奄美 海風blog

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「タンカン食べすが」 & google Adwords

2009年02月05日 | 奄美方言、俚諺、俚言

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「タンカンたべすが」は、名瀬あたりのことばで、タンカンあげるよ、というほどの意味か。親しいもの同士でつかう。

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タンカンとは、(wikipedia)

タンカン(短桶、桶柑、学名:Citrus tankan Hayata)は、ミカン科の常緑樹。ポンカンとネーブルオレンジの自然交配種のタンゴール (tangor) の一種とされる。

中国の広東省が原産地で、奄美大島を始めとする南西諸島へ1896年(明治29年)頃に台湾から移植された。

タンカン google

濃厚な甘さで、みかんの王様とよぶにふさわしい味がする。ひじょうにおいしい。

いま、さかんに出回っている。通販でも人気のくだものである、らしい。

「タンカン」で検索すると、グーグルのスポンサー広告はほとんど沖縄だが、奄美 タンカンでも検索してほしい。

というか ↓ 通販広告

Google AdWordsをはじめよう!~顧客は一気に全国へ~

ほしくなったら、クリックするのは、やはりスポンサー広告である。

写真のタンカンは、野球ボールほどの大きさである。

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奄美空港から謹賀新年

2009年01月01日 | 奄美方言、俚諺、俚言

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奄美空港 皆既日食in 奄美(7/22)まであと202日

写真左はしの白い光は、多分、このカメラのフラッシュのせいだと思います。

寒い北風と

冷たい雨が降っていました、元日、夕方の笠利の奄美空港

きょう元日の名瀬
10.9~ 14.4 ℃
 
きのう大晦日の名瀬
14.1~ 15.2 ℃

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元日でも東京行きは、満席状態

ふだんは山と海ばかりですが、たまには、「都会のかほりはなやか空港の人ごみの中にそを観にゆく」

もじり
石川啄木の短歌
「ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」

ところで「あけましておめでとう」ち、あなたは方言でいえますか?

wikipedia の「日本の方言」のカテゴリーがくわしい。ウチナーヤマトグチの項目は、あったが奄美の項目はなかった。

かわりに、「日本の方言カテゴリー」記事冒頭に、
「沖縄県・鹿児島県奄美諸島の言葉についてはCategory:琉球語を参照」とあり、英語でも読める。

↑ きょうは正月なのであとで勉強します。

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以下写真は、奄美空港二階のお土産品売り場

おみやげは、ひとつの盲点?でした。ぶろぐネタの参考になります。

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名瀬 林道の話 脱線 奄美方言「くぎうち」

2007年10月25日 | 奄美方言、俚諺、俚言

下の、ソクホー記事

つづきを書こうと思ったのですが、

途中で、話が脱線します。

====

名瀬湾は、

細長いUの字

の形をしていて、

その文字通り、北にひらいている。

国道と県道の

湾岸沿いの道路も
Uの字に走り、

Uの字の底のところから、
古仁屋(こにや)へ至る、国道58号線が、
南にのびてYの字になっている。

地図でみる

Yの字の外側には、山がせまり、わずかな平地に、コンクリートの住宅が、ぎっしり、ひしめいて、名瀬の街がある、
のが、ところどころ、山道の木々のすき間から、から見える。

おじさんは、そういうところ↓(下の記事のビデオ)
を、車でのんびり走っている。

名瀬の街を取り囲む、山の道は、街から、数分足らずで、尾根道に至り、あとは、起伏の少ない、なだらかな林道を走れば、
下のほうから名瀬の街の生活の音も時々聞えてくる。

名瀬の街が景気がよかったころ
トタン屋根の家のヤブシン(ヤーゴシレ)をする、おじさんたちの
槌音(つちおと)を聴くと、名瀬かミョーに、なつかしく、安心したものだったが、最近は、あまり聞かない。くぎも機械で打つらしい。いつか見た、たぶん親戚、近所どうしの大工のおじさんたちも、もう、引退したのだろうか。おじさんたちの仲間には、あまり大工仕事がうまくない、おじさんが、ひとりくらいは、いたものだった。

