奄美 海風blog

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台風24号

2018年09月30日 | 台風情報

事前の台風(24号)対策が奏功して、海風荘は無事でした。長浜町では一瞬の停電もなかった。
今回も台風一過の青空というわけにはいかず、25号も発生していて、雨はないものの台風らしい息の長い風吹いていて、強まったり弱まったり、止んだりを繰り返している。


去年の記事 『山桜、散る朝』―ある新聞記者のがん闘病記 単行本 – 2005/1

2018年09月27日 | 紹介、お店など
 
『山桜、散る朝』―ある新聞記者のがん闘病記 単行本 – 2005/1


山桜、散る朝―ある新聞記者のがん闘病記 単行本 – 2005/1籾 とし子   (著)順番がひとつ前後した。これは3日前の読了。『流転の人 佳那』 単行本(ソフトカバー......
 

 

 

『山桜、散る朝』も『流転の人 佳那』も、もう10年以上前の出版になるのだな。
このブログを始めた2004年ごろ、『山桜、散る朝』は、名瀬の書店でみかけた記憶があるが、『流転の人 佳那』はその記憶がないのはなぜだろう。

『流転の人 佳那』 単行本(ソフトカバー) – 2007/5/1

2017年09月22日 | 本と雑誌
 
に次のように書いた。

『碑のある風景』―足でまとめた奄美大島史 (1980年)2001年再刊
『奄美 島唄ひと紀行』 2001年

 ↑この2冊は、まだインターネットがそれほど普及していなかった頃、名瀬にも昔からの書店がまだ十数軒あまりあったころに買ってよんで感動した。名著だ。確かそれ相応の賞も受賞しているはずだ。このブログを始めた2004年、この本の記事を参考に、あちらこちらに郷土史の勉強を兼ね、取材に行ったものだ。


西郷どん第36話「慶喜の首」23日放送の視聴率11・0% 前回から0・7p減

2018年09月25日 | 歴史 民俗
西郷どん第36話「慶喜の首」視聴率11・0% 前回から0・7p減
 
大久保の妾おゆうに作らせたという「錦の御旗」。
わりと明るいオレンジ色は戦場では安っぽく見えた。
(100円ショップで300円ほどと言えば言いすぎか)
 
今回はわりと順当に歴史をなぞった感があったが、
とんでもないと思えるような場面やセリフもあった。
 
前回から「戦いに鬼」になって執拗に「慶喜の首」を狙う
その西郷どんの大義名分「慶喜は、フランスに薩摩を売ろうとしている」だった。
 
それとは裏腹に寛永寺で謹慎する慶喜の床の間には「尊攘」の掛け軸があったし、
江戸の逃げ帰った(結局、将軍職就任から返上まで江戸にはいなかった)慶喜に対し
「フランスの力を借りて大阪湾から京を攻めっちまえばいいんです」という勝海舟の進言に、
慶喜は「その時こそ日本は終わる、日本は異国の手にわたる」と言って戦いをやめたという。
 
斉彬同様、結局「慶喜は名君であった」という流れになりそうな雰囲気だった。
西郷どん、次回「無血開城」で落とし前をつけるつもりだろうか。
 
ちなみに慶喜は、結局以下(思いつくままあげた)の誰よりも長生きした。このとき鳥羽伏見の戦いで32歳、そのご約45年を多種多様の趣味を大切に余生をエンジョイしている。
 
徳川慶喜 77歳 (大正2年)
家茂(前将軍)20 
勝海舟 75 
西郷隆盛 49 
愛加那 65 (西郷の3番目の妻糸子は84 大正11)
西郷菊次郎(西郷愛加那長男) 67 (原作では京都市長就任を前にインタビューに答える形で菊次郎が父の思い出を語るところから始まる)
大山菊子(同長女)48
一条美賀子(慶喜正室)58 
天璋院篤姫13代将軍徳川家定御台所 47 
木戸孝允 43 
井伊直弼 44 
坂本龍馬 31 
マシュー・ペリー 63
高杉晋作 27
伊東博文 68 
西郷従道 59 
徳川家康 73 
岩倉具視 57 
孝明天皇 35 
明治天皇 59 
島津斉彬 49 
島津久光 70
川口雪篷(沖永良部配流から帰還後西郷家の留守居役 書家) 73
===
教科書のような堅苦しいタイトルより、
思わせぶりのタイトルのほうが、視聴率的にもよいのではないだろうか。
最初の3か月は14パーセントもの好視聴率?を維持していた。
篤姫様は前回の予告編と同じくらいにしか登場しなかったし。
 
