『小笠原登―ハンセン病強制隔離に抗した生涯』 (Shinshu booklet) 単行本 – 2003/11
玉光順正 他(著)
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単行本: 124ページ
出版社: 真宗大谷派(東本願寺出版部) (2003/11)
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図書館の特設コーナーで見つけた。
裏表紙に、田中一村「崖の上の赤ショウビン」の絵があった。
P19豊橋病院を退職後、登は請われてハンセン病国立療養所奄美和公園に赴任する。1957年9月のことである。p19
奄美に来た一村はまっさきに和公園を訪ね、そこで小笠原との交流がはじまる。
中央画壇の権威主義に背を向け、奄美に移り住み自分独自の新たな画境を拓き
信念をつらぬいた一村と小笠原は気があったのだろう。
ほかに本書、「ハンセン病と天皇制」の項を興味深くよんだ。
一村の自画像ともいわれる「崖の上の赤ショウビン」。どこか小笠原の風貌とも通じるものがある。
小笠原もまた絵を書き、書をたしなむという。
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ハンセン病の隔離法廷 最高裁、違法性を認め謝罪 2016/4/25
ハンセン病患者の特別法廷は1948~72年までに各地の療養所や刑務所などで95件開かれた。
真実とは何だろう。己の無知を恥じる。
このブログ2016年04月26日 | テレビ番組 のツイート
昨夜ETV特集を見たhttps://t.co/N1rPEfNP77
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年4月24日
番組では特にふれていなかったと思うが小笠原医師は、奄美大島で田中一村と交流があった。https://t.co/jRE2exzlRj
本書はwikipedia 「小笠原登」の項の参考文献にも挙げられている。
奄美市名瀬 朝仁(あさに) 千年松(樹齢400年) 松くい虫から救え 少し元気に↑ 2008年11月15日 (土曜日)撮影 視聴回数 743 回↑ 奄美 名瀬の街に近いmap朝仁(あさに、あさん)海岸 海水浴場ほか、奄美市保存樹 千年松 リュウ......
↑ 2008年11月15日 (土曜日)撮影 視聴回数 743 回↑ 奄美 名瀬の街に近いmap朝仁(あさに、あさん)海岸 海水浴場ほか、奄美市保存樹 千年松 リュウキュウマツ、トンボ、カラス、キノボリトカゲ、クモの巣など写真51枚。 2007年8月31日撮影 視聴回数 10,814 |
『愛加那と西郷』(小学館文庫) 文庫 – 2016/6/7
植松 三十里 (著)
5つ星のうち 5.0 1 件のカスタマーレビュー
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文庫: 333ページ
出版社: 小学館 (2016/6/7)
amazon 内容(「BOOK」データベースより)
薩摩藩から奄美大島に送られた西郷隆盛。不遇な西郷を世話することになったのは、島の名家の娘・愛加那だった。二人は当初、文化の違いから反発し合うが、やがて理解し合い、愛加那は西郷の“島妻”となる。二人の子にも恵まれるが、あるとき西郷が藩から呼び出しを受ける。愛加那は西郷を、国のために活躍する男と信じて見送る。そして二人の子も、広い世界に羽ばたいて欲しいと思い、西郷の元へ送り出す。しかし、時代の激動が西郷と子を襲い、愛加那は島人たちに後ろ指をさされることに…。生涯西郷を信じた女性の、切ない恋愛歴史小説。
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先週かな、名瀬ツタヤの入り口付近で偶然見つけた。まだ新しい。
物語の終盤、それまでの愛加那の西郷への信頼が、おおきく揺らぐ。(ここからが圧巻だった)
それは、こころのどこかに潜んでいた不安だったのかもしれない。それは読者も共有したものだろう。
父西郷とともに西南戦争に従軍し負傷した、愛息菊次郎が、右ひざ下を切断されて龍郷の船着き場に帰ってきた。
このころ上鹿していた島の砂糖自由売買の陳情団も、従軍させられ、おもわぬ戦死者を出し
生き残ったものたちも帰島の途中、海難事故で多数が命を失う。陳情団55名のうち、帰島者は半数以下の23人。陳情は西郷側には相手にされず、新政府側がこころよく聞いてくれたのだった。
陳情団の惨状はすでに愛加那は目の当たりにしていた。
すでに、村人たちも、逆賊となった西郷、そして愛加那をも白眼視していたのだった。
愛加那とともにいた読者の気持ちも揺らぐ。
たたみかけるように描写はつづく。
p275愛加那は息をのんだ。
うらぶれた洋服姿で、両側に水夫たちの肩を借り、完全に片足を引きずっている。
杖はもっているものの、一人ではたってもいられない様子だった。
まさか、あれが菊次郎なのか。想像だにしなかった姿だった。
・
・
・
「母上、不詳の息子が帰りました」
肩頬をゆるめて、自嘲的に笑う。
・
かつて西郷は、この船着き場に二度、足をおろした。
どちらの時も、島津斉彬から拝領の紋付に身を固め、堂々たる様子だった。
その息子がよもや、こんな格好で・・・。p277
西郷が鹿児島で日本一の男を夫として見つけてやろうと約束した菊草の近況も、追い打ちをかける。
