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『サピエンス全史 』上: 文明の構造と人類の幸福 (河出文庫) 文庫 – 2023/11/3

2024年12月26日 | 本と雑誌

↑ サピエンス上下巻 ホモ・デウス 上下巻

今更ですが、書店で文庫本を見つけた。

訳は、超訳でしょうか、分かりやすくていい。昔ながらの堅苦しい訳では多分途中で脱落しそうなテーマですが、
本書の「歴史」を超えたスコープにふさわしい。

 

批判的観点として、ハラリの論は挑発的で独創的、そしてしばしば簡略化や過剰な一般化が指摘される。


たとえば、農業革命を「詐欺」と評する見解や「フィクションが人類を支配する」はインパクトがある一方で、その評価は時代や地域性、宗教の多様性を十分に掘り下げていない、などの異見がある。

読後の楽しみはブックレビューもいいけど、ChatGPTとの対話に移りそうだ。本書は訊き所も満載だ。

では、農業以外の選択の可能性についてのハラリの指摘はありますか?と訊いてみた。

ChatGPT
ハラリは『サピエンス全史』において、農業革命が人類の進化における重要なターニングポイントだったとしつつも、農業以外の選択肢についても一定の示唆をしています。具体的には・・・。

中略

著者ハラリは、農業以外の選択肢については深く掘り下げることはしていないのだが、

GPTは結論で、”この選択を再考することで、現代における持続可能な社会のあり方についてのヒントを得ることができるでしょう”と結ぶ。


映画「マリア」2024年製作 イギリス 原題 Mary

2024年12月17日 | 映画

映画「マリア」
2024年製作/112分/イギリス
原題 Mary
配信:Netflix
配信開始日:2024年12月6日

マリア役はノア・コーエン。

ヘロデ王役を演じているのは、アカデミー賞俳優のアンソニー・ホプキンス。

映画『ファーザー』(The Father)2020年イギリス・フランス・アメリカ ドラマ映画
2024年08月08日 | 映画

『2人のローマ教皇』
2019年12月13日公開

などで見たアンソニー・ホプキンスの印象と、
ヘロデ王の、ベツレヘムに新しい「王」が生まれるという預言を聞いて恐怖を感じ、自分の権力を守るために幼子を殺すよう命じるいわゆる「幼児虐殺」のイメージとは少しかけ離れて感じられた。

マリア役のノア・コーエンが美しい。
次第にイメージ上の聖母マリアにピッタリに近づいていく過程も楽しみだ。


ラスト近く、聖家族(ヨセフ、マリア、幼子イエス)が神殿に行った理由は、

母親の清めの儀式

長子を主に献げるため

などだそうだが、


この時に神殿で出会った老人シメオンや女預言者アンナが、幼子イエスを「救い主」「イスラエルの光」と証言したことも、イエスの特別な使命を暗示する重要な出来事ですが、この場面もあっさりと描かれていて、うっかりすると見過してしまいそうだ。

神殿での老人シメオンのセリフ
残り11:50「この子はイスラエルの没落と台頭を引き起こす運命だ」

敵の攻撃を受けるだろう」「その剣はあなたの魂を貫く」
「多くの民の心の思いが明らかになるよう」

この場面は新約聖書のルカの福音書2章25-35節に記されています。

ラストでは、ヘロデ王について特に直接的な結末は詳細に描かれていません。

あまりにも壮大なテーマなので観る側でも観方は幅広いとおもう。

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以下は、聖母マリアに焦点を当てた、または彼女が重要な役割を果たす映画のいくつかです。

 

1. 『受胎告知』(The Annunciation, 1984)


2. 『グローリア』(Maria di Nazaret, 1995)

3. 『マリアとイエスの物語』(Mary, Mother of Jesus, 1999)

4. 『ヨセフとマリア』(Joseph and Mary, 2016)

5. 『パッション』(The Passion of the Christ, 2004)

6. 『マリア: マグダラのマリア』(Mary Magdalene, 2018)

7. 『ナザレのイエス』(Jesus of Nazareth, 1977)

8. 『聖母マリア』(Maria, madre di Gesù, 2000)


映画『グラディエーター』(原題:Gladiator)2000年公開 アメリカの歴史映画

2024年12月10日 | 映画

『グラディエーター』(原題:Gladiator)は、2000年に公開されたアメリカ合衆国の歴史映画。

監督はリドリー・スコット、主演はラッセル・クロウ。第73回アカデミー賞および第58回ゴールデングローブ賞で作品賞を受賞した。

マルクス・アウレリウス治下のローマ帝国を舞台とし、ラッセル・クロウが演じる軍団長マキシマス・デシムス・メレディウスは皇帝アウレリウスとその息子コモドゥスの確執に巻き込まれて家族を殺され、自らも奴隷に堕とされる

