奄美 海風blog

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湯湾岳公園ソメイヨシノこの一輪だけ

2020年04月29日 | 桜の観察

公園駐車場への登り口の大木は、一輪だけ。

麓からそこまでの林道わきの、過酷な環境で痛みが激しかった何本かも消えていた。

もうやぶ蚊の飛び交う季節。花見にふさわしい時期は過ぎてしまっている。

公園の整備工事はこの冬まで続きそうだ。


『「通」のための裏返し日本史』―この時代のここを見れば日本史の本質がわかる 単行本 – 2008/9/17

2020年04月29日 | 本と雑誌

「通」のための裏返し日本史―この時代のここを見れば日本史の本質がわかる 単行本 – 2008/9/17 

さすがに「通」のため過ぎたのかアマゾンレビューはまだない。2008年発売ということもあるのだろうが。

通読は骨が折れるが、速読しながら読んで、興味のある箇所を探し、そこだけ熟読すれば繰り返し読んでみたくなく箇所がいくつも見つかる。

副題にも「この時代のここを見れば日本史日本史の本質がわかる」とあって
序章の扉にも「歴史は逆手から見ないと真実につ近づけない」、とあるから、そういう読み方も
可なのだろう。

熟読した部分の一例として、今年の大河ドラマのせいではないが、織田信長をあげる。
第5章 織豊の時代……因習をたたき壊した男たちの登場 第一節右大臣織田信長 幕府を置かず、中世の幕を引いた天才p226

信長には比叡山(延暦寺は当時僧兵集団だった)焼き討ちをはじめ残虐、残忍、残酷などのイメージがつきまとうが、

あの天下布武の「武」は「戈(ほこ)」と「止」の合意。

「天下布武」は信長の教育係で後の参謀になる僧沢彦(たくげん)の進言、「岐阜城」の名づけについてもP232

武を止めて銭貨を貴ぶべき時代、近世への開幕者信長。
天下統一 平和国家、武器えん納

信長は
武力政権の発源地たる「幕府」(幕張りの仮屋)は廃止すべきとし
代わりに「城」をおいた。政庁

p242信長は征夷大将軍になっていないから幕府は開いていない。これは信長の政見中でもっとも
輝かしい部面であるP242


「幼いころに教えられた歴史の物語が先入主」(序文より)となった信長像とだいぶ違う信長に人間性がうかびあがる。

 


新川 上安勝橋 安勝橋

2020年04月28日 | 河口と橋物語り

↑ 新川 上安勝橋より上流側 今朝写す。

奄美市の名瀬の街には、この新川や永田川、屋仁川が流れていて名瀬湾にそそいでいる。
これらの小河川が運ぶ堆積物によりサンゴ礁が発達が抑えられ、このことが現在大型船が着岸できるようになっている名瀬港の港湾機能の基盤形成につながったと何かの本で読んだ。
現在でも旧港埋め立てや名瀬港桟橋拡幅工事など進行中である。

↑ 新川 安勝橋 久里町(くさとちょう)側から下流側 今朝写す。

 


夜の「琉球エキスプレス6」10,329トン 名瀬港長浜地区 観光船岸壁

2020年04月17日 | 船 

昨夜22時ごろ写す

名瀬港長浜地区 観光船岸壁(大型船専用バース)(長さ280m、水深10m)

「琉球エキスプレス6」阪神航路 名瀬港長浜地区 観光船岸壁(長さ280m、水深10m)
 マルエーフェリー
竣工:2001年5月
 総トン数:10,329トン 貨物積載能力:乗用車810台、シャーシ102台

木曜那覇発


ひとつ前の記事のつづきです。ソメイヨシノと山の新緑

2020年04月16日 | 桜の観察

 

 


ソメイヨシノの観察 湯湾岳公園 やっと咲いた。

2020年04月14日 | 桜の観察

去年も天候不順で開花が遅れ、ことしも世相を反映したのか大幅に遅れそう。

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『知ってはいけない明治維新の真実』 (SB新書) (日本語) 新書 – 2020/3/6

