秋になっても、長く続いた暑い日にもようやく季節が進んできたようだ。
秋の気配は先ず山から。今朝の最低気温も、平年並みにまでなったが、日中はまだ暑い。しかし洞川ではカエデの紅葉を見ることができてほっと気分も安定する。 (龍泉寺境内)
途中、串コンニャク休憩をした黒滝の道の駅。
少なくなった桜の木の葉が、バックの杉山の目隠しカーテンのように、やや透けて秋色になっている。こんな何気ない木を見ているだけでも、季節の移りが嬉しくなってくる。
道の駅を突き抜けると芝生の広場。
川岸の桜も木の梢の方から、秋の色に変わってきている。この木の葉がみんな赤く染まる頃もうこんなに豊かに葉っぱをつけていなくなるだろうなぁ。冷え込みはきついだろうが、昼夜の温度差が大きいほど、カエデの色づきがよくなり、洞川のもみじ祭りに備えるように、鮮やかな色で訪れる人を待ってくれる日も近い。
ごろごろ水採水場も、カエデがいち早く赤い衣を付け始めている。
腰痛のあとまだ重いものをもてないので、私はしきりにカメラを持ってあちこちする。
タンクヤ、蓋を洗ったり、腰に負担がかからない仕事だけはしたが、このような力仕事を助けてもらえるありがたさが身に沁みる。
桜の葉の紅葉も、黒滝の道の駅と同じようにまばらに色づいてきている。 対岸の常緑樹の木がバックになり、目立つ一枝をカメラに。
この建物は、採水場の駐車料金300円を徴収するおじさんが常駐している。ここに駐車して登山する人は、200円と書いてあったように思う。
水を汲んで駐車場からでようとした時、ガラガラと音がして「五大松鍾乳洞」の見学終えた若い子達が索道で、駅に戻ってきた。 春ごろに鍾乳洞に来た時は、川向こうの「面不動」の鍾乳洞に索道で登った。その時と同じように、登りも、下りも前方向きの乗車だ。
手を振ってくれたので、私も手を振ったら、このあとの4人とも声を出して手を振ってくれた。若いっていいなぁ・・・
龍泉寺境内はお祭りの準備で、信徒さんや檀家さんが忙しそうにしていたので、邪魔にならないところだけ撮らせてもらってきた。
龍泉寺の境内のカエデは、もっと紅葉していた。でもこれがごく紅葉のはじめで、更に紅葉が進むと境内全体が燃えるような朱に染まるのは、何回がその時期にきたときにはUPしている。 今は紅葉の「気配」というのが適しているようだ。