気温はかなり高くなっていましたが、からっとした晴天の1日でした。
大神神社のササユリが咲いたとのことでしたので、
家から近い方の明日香のササユリも、きっと咲いているだろうと
飛鳥歴史公園へ行ってきました。
公園館ではもう一つの楽しみがあります。
ささゆりの咲く頃には、公園館で飼育している国蝶のオオムラサキが孵化して飼育室の中で飛んでいるのが見られます。
気長に待ったのですが、羽を広げたり閉じたりして、美しい羽根の色を撮ることができません。(残念)
オオムラサキは、昭和32年に日本昆虫学会において、世界に誇る日本の代表的な、格調高い華麗な蝶として国蝶に決まりました。
オオムラサキは、羽を広げると10センチ以上になる大型のタテハ蝶で、雄は羽の表側が美しい紫色に輝き、
雌ではこの紫色の輝きがありません。(オオムラサキのHP) ササユリの咲いているのは、この階段を上らなくてはなりません。私にとっては、最も辛いことなのですが、ササユリと出会うためには、横の細いロープとマイストックで、転ばないように1段1段、ゆっくりと上りました。 ササユリと一緒に、ナルコユリが咲いていました。足元の雑草を丁寧に刈ってくれてありましたので、咲いているササユリのすぐ傍まで行って写すことができました。 刈ってある枯れ草に足を取られないように、ふらつかないように、それを気にしながらの撮影でしたので、肝心のお花がピンボケになっているのもありますが、精いっぱい頑張った、今年のササユリとの出会いを全て残しておくことにしました。薄いピンクの色が優しくて、清楚な少女のようなササユリと、今年も会うことができた嬉しい1日でした。