今月は、難い本や、厚いを本ばかりつづいている。
この記事は書きかけです。あとで書きます。
↑ 『しまぬゆ 1 』―1609年、奄美・琉球侵略 (単行本(ソフトカバー))
2009年内に読み終えることができなかった。読後時間がたってしまた。
これまでの「砂糖なめただけで打ち首史観」より、おおいに広い視野で書かれていて意欲的。環東シナ海を舞台におおらかに活躍した古代の奄美の人々のすがた。いきなり言われてもなあ、という気がする部分もあったが、奄美歴史研究の進化を感じた。
『ヤコウガイの考古学』 (ものが語る歴史シリーズ) (単行本)
あとで感想を書きます。
以下、翌日追記
この本は5,040円もする。
タイトルから奄美を連想できる人は少ないかも知れない。
タイトルに奄美の文字がないのは、読後に、うなずけた。本書で取り上げられているのは、もっと大きな?問題なのだと思う。
写真や図や表が参考になった。学術用語はむずかしく、飛ばし読み。
それでも、活字がむこうから飛び込んでくる箇所がたくさんあって読了までけっこう時間がかかる。
近年、6‐8世紀のものと思われる古代遺跡から大量のヤコウガイが奄美大島北部を集中に大量に出土している。
これらの遺跡や他の奄美諸島で発掘が相次いでいる遺跡や、その他の出土品や、奄美の島々の地形なども考察の対象にしている。
古代-中世の琉球孤はどのような世界だったのか?文献史料がないわけではないが、奄美からの視線で琉球弧の国家境界領域を見据えた南島における交易史の考察から、これまでの沖縄中心史観に疑問をなげかけ、そこからの脱却を図る。
刺激的。奄美からの逆襲かも知れない。
学問の世界でもそうだったのか。日本と沖縄の狭間で、忘却の波にあらわれ、宙づりになっている奄美だが、地面の下に有無を言わせぬ、奄美の語り部が・・・、もっともっと潜んでいるのではないか。
考古学と奄美 奄美と考古学か。
本書のタイトルの上に、「ものが語る歴史」とある。もの言わぬ奄美、考古学こそ奄美にとってたのもしい?。
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ヤコウガイ っち何?
夜光貝 の画像検索結果
ヤコウガイ の画像検索結果
wiki より
ヤコウガイはリュウテンサザエ科で最大の貝である。
成体の重さは2kgを超え、直径15-20cmほどに成長する。
ヤコウガイ(夜光貝)、学名 Turbo(Lunatica) marmoratus は、
古腹足目サザエ科に分類される巻貝の一種。
また、土盛マツノト遺跡、用見崎遺跡、小湊フワガネク遺跡(いずれも奄美市)などといった6‐8世紀の遺跡からヤコウガイが大量に出土している
螺鈿(らでん)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
螺鈿紫檀五絃琵琶螺鈿(らでん)は、主に漆器などの伝統工芸に用いられる装飾技法のひとつ。貝殻の内側、虹色光沢を持った真珠層の部分を切り出した板状の素材を、漆地や木地の彫刻された表面にはめ込む手法、およびこの手法を用いて製作された工芸品のこと。螺は貝、鈿はちりばめることを意味する。
使用される貝は、ヤコウガイ(夜光貝)、シロチョウガイ(白蝶貝)、クロチョウガイ(黒蝶貝)、カワシンジュガイ(青貝)、アワビ、アコヤガイなどが使われる。はめ込んだ後の貝片に更に彫刻を施す場合もある。
『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』 (単行本)
佐野 眞一 (著)
あとで感想を書きます。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
月刊「PLAYBOY」誌上に長期連載。沖縄の戦後六十余年を作ってきた群雄たちを活写して、戦後日本を逆照射する衝撃の大型ルポルタージュ。沖縄列島を一個の肉体と見立て、その肉体が戦後に演じ、あるいは演じさせられた悲劇と喜劇、まばゆい光と濃厚な影があやなす南島奇譚ともいうべきドキュメントである。
著者は奄美大島にも取材に訪れている。
奄美群島もかつて、沖縄とともに米軍の占領下にあったことを知る人は本土の人はもちろん沖縄県民でさえも、もうあまりいない。
ここでも 「空白の琉球弧 奄美群島」 として、語られる奄美である。空白である。語られるのである。
戦後すぐのころ多くの奄美の人たちが職を求めて沖縄に渡った。
那覇の国際通りの基礎を創ったのは奄美の人たちだといわれるほどが、奄美が沖縄より一足早く日本に復帰する前後、「大島人」は、外国人扱いとなり公職追放など奄美に対する差別が露骨になる。
当時の沖縄の新聞(ガリ版)も、琉球政府の奄美人に対する差別的待遇に、異議を唱えることができず、お上べったり論調の記録や、民衆をあおるような「大島人を特殊視する見出し」が残っている。
当時の本土のマスコミはどうだったのか、また現在でも、そのような偏見がまったくなくなったわけではないことにも思いをいたさなければならない。
この本は650ページあまりもある。もうすぐ読了する。
『嘉永六年の奄美』
『解説』嶋中御取扱御一冊』
山下文武(著) 1988年7月初版
アマゾンの検索にかからない?。
未読。
貴重な郷土史の資料。昔、書店で何度か手にしながら、難しそうで買えなかった本。これを読めたら、奄美郷土史 ”脱、初心者”? へ。