西郷どん
 
第1回薩摩のやっせんぼ 15.4%
第2回立派なお侍15.4%
第3回 子どもは国の宝14.2%
第4回新しき藩主14.8%
第5回相撲じゃ!相撲じゃ! 15.5%篤姫臨席の相撲大会で西郷、斉彬を投げ飛ばす。
第6回謎の漂流者15.1%ジョン万次郎の回でした。
第7回背中の母14.3%
第8回不吉な嫁14.2%
第9回江戸のヒー様14.8%
第10回篤姫はどこへ14.4%
第11回3月斉彬暗殺14.6%
第12回運の強き姫君14.1% 3月25日の放送
===========
 

大相撲9月場所(2018) 千秋楽 奄美力士星取表(幕下上位以上)明生、大奄美ともに帰り入幕へ

2018年09月23日 | 大相撲
ながら視聴のラジオで幕内前半戦の取組が終わるころあった
来11月場所の幕内と十両の昇降力士の話題では、
十両には、ほぼ確実に幕内へ上がる枠が3つある。
 
つまり幕内から陥落やむなしの力士は以下の3人だ。
(微妙な4枠目については後述する)
 
東前頭十六枚目琴勇輝6勝9敗
西前頭十六枚目石浦4勝11敗
西前頭十一枚目旭大星1勝6敗8休
↑以上の3枠に入る十両成績優秀者は、以下の3人だ。
 
東十両筆頭荒鷲8勝7敗
東十両二枚目明生9勝6敗
東十両四枚目大奄美11勝4敗
つまり、奄美の2力士はご当地九州場所帰り入幕は確実と見られている。
 
放送席の話の焦点は微妙な4枠目。今日不戦敗の西前頭十四枚目千代丸6勝9敗
の陥落があるかどうか、と
その枠に西十両二枚目の矢後(8勝7敗)が入り、新入幕なるかどうか、ということだった。
 
やや気になるところだが、
大奄美より番付が上で東十両三枚目大翔鵬8勝7敗 よりは
東十両四枚目大奄美11勝4敗のほうが順位は上であり大翔鵬は
十両にどどまりそうだ。
 
千秋楽全取り組み終了後のネットでの予想も
東十両筆頭荒鷲8勝7敗
東十両二枚目明生9勝6敗
東十両四枚目大奄美11勝4敗
西十両二枚目の矢後8勝7敗
の四人が幕内昇進すると予想している。
 
==

大相撲9月場所(2018) 千秋楽 奄美力士星取表(幕下上位以上) 
十両
明生(瀬戸内町)23歳
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO** 9勝6敗
7月 西前16***O*O***OO*O*O 6勝9敗 


大奄美(龍郷町)25歳
9月 東十4 O*OOOO***OOOOOO 11勝4敗 優勝決定戦で、元幕内の徳勝龍(奈良)に敗れる
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗


千代ノ皇(与論町)27歳
9月 東十7 **OO*O****O**OO 6勝9敗 
7月 東十11 **OOOO*OOO***OO 9勝6敗

 
幕下
慶天海(瀬戸内町)28歳
9月  西下9   *--O-*-*O--*--* 2勝5
7月  東下18 O--OO-*--O-O--* 5勝2敗 
 
 
里山(奄美市)37歳
9月  東下21 O-O--O-*-O-O--* 5勝2敗
7月 東下14 *-O-*--*-O-O*-- 3勝4敗


大相撲9月場所(2018) 14日目 奄美力士星取表(幕下上位以上)

2018年09月22日 | 大相撲
大相撲9月場所(2018) 14日目 奄美力士星取表(幕下上位以上) 
十両
明生(瀬戸内町)23歳
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO*  9勝5敗
7月 西前16***O*O***OO*O*O 6勝9敗 


大奄美(龍郷町)25歳
9月 東十4 O*OOOO***OOOOO  10勝4敗 
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗


千代ノ皇(与論町)27歳
9月 東十7 **OO*O****O**O  5勝9敗 
7月 東十11 **OOOO*OOO***OO 9勝6敗

 
幕下
 
慶天海(瀬戸内町)28歳
9月  西下9 *--O-*-*O--*--  2勝4敗
7月  東下18 O--OO-*--O-O--* 5勝2敗 
 
 
里山(奄美市)37歳
9月  東下21 O-O--O-*-O-O-- 5勝1敗
7月 東下14 *-O-*--*-O-O*-- 3勝4敗


西郷どん 龍馬が食べ残したカステラ

2018年09月21日 | コメントの記事

この記事は、このブログ 9/16日『西郷どん』第35回「戦の鬼」 平均視聴率は前回より0.2ポイント下がって11.7% カステラに注目した。 のコメントの記事です。

龍馬が半分だけ食べ、残していった半分のカステラを
その後、西郷はどうしたのだろうか?W

これからのこの国の形について西郷とじっくり語り明かすつもりだったと言った
龍馬の気持ちを、かみしめながら、西郷は甘いカステイラの半分を食べたのだろうか。
それとも捨ててしまったのだろうか。
西郷がやりのこした革命の半分が龍馬の歯型のついたカステイラだったのかww、などと
空想してしまいます。

「土佐が挙兵に加わらんでも薩摩だけになっても、俺い一人になっても(徳川慶喜を)討って見せる」といった西郷ですが、薩摩育ちの西郷は、西南戦争が起こるまで、堅苦しい武士の世界にこだわりつづけました。(「俺い一人になっても」は、武士や藩を超越した感もありますが)

その点は、あれほど互いに嫌いあっていた久光と同じですね。
そして西郷は廃藩置県後も奄美の砂糖からあがる利益を県で独占しようと考えていたふしがあります。(これはいまでも奄美大島での西郷感が複雑である要因のひとつではないでしょうか)

龍馬の差し出したカステラを鉄砲と間違い、「食べや」という申し出に西郷は応じず、
しかたなく龍馬は半分を食っちまったのだが、それは半分だけだった。

関ヶ原の負け組の長宗我部氏遺臣と静岡遠江から入ってきた山内一豊の一行
との間で複雑で屈辱的な上士、下士の関係のあった土佐藩にあって郷士株(下士)を持つ裕福な商家に生まれ、自由な雰囲気で育ち、のち脱藩した龍馬とは「乗る船が違う」ということだろう。
西郷家は貧しいとはいえ薩摩藩の身分制度では上から上士層、城下士、外城士(郷士)、郷士格のうち城下士であり、ま、下級(中の下でしょうか)ではあるが、龍馬よりは身分が上だ、ともいえるのである。

カステラで思い出したのですが、
原作の『西郷どん』には、巻末にに参考文献があげられていますが、
その中で、

『名越左源太の見た 幕末奄美の食と菓子』 単行本(ソフトカバー) – 2010/4/16
今村 規子 (著)

があって、名瀬の書店の西郷どんコーナーにも置いてありました。
検索してみてください。著者の経歴も興味深いです。

amazon 内容紹介
奄美史のバイブル『南島雑話』で知られる薩摩藩士・名越左源太。左源太が奄美遠島中に記した食に関する記述は、主食の芋、蘇鉄、椎の実、海草や魚介類などの海の幸、豚や鳥などの肉食、家ごとに作られていた調味料や嗜好品まで多岐にわたる。奄美史のバイブル『南島雑話』で知られる薩摩藩士・名越左源太。左源太が奄美遠島中に記した食に関する記述は、主食の芋、蘇鉄、椎の実、海草や魚介類などの海の幸、豚や鳥などの肉食、家ごとに作られていた調味料や嗜好品まで多岐にわたる。 本書はこれを詳細に分析し、江戸期の奄美の豊かな暮らしを、ここに甦らせる。 本書はこれを詳細に分析し、江戸期の奄美の豊かな暮らしを、ここに甦らせる。

80825 杏ちゃんの一冊『名越左源太の見た 幕末奄美の食と菓子 - 今村 規子』視聴回数 1,002 回

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関連 このブログ

『名越左源太の見た 幕末奄美の食と菓子』 [単行本(ソフトカバー)

