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大きな雪がふわりふわりと空から落ちてくるのは、湿り気を多く含んでいるので積もらないと思っていた。
友人と約束していた田園地区の知人の家にいこうかどうか迷っていたが、「空が明るくなってきたし雪もやんでいるから行こう。」と電話が入った。
3時間ばかり田園地区でいて、帰ろうと外に出たら、あたりは真っ白になっている。
駐車場まで少し下り坂である。
タウンシューズをはいていたので、つるつる滑る。
うっかりするとスッテンコロリンになりそうだ。
しきりに降ってくる雪の中、傘はささないで、杖代わりにして歩いた。
雪は車のガラスを覆っている。
ワイパーを前も後ろも動かして視界を確保してそろそろ発進した。
我が家まで普通だと5分くらいで帰り着く距離なのだが、ほとんどがゆるい下り坂になっているので、ブレーキは絶対かけないように1速にして時速20キロののろのろ運転だった。
途中の信号で、後続の彼女に「車間距離、いっぱいとってよ。」と携帯で頼む。
道路から家に入る所が坂になっているので心配だったが、シャーベット状で、水溜りになっておるところもあり、バックでカーポートに入れることが出来た。
彼女はうまく帰れたかどうか心配で、暫くしてから電話をすると、田園の雪が嘘のように、町なかは積もってなかったとのことでほっとした。
そんなに離れていない市内でも、やはり高台と町なかではずいぶん違うものだ。
田園地区の人が冬用タイヤにしている車が多いのはこんなことがあるからだと納得する。
