カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

石舞台古墳に霧立つ朝(あした) 明日香

2011年12月06日 | ☆ ふるさと・大和

古代の遺跡石舞台古墳が、霧に包まれて飛鳥人の存在する幻影の世界へと誘われる。

奈良県観光情報、行事イベントの紹介には次のように記されている。
『【展開内容】
①中谷芙二子「霧の彫刻」 会場:石舞台古墳
テーマ「古代幻想・飛鳥」
 霧や照明によって演出された石舞台が自然と融合し一体化した景観をアート作品として表現する。
  第1幕 日  中(11:00 13:00 15:00 の3回実施予定)
       漂う霧が水墨画のような幻想的な風景(都会から見た飛鳥のイメージ)を表現。
  第2幕 日没時 照明により夕日と同化する石舞台を演出し、自然との共生を表現。
  第3幕 夜 間(18:30 の予定)
       石室内から光が放たれ、石組みの隙間から宇宙に向かう白い光と霧が交わる。』

2幕・3幕は帰宅の都合上見ることはできなかったが、第1幕は、計画より回数が増えて、9時から定時ごとに霧の発生があり、朝と正午、と日暮れ前の3回、明日香散策の合間を縫って石舞台古墳に行った。















周りから湧き上がる霧に、次第に包み込まれていく石舞台の巨岩の中に、古代の美しい部分だけ想像するのも自由だし、痛ましい後継者争いを哀れむのも、見るものの心に去来する明日香と、現在アートのコラボを、楽しむことができる。
10分間の霧に多くを想い、霧が去るとふと現実に帰る。
明日香ならではの、遥か古代に思いを馳せる芸術の妙を堪能させてもらった。

 15306歩
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オヤジな私さんへ (anikobe)
2011-12-08 19:24:18
霧の中に立っていますと、巨岩だけが目の前にあって全てのものをきりは包み込んで次第に幻想的な世界に導かれるような錯覚に陥ります。

見る人の心にある古代がここでは甦るような気がします。
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幻想的 (オヤジな私)
2011-12-08 14:27:45
初めは一服の絵画?
錯覚しました。

すごい演出ですね。
幻想の世界です。

いろいろ想像できます。
古代人の息ぶきが聞こえてきそうです。
あるときは優雅に、またあるときは権力闘争にあけた奈良びとたちなのでしょうね。

いいアイディアです!
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東京老人さんへ (anikobe)
2011-12-07 21:08:52
霧は午前9時から午後6時までの定時になりますと、10分間の噴出があるのですが、出てくる場所や、そのときの太陽の位置、風の向きや強さで、全く同じものを見ることができない面白さがあります。
わくわくした気分で流れる霧を見つめていました。
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霧の石舞台 (東京老人)
2011-12-07 19:28:17
人工の霧なのでしょうか、
常時噴霧しているのですか?
とてもいい縁質だと思いました。
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マオママさんへ (anikobe)
2011-12-07 15:34:10
テレビを見ていってみたいとは思っていたのですが、その初めての霧の芸術にぴったり出会えてよかったです。
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石舞台 (マオママ)
2011-12-07 09:11:29
新聞で見たときは雲海が見えたん?
と思いました
ニュースで霧の様子を見て納得!
霧の向うにはロマンを想像するも骨肉の争いを想像するのも一考ですね~~~
石舞台の選定が霧を一層深めたことでしょうね(^0^)v
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とんとん・とんさんへ (anikobe)
2011-12-06 21:57:27
お天気と風の具合で、桐の動きが変わり面白いです。
日没後と夜景のライトアップ、行って見たいですが、無理なのでそういう写真を撮られたらアップしてくださいね。
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Unknown (とんとん・とん)
2011-12-06 19:35:36
明日香の「霧の彫刻」行きましたか、情報を得て
行きたいと思いながら行ってません・・・・・・
霧に包まれた石舞台・・撮りたいですね
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