エアコン無しの気持ち良く晴れた朝、開閉できるところはすべて開けると、秋の風が
部屋を通り過ぎていきます。
こんなに開け放したのは久しぶりな気がします。
外気が熱風のような日の連続から、じとじと湿っぽい雨が降った何日かは、部屋に風を通すことなど出来ない日が、この夏は続いていました。
午前中だけかもしれないけれど、秋に一歩歩み始めたような日をじっくり味わいたく思います。
でもまだ外を歩くには、太陽の光が強くてできないのが残念です。
昨年、庭の大きな木をすべて伐採してもらったので、部屋の中からも晴れた空を愉しみ、
遠くの山並に挨拶が出来そうです。
山並に沿った空には、雲の流れが見えて、真夏なら積乱雲の発達が始まる頃です。
今日はこの雲の流れが、形を変えるのが見えるだけでしょう。
雲はいろんな想像をさせてくれます。
海の白波からとび上がったのは、トビウオみたいです。
ひと夏中涼やかな音色を届けてくれた、おふさ観音様でもとめた風鈴はもう少しだけ
ここに居てもらうことにしましょう。
左に固まって白いお腹を見せているタヌキたちは、信楽へ行くたびに増えてきた仲間たち。
北側には鉄塔が今日も威張って立っています。
紀伊半島沖を北上した台風の置き土産のような、雲の連なりが山に添って並んでいる中に
高見山が今日は朝からよく見えています。
昨日は見えなくなっていた白雲山が、いい形を見せています。
南の山際には、雲の厚みがありますが今日の天気予報は、雨の文字がなく終日
これ位で済みそうです。
もうすぐ稲刈りが始まりそうな稲田です。
昨日農家の人が、田んぼの中に入って、目につく雑草を手で抜いていました。
稲に優しい米づくりなのだと、家の中から見ていました。
PCと向き合っている間、いい風が背中を通っていきました。