奄美 海風blog

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映画『健康って何?』『WHAT THE HEALTH』

2023年10月30日 | 映画

健康って何?
2017年 ‧ ドキュメンタリー ‧ 1時間 37分

めずらしく再生速度を遅くしてみた。前半インタビューの話者の英語が専門用語も多い上に早口で、日本語字幕をよんでも
速度に追いつかないシーンが何度もあったためだ。

ヴィーガニズム(英: veganism)の勧めるドキュメンタリー映画なのだが、
主張の手法が一方的に見える(実際、反対意見には言及しない)点で賛同には二の足を踏んでしまう。

健康って何?What the healthのタイトルどうり食について考えさせられる映画ではある。
映画の主張を受け入れれない人にとってはタイトルは皮肉にも聞こえる。

健康のためという目的を超えて、動物愛護・権利保護、環境保護など
道徳的、政治的さらに宗教的側面からの考察も必要だ。

ま、過ぎたるは猶及ばざるが如しという格言もある。

ーーー

映画冒頭のHippocrates(医学の父ヒポクラテス)の言葉。

“Let food be thy medicine and medicine be thy food.”
食べ物は最善の薬である。thy英語の古語 あなたの

「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」食べ物をあなたの薬とし、薬をあなたの食べ物にしましょう

ヒポクラテスの格言はググるともっとたくさんある。
例えば“Walking is man’s best medicine.”
「人間にとって、歩くことに勝る良薬はない」

“It is more important to know what sort of person has a disease than to know what sort of disease a person has.”
「その人が何の病気なのかを知ることよりも、どんな人がその病気になるのかを知ることの方が重要である」

ーーー

ネット検索では、聖書の一節らしい次の格言も見られた。
陽気な(快活な)心は薬のように役立つが、傷ついた精神は骨を枯らす。
⇒ A merry heart doeth good like a medicine, but a broken spirit dries the bones.


   wikipedia ヴィーガニズム(英: veganism)は「自身の目的のために動物を利用する権利はない」とする主義。
食生活においては菜食主義(ベジタリアン)とは異なり卵や乳製品などあらゆる動物由来の食物も避ける。思想としてヴィーガンを徹底している人は、動物性食品の摂取のみならず、ウール、毛皮等の革製品など動物由来の製品の使用を避けることを実践している。

世界に衝撃を与えたドキュメンタリー映画『Cowspiracy/カウスピラシー』の続編らしい。Netflixで配信している。


大相撲九州場所(11月12日初日)の新番付(鹿児島県力士 幕内、十両)

2023年10月30日 | 大相撲

大相撲九州場所(11月12日初日)の新番付(鹿児島県力士 幕内、十両)

明生=西前頭2枚目
令和5年9月   西前1     O***OO**O*OO**O 7勝8敗 

島津海=西十両2枚目
令和5年9月   東十6     O***O**OOOOOO*O 9勝6敗

大奄美=東十両4枚目
令和5年9月   西十2     **OOO***O*OO*O* 7勝8敗

千代丸=東十両8枚目
令和5年9月   東十10    O*OO*O***OO*OO* 8勝7敗

詳しくは日本相撲協会 https://sumo.or.jp/ResultBanzuke/table/


任期満了の奄美市議会議員選挙(定数22)29日投票、開票結果

2023年10月30日 | 日記・エッセイ・コラム

  ↑ 第一投票所(名瀬長浜町)

投票率63・31%、過去最低(前回マイナス 3.26p)

立候補24人。
当選=現職13人全員が当選、新人=9人(合計22人)
落選=2人

女性は立候補した2人とも当選

トップ当選者2402票
最下位の当選者243票
次点182票

有権者数=3万4036人


大きいクルーズ船 「ノルウェージャン・ジュエル」93,502トン 名瀬寄港

2023年10月27日 | 船 

ノルウェージャン・ジュエル 船籍 バハマ

総トン数:93,502トン
全長:294.13m
全幅:32.20m
乗客定員/乗組員数 2,376名/1,069名

が10/27日奄美市名瀬長浜の大型船バースにいた。
いつもよく見る大型クルーズ船と比べてもかなり大きい。

比較

2021年就航の鹿児島航路の定期船フェリークイーンコーラルクロスは
全長約145m、全幅24m、総トン数約8,000トン。旅客定員は655人

クルーズ船「飛鳥Ⅱ」 船籍:日本 総トン数:50,142トン

長浜町の県道79号直線道路にもいつもよりかなり多い乗船客らしい軽装の観光客の姿が見られた。
海風荘一階のお店にも短い時間に、数組のそれらしいお客さんが見えた。
日本語はほとんど話せない。
たこやきや、やきとりはわかるらしく、たい焼きの黒餡も好評だった。ほとんどの方は日本円をお持ちで
なかには2000円札をお使いの方もいらした。

