瞬ではなく二瞬ぐらいはあった。
 
驚いた阿炎は引くことしかできなかったが、長い手足がもたらす懐の深さに
かろうじて救われ、死に一生を得たかっこうだ。
阿炎は、急成長した明生の鋭い攻めを、肝に銘じたに違いない。
ラジオの放送席では、取組後も来場所の明生のいきなりの三役昇進の可能性、
星のならんだ阿炎の三役の可能性にも言及した。
 
両者はこれからも若手の好敵手として注目されることになりそうだ。
 
阿炎(埼玉県越谷市25歳) 
平成30年11月 東前7  *OOOOO*O******* 6勝9敗   
平成31年1月  西前10 *OOO**OOO*%OOO* 10勝5敗  
平成31年3月  西前6  ***O*O***OOOOOO 8勝7敗   
令和元年5月   西前4  O*OOO*OO**OO*O  9勝
 
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O**O*OO*** 5勝9敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
 
安美錦(7勝7敗) 寄り切り 大奄美(5勝9敗)

大相撲 5月場所(2019年) 13日目 奄美力士星取表(十両以上)解説 炎鵬(7勝6敗) 小手投げ ○明生(9勝4敗)

2019年05月24日 | 大相撲

大相撲 5月場所(2019年) 13日目 奄美力士星取表(十両以上)

幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*OOOOOOO   9勝4敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
炎鵬(7勝6敗) 小手投げ ○明生(9勝4敗)
立ち合い直後、炎鵬のこのしめつけは明生は意表を突かれた攻めだっただろうが、そのまま小手に振って土俵際で投げの打ち合い・。
俵の向こうに手をついた明生(左)にくらべ、俵の上に手をついた分、炎鵬の手が先に着いた(写真はその瞬間)。
行事の完全な死角になっている。
行司軍配は炎鵬に上がったが、
物言いのあと協議の結果「行司軍配差し違え」で明生の勝ち。
勝負の決定的な部分が死角になっても、あるいは明らかに引き分けでも
行司はどちらかに軍配を上げなければならない。
 
軍配「差し違え」とはなんとも日本的は言い方だ。
辞書によると「差し違え」とは① 入れ違えること。誤って他の方へ差し入れること。 ② 相撲で、行司が判定をまちがって、負けた力士に軍配を上げること。 ..
とある。
⓶に「判定をまちがって」とあるが。
差し違えとは、行司は客観的に正しい判定をした(この場合明生が勝ったと見た)が、軍配を上げる方向を間違えただけで、あるいは明生を西側力士と勘違いして西(炎鵬)上げただけ、ともいえる。
辞書の①の「誤って」も何を誤ったのか不明である。
と、これは客席で見る立場になれば、ひいきの力士が勝ったか負けたかでも言い分はちがうのだが。このへんにしておこう。
 
明日の明生の対戦相手は 前頭四枚目 阿炎(8勝5敗)
 
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3O***O**O*OO**  5勝8敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗

 

 


『ミクロコスモス』森の地衣類と蘚苔類と 単行本 – 2018/9/10

2019年05月24日 | 本と雑誌

奄美大島大和村林道わきでドライブ散歩の途中撮影。いつもの道も、ちょっと目をこらすだけで

森のなかに「もう一つの宇宙」を発見できる。

↓ これは2、3週間前の読了ですが、地衣類 コケ類などにハマるひとの持ちがわかるような。

『ミクロコスモス』森の地衣類と蘚苔類と 単行本 – 2018/9/10
大橋弘 (写真), 田中美穂 (解説)

これは写真集なのですが、解説が古書店主というのが異色かな。

写真家と研究者、どちらが先に魅力にのめり込んだのだろう。

ボタニカル(植物)ブームとかで、コケ女子、キノコ女子などという言葉もあり、

同好会なども多くあるそうだ。なぜ女子なのか、おじさんが

amaazon 

内容紹介
ここはジブリの世界か? それともアリスの世界か? 写真家・大橋弘が30年以上も歳月をかけて撮影し続けてきた森の中に生息するコケ植物(蘚苔類)や菌類・藻類(地衣類)。まさに「ミクロコスモス」と称したくなる、美しくもありファンタジックでもある「森の小宇宙」。そこにたたずむと感じる、不意に森の一部になってしまうような緊張感と心地よさ……。人間の視点を離れ、小人になってミクロの森に分け入っていくような、そんな愉快な楽しみを教えてくれる一冊。解説エッセイ:田中美穂(古書店「蟲文庫」店主)
 
登録情報
単行本: 112ページ
出版社: つかだま書房 (2018/9/10)
言語: 日本語
 
 

大相撲 5月場所(2019年) 12日目 奄美力士星取表(十両以上)解説 ○明生(8勝4敗)寄り切り 栃ノ心(9勝3敗)

2019年05月23日 | 大相撲
大相撲 5月場所(2019年) 12日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*OOOOOO   8勝4敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
明生(8勝4敗)寄り切り 栃ノ心(9勝3敗)
 
 
 
