「まだ咲いてないかもしれないね。」と言いながら千早赤阪村道の駅から、水仙の丘を見通せるところまで来ますと、緑の土手に点々と白い花が咲いているのが遠目にも見えます。
車を降りてこの坂を登り始めたのですが、道路の幅が狭いのと急坂なので、もし転んで骨折でもしようものなら、大変だと思って少しだけ登って、上に沢山咲いているのを確かめてから、戻って土手に沿った車道を歩きながら、傾斜の緩い坂道の方へ行きました。この所水仙の季節になると、ここに来ているので、安全な道は覚えています。
楠正成600年祭記念塔の標識が立っていました。
道路側から記念塔を見ますと桜の木をバックにして建立されています。
道路側から見上げても、桜の咲く時期には、おそらく塔は見えないでしょう。
大回りして記念塔の正面に来ました。楠公さんの旗印である菊水の紋が1番上に彫ってあります。
この石段を登る自信がありませんので見えている範囲を写真に撮っておきました。
土手の上の平らな所には、沢山の花が咲いています。でも蕾が沢山ですので、これからが寒さを凌いで咲く花の強さを発揮して年末、年始へそして最も寒い2月にかけて花の数が増えていくことでしょう。「雪中花」と呼ばれる冬さ中に花を咲かせる強さでしょう。
この花の優しい姿に凛とした強さを宿らせているのが、不思議ですが、繁殖力が強いのでしょう。
我が家の小庭の水仙も何の世話もしないのに、どんどん増えて、まだ花は咲いていませんが肉厚の葉っぱがあちこちに固まって背伸びしています。
水仙を詠んだ句を集めました。
「其(そ)のにほひ 桃より白し 水仙花」 松尾芭蕉
「初雪や 水仙の葉の たはむまで」 松尾芭蕉
「水仙や 白き障子の とも映り」 松尾芭蕉
「水仙や 寒き都の ここかしこ」 与謝蕪村
「水仙の 花の高さの 日影かな」 河合智月
「水仙の 香やこぼれても 雪の上」 加賀千代女
土手の桜の花の咲く頃には、花のバトンタッチが、季節のバトンタッチとなり、
その間の厳しい季節を水仙の元気を貰って過ごしたいものです。