カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

 日本最古飛鳥大仏

2011年12月09日 | ☆ ふるさと・大和

飛鳥寺の本堂に吊るされている大提灯。
飛鳥寺は蘇我馬子が発願し、推古天皇4年(596年)に創建された日本最初の本格的寺院であることが縁起に記されている。


昭和31年の発掘調査によって、創建時のお寺は、塔を中心に東西と北に金堂を配置して、その外側に回廊をめぐらし、講堂もある壮大な伽藍であることが分かった。


本堂正面



本尊飛鳥大仏(釈迦如来坐像)は推古天皇17年に鞍作鳥に造らせた日本最古の仏像である。
高さ約3mで当時銅15トン、黄金30kg造らせたと記されているが、平安・鎌倉の大火災で、全身の金はなくなってしまっている。
このお寺では、「写真を撮って帰っていいですよ」といつもおおらかに言ってくださるので、今回は正面と両横顔の写真を頂いた。



本尊飛鳥大仏を中央に、右には阿弥陀如来坐像(木像 藤原時代)左には聖徳太子孝養像(木像 室町時代)



蘇我入鹿の首塚
飛鳥板蓋宮で討たれた入鹿の首は飛鳥寺まで飛んで行ったと伝えられている。




蘇我入鹿の首塚から振り返って飛鳥寺全景を見る。
長閑で平和な時間が今は流れる。
 12113歩
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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
飛鳥寺の大仏 (東京老人)
2011-12-10 08:11:31
はじめて拝観しました、
いつもお賽銭を上げずに申し訳ない、
古代の建築はほとんどが火災、戦乱で焼かれ、
再建していますね、
昔の人も火災対策をしなかったかと悔やまれます。
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東京老人さんへ (anikobe)
2011-12-10 10:09:40
大きなお寺の火災は、ほとんどが戦火のようですね。
消失したお寺から助け出された飛鳥大仏の黒くなったお姿は、よくご無事でと言いたいです。
黄金は焼け落ちてもご本体は消失しなくて今こうして日本に古い仏様として、歴史の里でお会いできるのは嬉しいことです。

現在の人たちに火災対策を訴えていらっしゃるのかもしれませんね。
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Unknown (とんとん・とん)
2011-12-10 18:29:54
面長の大仏。写真撮影できるのは此処と東大寺の大仏くらいですねフラッシュや三脚は使用できませんが、撮影できるのはありがたいと思います
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とんとん・とんさんへ (anikobe)
2011-12-10 19:45:27
ほんとうですね。
このように写真を撮らせていただけるのは嬉しいことですね。
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止利仏師 (マオママ)
2011-12-10 22:27:19
面長のお顔が弥勒三尊像に似ていますね~
写真を撮れる仏像があるんですね(嬉)

権勢をふるった曽我氏
大化の改新、入鹿も無念だったことでしょうね~(^_^;
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マオママさんへ (anikobe)
2011-12-10 23:19:43
異国的なお顔の大仏様です。
奈良の大仏様以外にはここだけ写真OKですね。

どうして仏様は写真がお嫌いなのでしょうね。
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日本最古ですかぁ~ (親子連れ遍路)
2011-12-11 17:22:27
日本一デカイ鳥居と、日の丸の旗は出雲大社ですが…
日本最古の大仏って聞くと、ワクワクしますねぇ(笑)
いいものを拝見しました(感謝)
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親子連れ遍路さんへ (anikobe)
2011-12-12 12:34:21
出雲大社には二つの日本1があるのですね。
鳥居は覚えていますが、日の丸は記憶にないのは、なんとも申し訳ないことです。

この飛鳥大仏様は、建立以来まだ何処にもご出張されていないのです。
じっと飛鳥に腰を据えていらっしゃるそうです。
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