奄美 海風blog

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田中一村 クワズイモとソテツ 《不喰芋と蘇鐵》 に描かれた植物は実際に・・・・

2015年06月30日 | 田中一村

↑ 奄美の梅雨明け(平年6/29ごろ)が近づき、ソテツ(雌雄異株)の雄花は、ほとんどは枯れ始めている。

↑ しかし中には元気な個体も少なからず存在する。

↑ 雌花も受粉可能の状態で大胞子葉を広げているものもある。(一枚目の写真の雌花は全て閉じている)

↑ 田中一村の奄美の代表作クワズイモとソテツ 《不喰芋と蘇鐵》にソテツ雄花雌花などと共に描かれているクワズイモ

google 画像検索 田中一村 不喰芋と蘇鐵

クワズイモはつぼみと花、実は一個体に同時に存在し、梅雨末期の現在ソテツの若葉も存在することから、↑ 一村の絵は、写実的と言うのではないが、構図的にも有り得るし、自然界では同時には存在しない植物を描いたものであるとは必ずしも言えない。

クワズイモはつぼみと花、実は一個体に同時に存在する。

仏炎苞(ぶつえんほう)に囲まれた肉穂花序(にくすいかじょ)は、花軸に密集した小さな花上下に雄花と雌花とに分かれている)の集まり。(

 

 

仏炎苞(ぶつえんほう)

サトイモ科の植物の特徴のひとつで、苞が単純な葉の形ではなく花序を花穂を包むような形で、花びらのように目立つ色のものが多い。

 

 

 


奄美市名瀬 朝仁(あさに) 千年松(樹齢400年) 松くい虫から救え 少し元気に

2015年06月28日 | 植物

↑ 2008年11月15日 (土曜日)撮影 視聴回数 743 回

↑ 奄美 名瀬の街に近いmap朝仁(あさに、あさん)海岸 海水浴場

ほか、奄美市保存樹 千年松 リュウキュウマツ、トンボ、カラス、キノボリトカゲ、クモの巣など写真51枚。

 2007年8月31日撮影 視聴回数 10,814 回

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通称 「朝仁の千年松」 (樹種 リュウキュウマツ 琉球松)

昭和53年(1978年)3月 
名瀬市(現、奄美市)指定 保存樹 第1号

樹周3.8m 樹高 13m 樹齢 400年 
鹿児島県 かごしまの名木より

奄美市名瀬朝仁(あさに)の街の近く 千年松公園  付近地図

ちなみに、西郷松との比較  (病気や塩害、白アリによる被害によって、平成23年6月に「立ち枯れ」と診断れ、現在は根元付近の幹だけが残っている)

樹種 マツ 龍郷町久場(たつごうちょうくば) 付近地図 

樹周3.9m 樹高 15m 樹齢 140年?(2001年ー 西郷、龍郷上陸(安政6年1859)=142)

 

瀬戸内町 諸鈍デイゴ 群落

樹周5m 樹高 18m 樹齢 300年

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きょうの撮影 以下同じ

 


『フリーター、家を買う』 有川 浩 (著)  単行本 – 2009/8

2015年06月26日 | 本と雑誌

『フリーター、家を買う』 単行本  – 2009/8
有川 浩   (著)  

113件のカスタマーレビュー

図書館3階の「鹿児島の高校生が薦める本」とかいうコーナーの一冊。
薦める対象は同年代か中学生だという。

平成26年版「鹿児島の高校生が薦める本」パンフレットはこちら

amazonのカスタマーレビュー が現在113件もあってどれも、ご意見が多い。それらを全部読むのも本と同じくらいおもしろいかもしれない。どうやらTVドラマの方が内容がより具体的らしい。


テレビドラマ(2010年10月フジテレビ系列)にもなり高視聴率だったという。
2011年10月4日には、スペシャルドラマが放送(第66回文化庁芸術祭参加)。

いろいろ調べるうち、著者の有川 浩さんが、あの「阪急電車」の著者でもあると知った。
映画『阪急電車 片道15分の奇跡』

amazon bookデータベースより)

 

「母さん死ぬな―」へなちょこ25歳がいざ一念発起!?崩壊しかかった家族の再生と「カッコ悪すぎな俺」の成長を描く、勇気と希望の結晶。

登録情報

amazon 単行本: 309ページ
出版社: 幻冬舎 (2009/08)

発売日: 2009/08


これは、ナンゴクネジバナではなく、ネジバナと、ツイッターで教えていただきました。

2015年06月24日 | 植物

↑↓ これは、★ナンゴクネジバナではなく、★ネジバナと、ツイッターで教えていただきました。

奄美大島だから、奄美以南に分布する★ナンゴクネジバナだろうと、何年も思い込んでいましたが、最近ネジバナの写真の魅力に目覚め、

どちらか、気になっていた。

以前アップした写真もナンゴクネジバナではなく、ネジバナと思われます。

ネジバナが二つ並んで咲いていた
このブログ 2015年06月19日 | 植物

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どっち?