 

『名越左源太の見た 幕末奄美の食と菓子』 単行本 今村 規子 (著) ほか2冊

2010年09月23日 | 本と雑誌

 

 

 


大相撲9月場所(2018) 13日目 奄美力士星取表(幕下上位以上)

2018年09月21日 | 大相撲
大相撲9月場所(2018) 13日目 奄美力士星取表(幕下上位以上) 
十両
明生(瀬戸内町)23歳
9月 東十2 O**OO*OO*OOOO  9勝4敗
7月 西前16***O*O***OO*O*O 6勝9敗 


大奄美(龍郷町)25歳
9月 東十4 O*OOOO***OOOO  9勝4敗 
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗


千代ノ皇(与論町)27歳
9月 東十7 **OO*O****O**   4勝9敗 
7月 東十11 **OOOO*OOO***OO 9勝6敗

 
幕下
慶天海(瀬戸内町)28歳
9月  西下9 *--O-*-*O--*-   2勝4敗
7月  東下18 O--OO-*--O-O--* 5勝2敗 
 
 
里山(奄美市)37歳
9月  東下21 O-O--O-*-O-O-  5勝1敗
7月 東下14 *-O-*--*-O-O*-- 3勝4敗


大相撲9月場所(2018) 12日目 奄美力士星取表(幕下上位以上)解説●安芸の花× 里山 来場所番付展望 

2018年09月20日 | 大相撲
大相撲9月場所(2018) 12日目 奄美力士星取表(幕下上位以上) 
十両
明生(瀬戸内町)23歳
9月 東十2 O**OO*OO*OOO  8勝4敗
7月 西前16***O*O***OO*O*O 6勝9敗 

 
明生も大奄美も勝ち越し。二人とも帰り入幕も見えそうな位置だが
確実にするには、あと一つ二つと白星を重ねたい。
里山の展望はページ下に書きました。
 
大奄美(龍郷町)25歳
9月 東十4 O*OOOO***OOO   8勝4敗 
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9
 
千代ノ皇(与論町)27歳
9月 東十7 **OO*O****O*  4勝8敗 
7月 東十11 **OOOO*OOO***OO 9勝6敗

 
幕下
 
慶天海(瀬戸内町)28歳
9月  西下9  *--O-*-*O--*   2勝4敗
7月  東下18 O--OO-*--O-O--* 5勝2敗 
 
 
里山(奄美市)37歳
9月  東下21 O-O--O-*-O-O 5勝1敗
7月 東下14 *-O-*--*-O-O*-- 3勝4敗

 
●安芸の花(あきのはな)(4勝2敗)下手投げ 里山(5勝1敗)
abebatv 5:22:06秒頃立ち合い /5:48:00
 
里山が十分に取った下手を切られることはあまりないのだが、
胴長で肩幅の広い安芸の花が肩ごしの上手から
腰を引いて肩をゆらすとあっけなく切れてしまった。
しかし、すぐに再び里山は下手をとった。
この時は安芸の花の肩幅の広さは、里山に有利に働いた。
土俵際に相手をもっていきながら、下手の位置を結び目の向こうへ
持ち帰るあたり里山のうまさと動きの俊敏さは、十両、幕内復帰への
期待を・・・。
 
 
実況のアナウンサーも言っていたが、
里山の次の場所の番付だが
似たような番付で、過去の例を見てみよう。
いずれも里山の星取表です。
単純には参考にならないが
 
5勝すると
 
平成23年5月  西下20    *--OO--O-O-O*-- 5勝2敗   
平成23年7月  西下6     -O*-O-O--O-O*-- 5勝2敗   
平成23年9月  東十12    OOO**%***O***OO 7勝8敗   
 
6勝すると
 
平成20年7月  東下14 -*O--OO-O--OO-- 6勝1敗 優勝
平成20年9月  東下3  *--**-*-O-O--*- 2勝5敗 
 
平成21年9月  東下22    O-*-O-O--O-OO-- 6勝1敗   
平成21年11月 東下9     *-*-*-O-*-O---# 2勝5

9/16日『西郷どん』第35回「戦の鬼」 平均視聴率は前回より0.2ポイント下がって11.7% カステラに注目した。

2018年09月19日 | 歴史 民俗
9/16日放送『西郷どん』第35回「戦の鬼」平均視聴率は前回より0.2ポイント下がって11.7%(関東地区)
前回「西郷どん」34話。「将軍慶喜」9月9日は、関東11.9%、関西16.6%
9/2放送の第33話「糸の誓い」13.2%(関東)
 