2020年04月14日 | 本と雑誌

『知ってはいけない明治維新の真実』 (SB新書)  新書 – 2020/3/6 
原田伊織 (著) 
5つ星のうち4.0
1個の評価 

定期的に図書館に行くことも再開しているのだが、
書店に行って買った積読本も増え、どうしてもそっちが優先される。
やはり身銭を切った本がはやく読みたくなってします。

せっかくつかんだ気になった維新史の概要。
それは薩長史観(官軍教育、鞍馬天狗史観とも)として徹底的に否定され根底から覆される。
(反薩長史観本もいくつか読んだ)

著者は京都生まれ。『明治維新という過ち』の大ヒット、『大西郷という虚像』、『明治維新 司馬史観という過ち』、『三流の維新 一流の江戸』などの著作がある。

本書でも紹介されている著書のタイトルからも本書の内容がある程度推測される。


幕末の15から20年を「徳川近代」と呼ぶ著者。
江戸期は世界史からみても類をみない高度な文明社会として
経済面もふくめ「江戸システム」は私たちが教科書で学ばされたものよりはるかに高度な社会だった、という。
 
ざっくり言ってしまえばそれをいい加減な薩長が無残にこわしてしまった、という話だ。

筆頭は薩摩ではなく、京都御所を砲撃し朝敵となってしまった長州だ。西郷に三井の大番頭といわれた井上馨。
金銭にきたない貪官汚吏の長州に手厳しいが、

薩摩の西郷に対する評価が手厳しい。薩摩批判というより西郷批判で、紙幅も断然多い。

第4章 明治政府の腐敗と「西南の役」が圧巻だ。西南戦争ではなく「役」だ。

中でも、2郷中が生んだ二才頭・西郷 が一番の読みどころがだろう。本書のきもの部分かも
しれない。

【通説】 西郷は無私である点と冷徹な策謀家の二面性がある

策謀家とは(明治維新の動乱のいわば核となった事件 西郷らが送った赤報隊による江戸市中騒乱→庄内藩新徴組らによる薩摩藩江戸藩邸焼き討ち事件)などですね。

に対し
 
【歴史の真相】 西郷を理解するには、薩摩独特の「郷中」(あの会津には「什」と呼ばれる藩士の子弟を教育する薩摩の郷中と似たような組織がある)や「テゲ」と呼ばれる身の処し方を理解することが不可欠である。ととく。

「テゲ」は宮崎や奄美でも今でも使われている(ネットで調べると韓国にも似たようないい方があるそうだ)が、

「大概」、いい加減(ゆるい)など、肯定否定さまざまにニュアンスがある。

本書では、ま、上に立つものは結果の責任は自らに、細かいことは部下に任せるという態度というとらえかただったとおもう。

なるほど「郷中」と「テゲ」の概念を使えば司馬遼太郎も匙を投げた西郷の「二面性」的な行動も維新前と後の西郷の行動も統一的に理解できる気がする。

西郷を肯定的に評価するか、否定するかはさておいての話だが。

それは令和の時代の今の日本の政治状況の理解にも有効だ。

webで立ち読み 試し読みもできるようです。
 

 


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2020年04月13日 | 日記・エッセイ・コラム

浜辺のハマダイゴン

wiki ビロウ ヤシ科の常緑高木。漢名は蒲葵、別名はホキ、クバ(沖縄県)など。古名アヂマサ
ワシントンヤシに似るが葉先が細かく裂けて垂れ下がるのが特徴
分布は中国大陸南部、台湾、日本南西諸島、九州四国南部。日本では特に薩摩半島、長崎の五島列島などに顕著に自生し北限は福岡宗像市の沖ノ

西郷南州謫居跡 The Remains of Nanshu Saigo
島育ち歌碑近く 先月

#田中一村