児童生徒など学生さんの作品
昨夜、県内のニュースをテレビで観ていたら、「国栖の里灯り展」が、開催されることを報じていた。「灯り」だと夜に出かけることになるからどうせ駄目だろうと、興味があったが山の中の不慣れな土地なので、諦めていた。
ところが、友人からの電話で「夜は灯りが道路にも並んで綺麗だけど、灯籠などの作品の展示が、午後から小学校でしているらしいのでいってみよう。」と、誘ってくれた。
吉野の国栖(くず)の里は昔から手漉きの上質の和紙の産地として知られている。小学校の6年生の子が卒業前に和紙作りの実習で、自分で紙漉きをした卒業証書を貰うのだと、現職の頃聴いたことがあり、サークルで紙漉きを見せてもらいに行ったこともあった。
その和紙のなんともいえない温かい手触りと見た目の温もりを、今日の「里灯り展」でふんだんに見せてもらうことができた。
生徒の作品の部屋と、コンテストに出品した人の部屋とに分けて展示してあった。部屋は暗幕を張って光をなくしているので、それぞれの行灯の灯りが幽玄の世界の雰囲気をかもし出していた。
コンテスト参加の一般の人の作品
和紙と共に、吉野杉を材料にした地産の作品だけに、どの作品も素晴らしくすぐに商品になりそうなものばかりだった。
県道から小学校までの急な坂道の両側に、竹で作った灯りの道があり、これが日没と同時に蝋燭の灯が入って、山里の里灯りとして秋の美しいイベントを楽しむことができるのだろうが、夕方になる前に家に帰りたかったので、竹灯りの道を想像しながら坂を下った。
この幟を見ると「国栖」と赤い文字で書いたのと「くにす」と緑の幟がある。「くにす」ともいうのだろうか。パソコンで変換しても「国栖」とはでなくて、わたしは「くに」と「す」とを別に打って「国栖」をツールに辞書登録しておいた。