 


[増補版]神道はなぜ教えがないのか 単行本(ソフトカバー) – 2023/9/1

2023年10月25日 | 本と雑誌

[増補版]神道はなぜ教えがないのか 単行本(ソフトカバー) – 2023/9/1
島田 裕巳 (著) 8個の評価

名瀬の書店で見つけた。

全18章のうちとくに印象にのこったのは7章と8章とあと第13章

第7章 人を神として祀る神道
吉田茂は国葬だったが、死後カトリックの洗礼を受けた。浄土宗の戒名も授かっている
さらに大磯の旧吉田邸にある七賢堂に神としても祀られている。

第8章 神道は意外にイスラム教と似ている。

神道とギリシャ神話に登場する神々も共通するところがあるように感じるのだが、
イスラム教については世界で二番目に信者数が多いのにもかかわらず日本にあまりなじみがなく
すこしわかりにくかった。この章は11ページほどしかない。
もっと掘り下げてくれれば、おもしろいテーマになると思う。

第13章 ないがゆえの自由と伝統
こちら興味深いがもっと論じてもらいたい。
全18章もある章立ての中ではしかたないのかも知れない。


アマゾンより
第1章 「ない宗教」としての神道
第2章 もともとは神殿などなかった
第3章 岩と火-原初の信仰対象と閉じられた空間
第4章 日本の神道は創造神のない宗教である
第5章 神社の社殿はいつからあるのか
第6章 「ない宗教」と「ある宗教」との共存
第7章 人を神として祀る神道
第8章 神道は意外にイスラム教と似ている
第9章 神主は、要らない
第10章 神道には生き神という存在がある
第11章 伊勢神宮の式年遷宮はいつから行われているのか
第12章 救いのない宗教
第13章 ないがゆえの自由と伝統
第14章 浄土としての神社空間
第15章 仏教からの脱却をめざした神道理論
第16章 神道は宗教にあらず
第17章 「ある宗教」への胎動
第18章 「ない宗教」の現在と未来


映画『非常宣言』原題:Emergency Declaration 2022年製作 韓国

2023年10月25日 | 映画

2022年製作 141分 韓国
原題:Emergency Declaration
劇場公開日:2023年1月6日

飛行機内で発生したウイルステロの恐怖を描いたパニックスリラー。

ソン・ガンホとイ・ビョンホンが共演しているのだけど。

見終わるまでは、面白かったのだが、見終わるとあまり印象に残らない。観客でも賛否が大きく分かれそう。

 


ツーイートまとめ ソテツ残照図 カガンバナトンネル 昔撮った平瀬マンカイ

2023年10月24日 | ツイートまとめ

 

 

 

 

 


奄美群島日本復帰70周年・燃えるかごしま国体 相撲競技開催記念 特別講演会「奄美の相撲の歴史と民族」

2023年10月16日 | 歴史 民俗

この記事は一つ下の記事のつづきです。
燃ゆる感動かごしま国体相撲競技会開催記念
「日本一土俵が多い島 奄美大島~奄美相撲の歴史・文化~」(奄美市教育委員会主催)
9日(月)奄美川商ホール(文化センター) 
講師琉球大学名誉教授 津波(つは)高志  
メモ
奄美の相撲─その歴史と民俗 単行本 – 2018/11/27
津波 高志 (著)
世界的にも稀有な変化を遂げた奄美の相撲。沖縄と比較しながら手堅い手法で歴史と民俗を紐解く
単著に「沖縄社会民俗学ノート」「ハングルと唐辛子」「沖縄側から見た奄美の文化変容」
 
新聞によると受講者は71人 60人とも)。私の予想を大きく超えた。
沖縄の相撲との比較が面白かった。沖縄では今も「組み相撲」が残っているという。相撲の国際的比較も興味深い。(例えば韓国シルムは組み相撲でかつてはTV放送もあったほど)
相撲(に似た競技、娯楽)は、古くから世界各地に見られるのだ。
「広域相撲」「集落相撲」「個人相撲」「競技相撲」
「島相撲」「大和相撲」
「土俵」(実際には「砂俵」)「土砂俵」
「一本勝負」「三本勝負」
これらの単語を注意深く観察していくと「奄美の相撲は組み相撲から「立ち合い相撲」に変化した世界的にも稀有な事例」ということのイメージが浮かび上がるってくる。
沖縄奄美の島々での相撲の変化の推移を見れば、薩摩侵攻(1609年)が大きなポイントとなるだろう。
沖縄本島以南は、明に対して琉球国を独立国と見せかけ、奄美群島は正式には1613年より薩摩の直轄支配下となる、そうした沖縄と奄美の間の政治的線引き。
 