34話は記事の投稿を忘れ、「将軍慶喜」はあっという間に大政奉還していた。
週に一度は行くことにしている書店にもいかなかった間に、西郷どんコーナー
は無く、そこに2019年の手帳が並び、大判のカレンダーもところ狭しと並べられていた。
 
街では2018 年 11 月 1 日(木)    (一部商品は 10 月 1 日(月))から販売を開始する、2019(平成 31)年用年賀葉書についてのご案内などという張り紙の見るようになった。
 
また、今日昼のニュースでは、大阪でおせち料理商戦がスタートした。
 
よの中もう来年モードで、2019年の大河ドラマは、日本マラソンの父といわれる金栗四三を主人公にした「いだてん」、もうすでに撮影も始まっている。
 
9月場所も中日をすぎ『西郷どん』もあっという間に、大きな山場にたどりついた。
 
西郷どんが、どうしても「慶喜を討つ」ち言って、15も歳の離れた弟信吾(従道)は「兄さあは鬼になってしもた。戦の鬼じゃ!」と何度も驚きなげく。(しかし、こうして従道は兄の苦手な清濁併せ呑むことを覚えたのかも知れない)
 
龍馬暗殺疑惑(ドラマでは、明らかに」説にみえた)、
江戸薩摩藩邸の焼討事件(西郷が仕掛け、これをきっかけに鳥羽・伏見の戦いが始まり、戊辰戦争へ)、
御所会議での「短刀一本あれば片が付く」発言など、
武断派としての西郷の負のイメージが一気にえがかれた。
 
 
西郷は懐からカステラを取り出す龍馬を見てピストルと勘違いして身構える。
龍馬は西郷がカステイラを受け取らないので一口だけ食べ、二口目を食べようとしが、手をとめ西郷の言葉に聞き入る。
西郷が「土佐が挙兵に加わらんでも薩摩だけになっても」そしてこのあとが「俺い一人になっても討って見せる。そう決めた」と言うのを聞き、二口目を食べるのをやめる。

そして「おまんとは乗る船がちがうようじゃ」
と言って歯型のついたカステイラを置いて部屋を出ていった。
畳の上の包み紙に残されたそのカステイラが大写しになる。

「俺い一人になっても討って見せる。
西郷は「慶喜を討つ」ことにナゼそれほどにこだわるのか。
前回「西郷どん」34話。「将軍慶喜」で
慶喜とロッシュのあいだでそのような密約(フランスに薩摩を割譲する)
話を西郷が知ったようなシーンがあったが、
3年前には、5年も奄美の島々で暮らし、島での薩摩の圧政を見た西郷は、誰よりその可能性を肌身で感じていたのかも知れない。実際ドラマでは防衛訓練も指導した。江戸っ子たちよりも早くペーリーの黒船を見た島んちゅの話も西郷は聞いているかもしれない。
 
余談ですが、会津、庄内両藩が戊辰戦争を前にプロイセン(ドイツ)との提携を模索したことを物語る文書をドイツの文書館で確認した
という2011年2月7日のニュースもある 維新期の会津・庄内藩、外交に活路 ドイツの文書館で確認 朝日デジタル
 
さて、ドラマでは近江屋事件(坂本龍馬と中岡慎太郎、山田藤吉暗殺事件)が起こり
西郷や大久保、信吾らの前にお龍(おりょう楢崎 龍)が、西郷に向かって、あんたが龍馬を殺した、と怒鳴り込み
「あん人はなあ、・・・」「この窮屈な世の中を変えて、ただ商いがしたかっただけなんや」「船で世界の海を旅したかっただけなんや、なんで殺されなあかんのんや」
何が新しい時代や。こんなことになるんなら、そんなもんこんでええ」とたんかを切って立ち去る。
そこには、龍馬が立ち去ったときと同じく「ええじゃないか」の喧騒が。
 