商業的にも成功したとあって観ることにしたのだったが、期待の仕方が間違っていたのか、物語の展開的には少々期待外れの感あり。

しかし最後まで飽きることなく観ることができた。

少々牽強付会の感は否めないかもしれないが、それは主演のラッセル・クロウが、高倉健を連想させたからだ。

負けて勝つみたいな、明るくはないぱっぴーエンドみたいな。

牽強付会のついでに言えばリドリー・スコット監督は高倉健とは「毎年連絡を取りあう仲だった」という。

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『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』原題:Gladiator II)は、2024年のイギリス・アメリカ合衆国の歴史映画

帝政ローマ時代の剣闘士(グラディエーター)を描いた2000年の映画『グラディエーター』の続編。前作に続きリドリー・スコットが監督する。出演はポール・メスカル、ペドロ・パスカル、コニー・ニールセン、デンゼル・ワシントンなど。

2024年11月22日の全米公開に先駆け、11月15日に日本で公開された。


映画『日本独立』2020年12月18日公開

2024年12月04日 | 映画

『日本独立』は、2020年12月18日に公開された日本映画。監督は伊藤俊也、主演は浅野忠信。

配役は実人物と似てないようで、微妙によく似ている。(この微妙さもこの映画の味になっているのかな)
吉田茂 - 小林薫 (最後まできづかなかった)
近衛文麿 - 松重豊など驚きだ。
「沈黙 -サイレンス」で通辞役を演じた浅野忠信の白洲次郎役も驚きだ。この映画に合っているとおもう。英語は流暢だ。

この映画は一度何かで全編見た気がするがTVだったのか思い出せない。

そのせいか、半藤一利のノンフィクションを基にした映画で戦争末期、降伏か、本土決戦か_運命の日々を描いた『日本のいちばん長い日』のような重厚感は感じられない。タイトル日本独立も直球すぎないか。

白洲次郎に関する本は昔何冊か読んだことがあるが、その記憶と重なる部分があって
映画の内容的には取り立てて新鮮味はなかった。
しいて言えば 0:20:44マッカーサー「日本に災禍をもたらして軍国主義者たちはいずれ極東軍事裁判にかける__
一方国民は被害者であると、そして一切の戦争責任はないと教えこむ これが占領政策の基本だ」0:21:06
War Guilt Information Programの印象とは若干ちがうような。

ま、吉田と白洲のコンビで、試合に負けて勝負に勝つ感は、全編ににじみ出ていたのではないか。
あいまい、受け流す、のらりくらり、面従腹背・・・ 結果的にしたたか・・。

白洲次郎はのちに述べている。

「新憲法のプリンシプルは立派なものである。主権のない天皇が象徴とかいう形で残って、法律的には何というのか知らないが政治の機構としては何か中心がアイマイな、前代未聞の憲法ができ上ったが、これも憲法などにはズブの素人の米国の法律家が集ってデッチ上げたものだから無理もない。しかし、そのプリンシプルは実に立派である。マッカーサーが考えたのか幣原総理が発明したのかは別として、戦争放棄の条項などその圧巻である。押しつけられようが、そうでなかろうが、いいものはいいと率直に受け入れるべきではないだろうか」白洲次郎『プリンシプルのない日本』


昨夜の韓国尹大統領の戒厳令宣布はいったい何だったのか。

「韓国史上最も不可解な出来事」 なぜ尹氏は戒厳令宣布に至ったのか
弾劾か辞任か…尹大統領の今後は 与党も反発、高官・全閣僚は辞意
「まさか戒厳令が出るなんて…」 韓国に近い福岡でも動揺広がる
市民が「人間の鎖」、兵士ともみ合いも 戒厳令で緊迫の韓国国会前
韓国戒厳令、2時間半で効力失う 尹大統領は弾劾危機で窮地に
最終更新:12/4(水) 22:22

 韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領「非常戒厳を宣布」についてSNSでは、日本メディアの報道量の少なさ、立ち上がりの鈍さに困惑する声が相次いでいる。


『グランパは新米スパイ』(2024年製作のドラマ) A Man on the Inside

2024年12月03日 | 映画

グランパは新米スパイ(2024年製作のドラマ)
A Man on the Inside

公開日:2024年11月21日製作国:27分×7話
ジャンル:コメディ

登場人物の数の多いのは日本の老人ドラマと共通なのだが
アメリカの老人ホームは、日本とはなにかとかけ離れていて、ハマれない。
多分この老人ホームもアメリカでは一般的ではないのだと思う。

主演 元大学教授 テッド・ダンソン