立ち合い、先に足の位置が決まった栃ノ心が腰を割った。
膝にヒジを乗せ明生を見つめて待つ。
明生は、右左、足のうらで土俵の砂を払いながら、両手にさがり持って
少し上体を反らしたあと、腰をねじ込むように腰をおろす。
明生も両ヒジは膝の上。じっとしている。
まったなし。
栃ノ心は、やや上体を揺らしたり、ひざに載せた左の腕、こぶしを作って
手首をくるくるまわしている。
やや、あって先に左のこぶしを伸ばし、ひざから離したの栃ノ心だった。
それに応じて明生も左こぶしを突こうとしたが
栃ノ心が、こぶしが付く前に戻したのを見て、ひっこめた。
明生は落ち着いているというより集中しているようだ。
取りこぼしてはならい栃ノ心は、ここでいったん待ったにもっていきたいほど緊張していたが、館内の空気を感じたのか、大関経験者のプライドと
復帰へのプラッシャーなのか。いちど出したこぶしをひっこめた、ひけめ
からなのか、えいや、と立ってしまった。
踏み込みの明生がよかった。明生はすぐに左を刺した。これが無ければこの結果はなかっただろう。
明生の右を気にする栃ノ心。両足を浮かせるように頭から突進する明生の気迫に栃ノ心あわてている。
まえみつねらいに、なおもあわてる栃ノ心。踏ん張った右足は痛まないのか。
左足は流れている。
明生は栃ノ心に相撲を取らせず、3秒で圧倒した。
完敗にこころなしか栃ノ心、ふっきれた表情にも見える。
 
 
 
 
 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O**O*OO*    5勝7敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
 
 
千代の海(6勝6敗) 突き落とし●大奄美(5勝7敗)

大相撲 5月場所(2019年) 11日目 奄美力士星取表(十両以上)解説 石浦 押し出し 明生 明日栃ノ心戦

2019年05月22日 | 大相撲

大相撲 5月場所(2019年) 11日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*OOOOO    7勝4敗 
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
石浦(5勝6敗) 押し出し 明生(7勝4敗)
 
石浦の当たりも悪くはない。

明生の左を押っつけ、刺させない。
土俵中央石浦は、しっかり腰を下ろして
何かしでかしそうだ。
 
一瞬の膠着を嫌った石浦は、腕を振りほどくように
叩いた。超高速のはたきだ。
 
↑ しかし石浦の相撲はここまでだった。
まったく動じない明生は、安心してみていられた。
ここからの攻めは一直線。
明生の足がそろい、石浦m右の下手が届いた。
だが心配無用。その暇もなかった。
 
↑腰をひねるようにして、さわったばかりの石浦の左下手を飛ばし、
のど輪で体ごと突き放した。
相撲勘のよさ、判断の速さ、動きの速さはいつもと同じ、絶好調。
 
==========
明日 明生×栃ノ心 明生は4場所連続勝ち越し、栃ノ心は、大関復帰がかかる。
栃ノ心はきょう阿炎に叩き込みにやぶれ2敗。あすの明生戦はファン待望の大関復帰がかかる。
 
また、鶴竜も妙義龍(にやぶれ2敗。栃ノ心は優勝してトランプ大統領から表彰状をもらう雄姿を世界中にの人に見てもらえるために、優勝のプレッシャーもかかる。
 
また、きょう鶴竜をやぶった妙義龍に明生は7日目に快勝している
 
 
 
 
アベマtvの放送席で、解説者デビューし、石浦×明生戦を解説する佐ノ山親方(元里山 奄美市)ワイプ画面
 
石浦は佐ノ山親方も日大相撲部の後輩で取り口も似ている。現役時代に奄美の有線放送に一緒に出演したこともある。
 

 
十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O**O*OO  5勝6敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
旭大星(3勝8敗) 送り出し○大奄美(5勝6敗)

大相撲 5月場所(2019年) 10日目 奄美力士星取表(十両以上)松鳳山  突き落とし ○明生/豊山 寄り切り ○大奄美 

2019年05月21日 | 大相撲
 
大相撲 5月場所(2019年) 10日目 奄美力士星取表(十両以上)
幕内
 
明生(瀬戸内町)23歳
5月 西前7 ***OO*OOOO 6勝4敗
3月 西前11 *OO***OOOOOOO** 9勝6敗
1月 西前12 **OOOOOO*****OO 8勝7敗
11月 西前15 OO*O*O*O*OO*OO* 9勝6敗
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前1 6***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
5月 東十4 *OOOOOOO*OO*O** 10勝5敗
3月 東十3 O***O**OOOOO*** 7勝8敗
1月 西十4 ****O**O%*OOOOO 8勝7敗
 
松鳳山(6勝4敗) 突き落とし  ○明生(6勝4敗) 
 

 
明生(写真右)
平成7年7月 23歳
180.0cm 150.0kg
 
松鳳山
昭和59年2月 35歳
177.0cm  137.0kg
 
相撲人形のような、ふっくらした赤ん坊のような
印象の明生。
色つやのよい体が、このところの連勝で
心なしか、筋肉をつけ大きくなったように見える。
 
きょうの一番。
 
いくつもの攻防のある熱戦で観客が沸いた。
最後のさいごは、明生のスタミナがものをいったような激しい、
みていて、楽しめるいい相撲だ。
大型力士同士では、こうはいかない。見どころのある一番。
解説の北の富士さんは、力士はあまり大きくなりすぎず
このくらいの、きびきびした動きのできる体がよい、
との持論を最近よく口にする。
 
 わたしは怪我の少ない明生の相撲に期待している。

十両
大奄美(龍郷町)26歳
5月 西十3 O***O**O*O 4勝6敗
3月 西十3**O*OO****OOO*O 7勝8敗
1月 東前16*O**O*****O*O**4勝11敗 
11月  東前15 O*OOO****OO**O* 7勝8敗
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗
5月 東前11*OOO******O**** 4勝11敗
3月 東前16 O*OOOOOO****OOO10勝5敗
3月  東十9 O**OO**OOOO***O 8勝7敗
 
豊山(6勝4敗) 寄り切り ○大奄美(4勝6敗)
 

 
東京農大(の初代豊山 勝男と同じ) と 日大(大奄美)
やや単調な豊山押しを、重い腰で耐え、休まず足を前に運び、
あぶなげなく、寄り切り