 
・・・話がまとまらなくなってきた。
カステラは卵と小麦粉、砂糖、水飴を混ぜ合わせた生地を焼いて作る。
 

の時代の砂糖と言えば、奄美とつながる。
龍馬 カステラで検索すると龍馬のスイーツ男子としての一面がわかる。
龍馬は、海援隊の仲間たちとカステラを作り、商売をしようとしたかどうがはわからないが、現在「海援隊カステラ」が長崎で販売されているらしい。
 
話は8/26日放送『西郷どん』第32回「薩長同盟」に飛ぶ。
 
ドラマでは、薩長の若き留学生達が、が異国の地でともに苦労を分かち合う姿にスポットが当てられたが、原作ではスポットは「商売」であったところが面白い。
 
「西郷どん」林真理子著 上製版後編p111
「砂糖をやってみる気はなかか」
西郷は龍馬に持ちかける。
「薩摩には黒糖がある。そして船も。奄美大島はどこへ出るにも便利なところじゃ。ここに生糸と茶も集める。そいで上海まで持っていって売ってくれんじゃろか」
龍馬「商人は嫌いじゃなかったがですか」
「商人が嫌いなのではなか。武士が商人の真似ごとをすっとが好きではなか。じゃっとん考えてみっと、貿易などというものは商いの最たるもんかもしれんな」
これは西郷を知るためにも重要なセリフに思える。
龍馬「まっこと」
西郷「・・・大きな金が入ってくるからだけでなか。海の向こうの硝子玉のような目をした連中もおいたちと同じように生糸や綿や茶を欲しがる。そげん考えると何やら愉快な気持ちになってくるではなかか。海の向こうにもおいたちとそう変わりない人間が暮らしちょっと思えば、戦などつまらなぬことに思えてくる」 (ドラマでは西郷は常に非戦、反戦をこころがけている)
このあたりは西郷の5年にもおよぶ気候風土、文化の違う島での体験知見が生きているような。
龍馬「まっこてそうなんがです」
龍馬「・・・戦をせんように武器は備えておかんといかん。ましてや国内の戦など・・・」
龍馬の考えは憲法前文のいう「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼」するだけでは、「われらの安全と生存を保持」できないということだろうか。
 
関連このブログ
 
龍馬はカステラ商人ではなく、武器商人だったという説もあるが、
お龍がいうようにしたかったあた苦しい世の中を商売で変えるという点では
一貫していたといえる。
堅苦しい武士の世界で生きる西郷とも、ここまでは意見が一致していたのである。
龍馬は新しい世の中には必要な人だったが、自分は龍馬を救えんかったと、西郷は、お龍にわびる。
 
 

大相撲9月場所(2018) 11日目 奄美力士星取表(幕下上位以上)

2018年09月19日 | 大相撲
大相撲9月場所(2018) 11日目 奄美力士星取表(幕下上位以上) 
十両
明生(瀬戸内町)23歳
9月 東十2 O**OO*OO*OO   7勝4敗
7月 西前16***O*O***OO*O*O 6勝9敗 

大奄美(龍郷町)25歳
9月 東十4 O*OOOO***OO   7勝4敗 
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗


千代ノ皇(与論町)27歳
9月 東十7 **OO*O****O   4勝7敗 
7月 東十11 **OOOO*OOO***OO 9勝6敗

幕下
里山(奄美市)37歳
9月  東下21 O-O--O-*-O-  4勝1敗
7月 東下14 *-O-*--*-O-O*-- 3勝4敗


大相撲9月場所(2018) 10日目 奄美力士星取表(幕下上位以上)解説○里山(4勝1敗)突き落とし 若元春(3勝2敗)

2018年09月18日 | 大相撲
 
大相撲9月場所(2018) 10日目 奄美力士星取表(幕下上位以上
 
十両
 
明生(瀬戸内町)23歳
9月 東十2 O**OO*OO*O   6勝4敗
7月 西前16***O*O***OO*O*O 6勝9敗 
 
前に出る意識と速い足の動きが圧力となって、引かれても、いなされても落ちない。稽古十分の体のうごき。
 
大奄美(龍郷町)25歳
9月 東十4 O*OOOO***O    6勝4敗 
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗

