高いのを見る。2004.07.25
はじめての奄美。原生林を降り、海で脚を洗いました。
これは今日の海ではありません。
あんなもの、こんなもの↓まで、心うきうき、南の島のドライブ
旅気分。
ホーローの看板は探しだすと、どこも、いかにもありそうに見えてしまいますが、そうある物ではありません。(他に、たばこ 塩 公衆電電報 醤油 元気ハツラツ ボンカレー 味の素 いろいろな代理店)
探しているとせっかくのきれいな海を見落としてしまいます。
集落のブロック塀には代わりに政治家のポスターが。
気温18度、晴れ、降水量無し。(夜小雨)
曇りだったり、晴れたり、雨降ったり、寒かったりしていたのですが、今日は、いきなり春になっていました。
島の天気はパワフル。めじろはヒカン桜に夢中。至近距離がら落ち着いて、ズーム。順光の位置に回りこみ、背景の電柱を避け、切り取った後の構図などを考える余裕もあります。何羽もいるからです。
本茶峠は、名瀬市浦上と龍郷町大勝の間の旧道にあります。ここは、国道を浦上側の朝日小学校の先から左折して入った付近。トンネルが出来たので、旧道です。交通量が少ないのでのんびりできます。
ここも今、主役はハゼノキの赤。田中一村の散歩道としても有名。
道路脇の桜とハゼノキがカラフル。向こう側の山の嶺々はカラフル+スペクタクル。(写真忘れ)
峠までの中ほどの所の道端に田中一村画と本茶峠の植物と題した看板がありました。
それによると、一村画に描かれた全32種の植物の内、19種はこの付近に分布しています。
アオノクマタケラン(しょうが科)
アカミズキ(あかね科)
イジュ(つばき科)
オオタニワタリ(ちゃせんしだ科)
キキョウラン(ゆり科)
キダチチョウセンアサガオ(なす科)
ギョクシンカ(あかね科)
クマタケラン(しょうが科)
クワズイモ(さといも科)
ゲットウ(しょうが科)
コンロンカ(あかね科)
サクラツツジ(つつじ科)
ソテツ(そてつ科)
ハマニンドウ(すいかずら科)
ヒカゲヘゴ(へご科)
ビロウ(やし科)
フトモモ(ふともも科)
ムサシアブミ(さといも科)
ノボタン(のぼたん科)
一村が絵描きやウォーキングの途中利用していたという泉は現在、閉口中とある。
2004年8月 奄美の自然を考える会
田中一村記念美術館や空港に行くのに、ここを通らず、わざわざ?トンネルを通るのはもったいない。PR不足なのではないか。
そんなことを考えながらカメラをかまえていたら、龍郷(たつごう)側から観光バスが登ってきました。写真右側に見下ろす山肌も、スペクタクル。緑にハゼの赤まだらです。
ハゼの赤と桜のコントラスト(紅葉と桜)を狙いましたが失敗しています。後ろにもっといいポイントがあったのに。
峠を越え、龍郷(大勝)側の桜並木はまだ、開花は進んでないようでした。
桜並木の見ごろはこれからです。
龍郷町大勝側からの本茶峠入り口の地図です。空港から名瀬へ向かう国道の途中です。拡大して確かめて下さい。
『名瀬市誌』を,、題字だけを見て、名瀬市の観光パンフの類だと思ったら大きな間違いでした。
また発音だけから、単に名瀬市の成り立ちの歴史を書いた本だと想像しても、違います。
名瀬市誌は、学術研究の歴史・民俗資料としても高い評価をうけているばかりでなく、最近の南島文化研究の進展による、奄美・沖縄への関心の高まりによって、一般の人にも読まれています。昭和37年の市誌編纂事業への着手は、奄美の他の町村史(誌)編纂の先駆となるものでした。
巻歴史編は、869ページ
詳しくは、こちらをご覧下さい。
奄美博物館 「改訂 名瀬市誌(全三巻)」
発刊、販売ご案内
本屋さんで買った奄美の歴史や、民俗など本を読んでいると、それらの本によく引用されている本です。
全部で2,236ページもあります。
しかし、学術研究と聞いて尻込みしていたのも、また間違いでした。
拾い読みですが、読んでみるとこれが意外、読みやすいちいってはアレですが、おもしろいのです。難しい漢字や、読みにくい地名などには振り仮名もふってあります。
『道之島代官記集成』
これは福岡大学研究所が、近世・明治初期、薩摩藩と明治政府が行なった南西諸島の支配記録(代官所記録)とその関係諸資料を校訂して、まとめた本です。本屋さんにはないので、図書館で借ります。
代官所は藩の統治機関、
「道之島」は藩政期の奄美諸島の総称、もともとは琉球王朝に服属、1609年島津氏の奄美・琉球出兵により、1610から11年にかけて道之島5島は薩摩藩直轄の蔵入地となって本琉球から分離。
琉球服属はいつですか?と聞かれたら、一応1266年とされていますが、はっきり定まっていない、
もしそれを見た人が生きていたとしても定めにくいと思うので、13世紀頃だんだんと、と答えることにしている。
あとで調べる。
大島代官記
喜界島代官記
徳之島代官記
沖永良部島代官記
呼び名はいろいろ
諸資料は374頁から465頁まで
これが意外や意外、人物の名前がたくさん出てきますので、ご先祖のルーツ探しに役立つことがあるのだそうです。
勉強すれば、あなたのルーツもわかるかも知れません。
位牌、お墓、戸籍謄本、土地登記簿、電話帳、お年寄りの話、古い文書、写真、絵、遺品など。
角川 日本地名大事典46
名瀬市 あまみ庵図書目録 角川 日本地名大事典46
ルーツ探しの旅に出かける前に、こちらのサイトなどである程度、目星をつけておかないと、宿泊費、滞在費がかさみます。
鹿児島県立図書館
蔵書検索のページがあります。