あとは海軍が運動不足解消の目的で甲板で行った相撲大会、そうした機会で奄美出身の若ものが本土の立ち合い相撲に出会い、優秀な成績を残す。その人たちが島に戻り立ち合い相撲を広めた、という話にもあった。
 
沖縄のキムジナーと違い奄美のケンムンは相撲が好きということにも注目したい。ケンムンまでもが好きになるほど、他ならぬ奄美の人々が相撲が好きだったのだろう。娯楽少なかったからという理由づけは、まったく当てはまらない、という話もあった。島には他にも、身近に海山川いたるところに遊びのたねはふんだんにあったのだ。
 
大相撲の力士や関取の数も多分人口比で世界的だと思う。その理由についても説明もあった。
 
相撲でこれだけ文化、民俗的、歴史的な考察ができるとは。
 
最後に質問の時間で、奄美大島では土俵が多くの場合公民館に併設されているが、そういう事例は他の地域にも例があるのかどうか、質問してみたかったのですが・・・。

まんが日本史 41~52(最終話)

2023年10月16日 | 映画

41 - 家康江戸幕府を開く-大阪夏の陣と豊臣氏滅亡-

42 - 徳川家康の政治-幕府二百六十年の基礎固まる-

43 - キリシタンの弾圧-鎖国と島原の乱-

44 - 士農工商-身分制度の確立と元禄文化-

45 - ゆらぐ封建制度-享保の改革と田沼時代-

46 - 江戸町人文化の開花-蘭学と国学-

47 - ゆきづまる幕府-北方探検と大塩平八郎の乱-

48 - 黒船来たる-井伊直弼と安政の大獄-

49 - 尊皇攘夷-幕末の志士たち-

50 - 攘夷から倒幕へ-薩長連合と坂本龍馬-

51 - 江戸幕府の崩壊-大政奉還と戊辰戦争-

52 - 明治維新-新政府の出発-【最終話】

隙間時間で数週間かけて全話2度観。早送りなし。本を読んでの歴史知識のブラシュアップでは、こうはいかない。基本の知識すら埃が積もっていたことに気づく。最新の研究結果と思っていたことが、この時代(40年前)の小学生が学んでいた、り。

 

 


『沈黙 』ーサイレンスー NHKbs 遠藤周作の命日にみた。

2023年10月01日 | 映画

9月29日(金)[BSプレミアム]午後9:15〜11:57
ネトフリで見た感動作がきょうNHKBsであった。

だれか言っていたが、面白いという表現は似つかわしくない話だが・・・。観れば見るほど面白い。

幾重にもいくえにもおもしろい。よくできた映画だとおもう。ラストの十字架は原作にはない脚色だろうか。
これで作品は厚みを増したと思う。

感想一言、ふさわしくない表現かもしれないが、それでも最後の最後に愛はかつのかな、と思ったラストの十字架。
その控えめな表現方法も含め、なかなか考えさせられる。妻役があまり有名でない女優さんだったのもよい。
泥沼のように何でも取り入れて、何も根付かない国日本。形(だけ)が大事のくに日本。
キリシタン取り締まり奉行井上様(筑後守 幕府大目付・宗門改役)はもと隠れキリシタンだったのだろうか。そのことをよくご存じなのだ。えげつない拷問でもどか日本的だ。

文化の違いの克服の難しさ。だけでなく相互理解へのヒントも描かれていたのではないか。それは原作にもあったことだ。
事実ベース。撮影はすべて台湾だそうだ。

NHKはよく命日特集の番組を組む。
中秋の名月しかも満月。今日は遠藤周作の命日なのだそう。

監督は巨匠マーティン・スコセッシ。作品は何本か見た。
  

Wikipediaマーティン・チャールズ・スコセッシ
  いずれもイタリア(シチリア)移民2世である父母の次男として、ニューヨーク市クイーンズ区にて         生まれ
      セリフ一言一言に日本の歴史と現在が浮かび上がる。しかも哲学的だ。
  
  だが少年時代は、映画監督ではなくカトリックの司祭を目指していた。
  シチリア系イタリア移民の家に生まれ、マフィアの支配するイタリア移民社会で育ったため、
  その人格形成と作品の双方にはその出自が深く影響し、腐敗した矛盾に満ちた現実のなかでいかに
  人間としての倫理と善良さを実践できるか、それがしばしば不可能であることの苦悩を追求する映            画が多い。