メイン会場の今年のテーマは「昔話・ももたろう」です。 会場の玄関に厳しい赤鬼が、でんと構えてお迎えだ。お話は誰でも知っているが、それだけに会場で展開する案山子たちに興味がわいてくる。 いつまで経っても子供のような自分がおかしい。
会場のかかし祭りに集まった案山子さんたち。 会場に入るまでに、お祭りの賑やかさを創り上げているのもいい。
場面が現在に急転回。鬼退治をして、金銀財宝を鬼から貰ったのは、高取のかかしの少年少女。この展開の発想が昔話から今に引き戻され、それでも宝物を積んだ立派な車が現れるのだから、思わず笑ってしまう。
かかし作り、場面作りをしながら、その作業を、実に楽しみながらしている、高取町の人々の息のあった活動を、こんな所にも発見しているのは、私だけかもしれないが、とにかく童心にかえって、素直に楽しませてもらえる。
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