ここから話が脱線します。↓

金槌(かなづち) 
玄翁(げんのう) 
トンカチ(俗称)
ハンマー
なぐり (演劇などの舞台装置つくりで)

関東と関西で、ビミョーにちがうようだ。

金槌(かなづち)の方言表記は、かナズぃツぃ 発音を聴く

071025image トンカチとなぐりは、奄美では一般に使わない。

金槌(かなづち)のことを、釘打ち(くぎうち)とも言ったと思って、
おじさんは、調べた。

奄美の方言で、意外な、おもしろいことがわかった。

これは、他の地域でも言うのだろうか。

奄美方言音声データベース くぎうち

サツマイモを《背負いかご(テル)》にたくさん詰めるやり方。

まず、かご1杯にイモを詰めてから、その上にイモを釘で刺すように立てて並べて、それをさらに2段くらい積み上げ、落ちないように、ひもなどで、しばって固定する。

「イモが、クギウチ シュン シコ (釘うちするほど)とゥリョーて(獲れました)」などと使う。

うーム、感動したので、図示した。↑
絵は、おじさんは、ホントは、もっとうまいんですが(笑)単なる想像です(昔の)。

まあ、こんなことに感動する、おじさんは、もう、とし、ですかなあ。


無人販売所で野菜を撮る

2006年10月05日 | 奄美方言、俚諺、俚言

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県道脇の無人販売所でみた、畑の産物。
これで100円なのが・・・。

名前がわかるのは、上から、シブリ と トチブル(カボチャ。たぶん、唐頭)。

昔、年老いた、あんまとじゅう(母と父)が裏の畑(けっこう山奥であったりもする)で、丹精こめてとれた、こうした野菜類を、家の廊下や縁側、高倉の土間などに置いておくと、嫁に行った娘たちが、やってきては、勝手に?もっていきおった、幸せな?光景があった(ある)のかもしれません。

海風荘のお客さんのなかにも、旅先で親しくなった、おじいちゃん、おばあちゃんから、たっくさんいただいと言って、こうしたものを持ってこられるかたが、たまに、いらっしゃいますなあ(笑)

田畑千秋著 『奄美・沖縄女のことわざ』第一書房 amazon P168 によると、

奄美大島のことわざに

「娘三人が近くにいると、家の裏の芋の葉までもがなくなる」という意味の

「をぅなぐぬ(女の) くゎ(子) みさり(三人) ちきゃさん(近くに) や(家) たてぃるぃば(建てれば) やんくぅしぬ(家のうしろの) うむぬ(里芋の) はがるぃ(葉までも) ねん(無く) なりゅん(なるものだ)」というがあります。( )内はおじさん訳

それによると「娘は持ち出し、嫁は持ち込み」というのもあるそうなので、・・・上記のあんまとじゅうは、おじさんの想像です。

ことわざは、いろいろな意味とられる場合がありますが、
ま、現代でも形をかえて、こうしたことは、あるのでしょうな。

他に、参考にした本

倉井則雄 著『シマグチ俚諺・暮らしの知恵』google 南海日々新聞社

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アカショウビン、あげげの来太郎に驚いた。

2006年05月27日 | 奄美方言、俚諺、俚言

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こんなピンボケ写真ばかりで、すまんですが、こないだの写真です。

これはアカショウビンという鳥です。
たぶん、リュウキュウアカショウビン。

アカショウビンは被写体としては魅力的です。

幸福の鳥、英名 fire bird です。あの田中一村も描いていますね。

この日は、かつてない至近距離まで、ちかづくことができました。

運転席から5メートル上の松の木です。

意外な場所で意外な行動をしていました。

場所は・・・ヒミツです(笑)、街の近くです。

意外な行動とは、松の木から林道をはさんで反対側のコンクリートの壁、高さ5メートルくらいの円い穴。
5センチ位の排水用の穴を行ったり来たりしています。
巣作りか、えさ探しか。