 ★ネジバナ(捩花 ラン科ネジバナ属の小型のラン科の多年草。別名がモジズリ(綟摺)。日本全土に分布。

 ★ナンゴクネジバナ(南国捩花)奄美大島以南の南西諸島と中国南部・海南島・台湾に分布する。鹿児島県で、レッドリスト絶滅危惧種II類指定を受けている

 


なかなか止まない雨がつづいている。旧県道の塩浜~朝仁間 通り抜けできない

2015年06月24日 | 気象 お天気

↑ 旧県道の塩浜~朝仁間 峠の三叉路

朝仁(あさに)方面へは行けなかった。金作原方面と赤崎公園へは行けた。(きょう11時30分

沖縄の梅雨明け以来雨はほとんど降らなかったが

ここ二三日、「なんちゅう雨かねえ」と降り止まない雨がつづいている。

↑ ハブセンター先 ここから峠までいけます。

梅雨前線は夜21時現在鹿児島県本土にかかり、停滞している。九州南部は大雨のニュース。

奄美地方は梅雨の末期だが(平年29日ごろあける)

名瀬では感覚的にそれほど強い雨が降っているように思えない。

しかし21日から断続的に降る雨は、連日止むことなく降っている感じだ。

カメラを首にかけて散歩できない日がずっと続いている。島の天気は、変りやすく、降ってもすぐ止む、という期待も、一日中裏切られている。

喜界島では、降り続く大雨で、土砂災害の危険が50年に一度の大雨に匹敵するレベルに達しているとして、土砂災害警戒情報が出ている、と

いうニュース。

 

 


『日出づる海 日沈む海』 安達 征一郎 (著) (1978年)

2015年06月23日 | 本と雑誌

日出づる海日沈む海 (1978年) - 1978/9
安達 征一郎   (著)  
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奄美大島から屋久島めざして三艘の小舟が帆走していく。
そこは、うねりて止まぬ海の難所、七島灘 。

円い水平線の大海原に花が咲くわけはもとよりないが、
しかし空から花びらが湧いているようであった。

それは第一章「蝶わたる」冒頭から、なんと海をわたるモンシロチョウの大群だった。

アサギマダラが海をわたるらしいことは近年、インターネットによるマーキング調査の話題で知るようになったが。(トンボも集団で海をわたるらしいこもはネットで知った)

この小説ではおびただしい数のモンシロチョウが集団で空を飛んだり、海面におりて片方の翅で帆走する様子が詳しく描写されている。

青い空が背景で、うねり止まない大海原が舞台で、証明はぎらつく太陽だ。
積乱雲や風や鳥は何にたとえれば・・・。

舞台の上、無量の蝶の神秘的な行動がつづくなかで、三艘のサバニの中の一人が産気づき出産が始まる。

のっけから度肝をぬかれるような場面展開で最後まであきることがない。

文体にもリズムがあって、時々出てくる、おもろそうしの歌は
歌詞も意味はあまりわからなくても、そのリズムに乗って読めてしまう。不思議だ。

その意味で、著者によるあとがきの次の試みは最後まで成功している。

私はこの長編小説を書くにあたって、筋を作り、場面に工夫をこらし、劇的な展開を心掛け、性格を際立たせ、そしてうねりて止まぬ海洋という大景の中で、この飾り気のない自由人の群れを躍動させることに腐心した。

この『日出づる海 日沈む海』は1980(昭和53年下期)年第80回直木賞候補になった。
藩政時代の薩摩への怨みがベースにある「怨の儀式」第70回直木賞候補の(昭和48年/1973年下期)とは、対照的といってもいいほど健康的で、海洋小説とは、こういうものだろうなと思わせる。最後のヤマトンチュー幾三は高倉健さんに演じてもらいたいほどすがすがしい。

奄美も日本も海に囲まれた島々からなっているのに、どうしてこのような小説がない(すくない)のだろう。

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動画 遅咲きのイジュ 花から実へ。ハナムグイ コガネムシ? 他

2015年06月21日 | 植物

★ハナムグリ(花潜) ☆体長は14-20mm  ☆英名Flower chafer ☆遅咲きのイジュ(ツバキ科 常緑高木)の花で吸蜜 ★Nikon coolpix s9900 バリアングルvariable angle  Pレンジ マクロモード(接写) ☆奄美市名瀬 小雨

イジュの木は高木で、手の届かないところに咲いているのが普通ですが、この木は公園樹で、接写が可能な高さであった。


ネジバナが二つ並んで咲いていた

2015年06月19日 | 植物

★ネジバナは日本全土に分布

☆ナンゴクネジバナは奄美諸島から沖縄にかけて分布

☆ナンゴクネジバナの特徴は、★ネジバナより大形で色彩も派手であり、花穂や子房に毛が生えていないこと

と多くのサイトで検索できるが、花穂(かすい)の軸の細毛の拡大写真はなんとか見つかるが子房の毛はなかなか見つからない。

写真は奄美市名瀬での撮影。花穂の軸らしい部分にやわらかそうな毛が写っているので、これは★ネジバナだろうか。

奄美大島には★ネジバナと☆ナンゴクネジバナ両方が分布するのだろうか。

この花は小さいが写真を楽しむには、おもしろい形をしている(雄蕊と雌蕊と花弁の形)。もう一度意識しながら撮影してみよう。