p283「母上は考えたこともないでしょう。菊草が嫁にやられた相手が、どんな奴なのか」
「大山誠之助。あいつは酒乱だ。兄貴の大山巌が金持ちなのをいいことに、借金をしまくり、好き放題やってるんだ」
愛加那には信じがたい話だった。p283
のこり少ない紙数で、菊次郎も菊草も(そして黒糖地獄に苦しむ奄美も)なんとか西郷の約束したような、
行く末をみせるのだが。
本書の最初のページと最後のページには、「針突」(はずき 表紙の絵 愛加那の左手の甲)が登場し
それは物語の要所要所でたびたび出てくる。
それは、かつて、奄美の女たちが初潮をみた証に右手の甲に刺青をほり、婚約が調った段階で左手にほるという風習で
このものがたりでは、本土の「お歯黒」と対比されている。
互いに見慣れない人々にとっては奇異で醜悪なものであり遅れた奇習と見なされ、
西郷も初めてあった愛加那の針突きをみて忌避感情をあらわにする。
愛加那は、鹿児島にやった菊草にはそれを許さなかった。
ものがたりでは、菊草が丸田南里に恋心をいだき針突きをほろうとしたのだが。
デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説
丸田南里 まるた-なんり
1851-1886 明治時代の社会運動家。
嘉永(かえい)4年生まれ。幕末に長崎の商人グラバーにさそわれイギリスに密航し,明治8年郷里の鹿児島県奄美(あまみ)大島にかえる。県の保護下にある鹿児島商人を中心とする大島商会の砂糖売買独占に反対して砂糖勝手売買運動をおこし(勝手世騒動),奄美の解放に貢献した。明治19年4月19日死去。36歳。
愛加那は針突によって自らを島に縛り付け、西郷を追わず、
結局はしあわせに西郷の理想の実現を追うことができたのかもしれない。
舞台は、奄美(龍郷町)を離れることなく、愛加那は、わずかに名瀬と徳之島に行っただけだった。この視線も針突とともに効果的だったと思う。
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本書は、2005年6月に講談社から刊行された『黍の花ゆれる』を改題し、加筆改稿して文庫化したものです。
7月 西十4
5月 西十1 O****OO*O*O***O 6勝9敗
3月 東前15 ***O*O*OOOO**** 6勝9敗
1月 西十6 O**OOOO*O**OO*O 9勝6敗
7月 東十両7
3月 西十10 OOOO*O*O****O*O 8勝7敗
1月 西十8 *OO****O*OO*O** 6勝9敗
7月 西下三3
3月 西下4 -*-**--*O--*O-- 2勝5敗
1月 西下1 *-O*--O-*-O--*- 3勝4敗
7月 東下5
3月 西下23 -OO-O--*-O-*--O 5勝2敗
1月 西下17 -*O-O-*--**---O 3勝4敗
7月 東下6
5月 東下9 -O*--O-O-O-*--* 4勝3敗
3月 西下11 *--OO--*-*O--O- 4勝3敗
1月 下15付 -*O--OO-*--O--* 4勝3敗
勝誠(宇検村)
7月 東下14
3月 東下10 O--O-O*--O*---O 5勝2敗
1月 東下6 -*-O-*-*O-*---O 3勝4敗
7月 西下36
3月西下10 -*-*-*-OO--*-O- 3勝4敗
1月東下15 O--*-**--O-OO-- 4勝3敗
『花のあと』 (文春文庫) 1989/3
藤沢 周平 (著)
24件のカスタマーレビュー
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文庫: 277ページ
出版社: 文藝春秋 (1989/03)
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名瀬ツタヤで見つけた。1989年第一刷 2015/11月第50刷
著者円熟期の秀作7篇とあって、朗読したくなるような描写が随所に。
筋や結末はどちらかと言えばあっさりしたものが多い。
時間の経過や、季節の移ろいを、風や光、川の流れ、鳥の声などの中にとらえう巧みな表現。
ときに人々の動きやしぐさなどももその対象になる。それらをじっくり味わいたい。
花や女性の美しさの表現に見られる光。絵画や写真のようだ。
p234「水面にかぶさるようにのびているたっぷりした花に、傾いた陽射しがさしかけている。
その花を、水面にくだける反射光が裏側からも照らしているので、花は光の渦に
もまれるように、まぶしく照りかがやいていた。」
花ぶりのいい桜の花が、川面にいくつもいくつも枝を垂れだしているようすだろうか。島ではなかなかお目にかかれない。
このあとの描写は物語りのその後の進み行きをも暗示するものになっている。
「若い、とまた思った。おるいはやはり三十半ばにしか見えない。黒瞳が大きく口元は小さい。薄く化粧した顔が、内側から光がさすように艶がある。」
内側からさす光が、なにか恐ろしげだ。結末をみると、なるほどおそろしい。
町人ものもあれ、武家ものもある。
「旅の誘い」は芸術家小説。
歌川広重が主人公で、葛飾北斎と比較される。
P151広重「だが言わせてもらえば、臭みがある。たとえば山師風とでもいうか」
P153「あなたの風景には誇張がない、気張っておりません。」
「解説」に北斎の前衛、広重の後衛とあった。
誇張せず、気張らず、たんたんとした端正な文章は藤沢をおもわせる。