こんな場面は初めてです。

自称シャシンカを名乗って以来のベストポジションです。

運転席から、45度、カメラを構えます。

しかし、しかし、しかし、なんですなぁ、また。

こんな時に限って・・・が、3連発。

「メモリーが一杯です」

まあ、これはよくあることだから、がまんがまん。

予備のメモリーを探します。

予備のメモリーいつものところにない。

あせって探します。あきらめかけましたが、カバンの中をひっくり返して、やっと見つかりました。

アカショウビンは、まだ逃げません。
こんなことは初めてです。

行ったり、来たりするところの写真。
赤い羽根を広げるところは,あざやかです。
足の先まで、真っ赤な鳥です。

予備のメモリー装着、カメラを構えます。

行ったり、来たりに余念がないアカショウビン。
ズームで、ばっちり、撮れそう。

そのとき、ゆるせない、こんな時に限って・・・がやってまいります。

普段はめったに見かけない、ジョギングのおにいさんが、うしろから走りこんできた。

で、そこは、下り坂になっているもんだから、あら、パタパタち音がするわけよ。
シューズの音。

それで、リュウキュウアカショウビンが驚いて・・・、
あげげ、カシャ。

おにいさんは、そんな事知るもんか。
サッソーと行ってしまいしますたがな。

なんでこんな時にくるわけよ。あと3秒(1秒でもよいのだが)、遅れてくれば・・・。

にいさん、あんたに命名する。「あげげの来太郎」

(もう少し、ダイエットしたほうがいいよ、にいさん)
・・・ん、だからジョギングしてるってか、
なーるほど、それも、イチリありはするナ。まあ、あんたに悪気はないのだがね、)

あの日、あん時、あん所へ君が走ってこんかれば、・・・トホホ。

=========すまん!、ここまで書いて気づいたんじゃが、レーセイに考えると、失敗の原因の多くは、①、②にあった、かもな。すまん、すまん。まあ、頑張り給え。

失敗することを、方言で”ばくらす”ともいいますね。

ま、この場合は、撮りばくらした、というふうに使います。鳥は、バタクル方ですな。←バタクルの用法は、またいつか、カイセツします。
未然、連用、終止、連体、仮定、命令。
ばくらさない、ばくらします、ばくらす時、ばくらせば、ばくらせ、サ行五段活用、あってるかな?。
うーむ、オチがない。

アカショウビン google


海岸で二度おどろいた

2005年08月11日 | 奄美方言、俚諺、俚言

050811 真昼の海岸の散歩。のどかだが、日差しが暑い。

写真を一枚。ファインダーを覗いて道に立つと。

集落に正午を知らせるチャイムの音。

こちらにしてみれば、それは、突然なので、
びっくり、驚いた。

と、ほぼ同時に足元に何やら、絡みつく。
(な、何事かっ!?)
体温があがるほどたまがった。。

首輪を付けていない子犬だった。

チャイムは別の海岸でも聞いたことのある
おなじみのメロディーだった。

小屋の日陰で、波の音とともに聴いたら
のどかな気分が戻ったが。

それにしても・・・
驚かされました。

あれは夕方にもなるのかも知れない。

こんな時の「あげ」の、あとげは、
あいうえお、がぎぐげご、組み合わせ自由ですが。
選んでいる余裕は当然ながら、ありません。


雨なので

2005年06月12日 | 奄美方言、俚諺、俚言

050612-ame この時、11時台13.0ミリ(14時台の雨は27.5ミリ)
撮ったアジサイに似た花。
雨なので、車を降りるのが億劫なので、
運転席から、ズーム、
間欠ワイパーがおりたらシャッターを押す。

名瀬あたりの方言でいう、シヌフリです。

つまり、この場合、
傘など用意して
車を降り、
被写体に、程よい距離まで近づき、
周りもよく観察し
光の具合など考慮して
必要に応じて、
カメラの設定などほどこし
場合によってはレンズなど拭いて、
といった行為およびその意思を全て欠いていた事を指します。
   
   シヌフリムン=怠け者

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   スぃヌぃフリムン

シヌフリの語源的には、そのような事をしたかのように装うことをいうのかも知れません。もしや、してはならない事を、せんかったかのように・・・。うーむ。あるいは死んだふり?

いづれにしても、
作品の出来によっては、本人の自覚の有無にかかわらず
テゲテゲg(いいかげん)と見なされることを覚悟しなければなりません。うーむ。