 
回しより、前にでる圧力で相手を圧倒。
 
千代ノ皇(与論町)27歳
9月 東十7 **OO*O****    3勝7敗 
7月 東十11 **OOOO*OOO***OO 9勝6敗

 
幕下
 
里山(奄美市)37歳
9月  東下21 O-O--O-*-O  4勝1敗
7月 東下14 *-O-*--*-O-O*-- 3勝4敗

 
 
37歳里山の果敢な突っ込みに、若元春最初の立ち合いは、立たなければならない。
立てなかった本人も、そう思って本当に反省したのだろう。
二度目の立ち合いは、目の覚めるような突進。
しかしその勢いが空回りして結局、土俵下まで突進した。
 
↑下がりながらも俵に足がつく前に、体を入れ替え、若元春左をたぐる里山(右)

里山は、ただ下がったのではなかった。圧力をかけ、若元春左をたぐって、さいご回り込み突き落としたのだった。
これも里山の相撲だ。素早い身のこなしと足腰の鍛錬がなければできない技だ。

大相撲9月場所(2018) 中日 奄美力士星取表(幕下上位以上)解説 明生×大奄美

2018年09月16日 | 大相撲
大相撲9月場所(2018) 中日 奄美力士星取表(幕下上位以上) 
 
十両
 
明生(瀬戸内町)23歳
9月 東十2 O**OO*OO    5勝3敗
7月 西前16***O*O***OO*O*O 6勝9敗 

 
○明生(5勝3敗)上手投げ 大奄美(5勝3敗)
abema tv 頃立ち合い。
 
4度目の郷土対決。
明生の得意技は左四つ(互いに左手を下手に組んだ体勢)・寄り
大奄美は、右四つ・寄り。

明生は、パンチの利いた速い動きでとにかく前へでる。
大奄美は大きな体と重い腰で圧力をかけながら、両者はじめからそれぞれの動きでまわしを求める展開だ。
差し手争いの攻防のなかで先に(右)上手を取ったのは明生だった。(手前が明生)
 
そして大奄美に右の上手はゼッタイに許さなかった。↓
 

このこだわりの強さが結局、投げの打ち合いをも制した。(背をのばし、腰を下げ、左うでをのばして大きく上げる)

大奄美(龍郷町)25歳
9月 東十4 O*OOOO**     5勝3敗 
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗


千代ノ皇(与論町)27歳
9月 東十7 **OO*O**     3勝5敗 
7月 東十11 **OOOO*OOO***OO 9勝6敗

 
幕下
 
里山(奄美市)37歳
9月  東下21 O-O--O-*   3勝1敗
7月 東下14 *-O-*--*-O-O*-- 3勝4敗


大相撲9月場所(2018) 7日目 奄美力士星取表(幕下上位以上)解説○明生(4勝3敗) 寄り切り 明瀬山(1勝6敗)

2018年09月15日 | 大相撲
↑ 9月場所 朝仁色 きょう正午すぎ写す。 奄美市名瀬朝仁(あさに)海岸

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大相撲9月場所(2018) 7日目 奄美力士星取表(幕下上位以上) 
 
十両
 
明生(瀬戸内町)23歳
9月 東十2 O**OO*O     4勝3敗
7月 西前16***O*O***OO*O*O 6勝9敗 

 
○明生(4勝3敗) 寄り切り 明瀬山(1勝6敗)
 
いつものように足をすこし前後させて斜めに構え
やや距離をとって足の位置を決めた明瀬山。
観て立ったのか、それとも考え事をしていたのか。
その一瞬の遅れがすべてだった。
踏み込みはなく足はそろって、受けるだけの立ち合いの当たり。
若い明生は委細構わず前に出る。
あとはもう手に負えなかった。立ち直りには白星が。明瀬山 O******1勝6敗
 
大奄美(龍郷町)25歳
9月 東十4 O*OOOO*     5勝2敗 
7月 東十2 OO****OOO***O** 6勝9敗


千代ノ皇(与論町)27歳
9月 東十7 **OO*O*     3勝4敗 
7月 東十11 **OOOO*OOO***OO 9勝6敗

 
幕下
 
里山(奄美市)37歳
9月  東下21 O-O--O-   3勝0敗
7月 東下14 *-O-*--*-O-O*-- 3勝4敗