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北斎を描いた短編『『溟い海』は、「暗殺の年輪」 に収録されている。
このブログ
『溟い海』 くらいうみ 藤沢周平(著) 葛飾北斎が主人公 広重に嫉妬する
島育ちのダンディ「やっぱ帽子がないと」
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月24日
ソテツ
雄花 pic.twitter.com/tyTVf1HJd1
ソテツ
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月24日
雌花 pic.twitter.com/LIyHjJs6Ci
クワズイモ
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月24日
仏炎苞 pic.twitter.com/K94mo0LoGr
なかなか止まない雨がつづいている。旧県道の塩浜~朝仁間 通り抜けできない↑ 旧県道の塩浜~朝仁間 峠の三叉路朝仁(あさに)方面へは行けなかった。金作原方面と赤崎公園へは行けた。(きょう11時30分沖縄の梅雨明け以来雨はほとんど降らなかったが......
これは一昨年の今日の日記です。
ことしは 平年より11日、去年より18日もはやく梅雨明けした奄美地方。
★ストロベリームーン(イチゴの収穫期、夏至の頃の月は低い位置にあり赤く見える 好きな人と一緒に見ると結ばれるちいわれる)
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月21日
★昨夜 名瀬港大型船バースから名瀬臨港大橋の上 月の出
昨日は全国的に雨で・・・とニュースでいっていた。 pic.twitter.com/551Ce2IHTe
名瀬港桟橋からダイエー(といまだに呼んでいる)。
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月18日
イオンプラザ大島店
10時すぎ写す。
たしか11時まで開いている。 pic.twitter.com/tSYrCllTGc
https://t.co/m55m3ILoGI
— 朝日新聞映像報道部 (@asahi_photo) 2016年6月20日
満月の色が赤みがかる年に1度の「#ストロベリームーン」。東京・お台場から撮影しました。実際に見ると、オレンジ色が強いように感じられました。(諫) pic.twitter.com/Lto12cwHz5
★ストロベリームーン(イチゴの収穫期、夏至の頃の月は低い位置にあり赤く見える 好きな人と一緒に見ると結ばれるちいわれる)
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月21日
★昨夜 名瀬港大型船バースから名瀬臨港大橋の上 月の出
昨日は全国的に雨で・・・とニュースでいっていた。 pic.twitter.com/551Ce2IHTe
ネムノキ(合歓木
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月21日
)マメ科ネムノキ亜科]の落葉高木
花言葉は「歓喜」
夏の季語であり、万葉集や松尾芭蕉、与謝蕪村の句に登場する。wikipedia。
撮影地 奄美大島龍郷町 pic.twitter.com/XkV7JyXG0z
ソテツ 雄花
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月21日
ふつうは幹頂に一本、多数の燐片を円柱状につける。
梅雨の終わり頃からしぼんで、ベージュ色が黒ずんで、翌年まで残っているものもある。
撮影地 奄美大島龍郷町 pic.twitter.com/v1IwciPtFd
イジュの花 pic.twitter.com/DmS4UlQYLe
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月21日
薄いうろこ雲が小さく残っているほかは、蒼空がひろがっている。
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月21日
日はかなり傾いているが、家々の壁を照らす白い光には、どこか荒々しい気配がみなぎっていて、夏がはじまったばかりであることを示しているが、
さほど暑くはない。
周平ふう。
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月21日
ソテツ 雌花
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月21日
受粉中 pic.twitter.com/GAnvzpM0wu
久しぶり
— 奄美海風荘 (@amami_kaihu_so) 2016年6月19日
★ナンゴクネジバナ(南国捩花)ラン科ネジバナ属の多年草
別名がモジズリ(綟摺)
☆ネジバナと比べ毛がない。
奄美大島以南の南国諸島と中国南部・海南島・台湾に分布
鹿児島県で、レッドリストの絶滅危惧種II類指定を受けている pic.twitter.com/VYS5wsuArX
↑ これはネジバナです。よくみると茎に毛があるような。
ナンゴクネジバナは花期が3月頃からと早いようです。
↑ 奄美市名瀬赤崎公園 赤光台下から東シナ海 きょう昼過ぎ写す
奄美市名瀬朝仁(あさに)海岸 きょう昼過ぎ写す。