御由緒・いわれ
本社に鎮まります一言主大神は、第二十一代雄略天皇(幼武尊)が葛城山に狩をされた時に、顕現されました。
一言主大神は天皇と同じ姿で葛城山に顕現され、雄略天皇はそれが大神であることを知り、大御刀・弓矢・百官どもの衣服を奉献したと伝えられています。天皇はこの一言主大神を深く崇敬され、大いに御神徳を得られたのであります。この大神が顕現された「神降(かみたち)」と伝える地に、一言主大神と幼武尊(雄略天皇)をお祀りするのが当神社であります。そして、『古事記』が伝えるところによると、一言主大神は自ら「吾(あ)は悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言、言離(ことさか)の神、葛城の一言主の大神なり」と、その神としての神力をお示しになられております。そのためか、この神様を「一言(いちごん)さん」という親愛の情を込めた呼び方でお呼び申し、一言の願いであれば何ごとでもお聴き下さる神様として、里びとはもちろんのこと、古く全国各地からの信仰を集めております。
当社は全国各地の一言主神を奉斎する神社の総本社であり、全国各地には当社に参拝するための講があり、現代にも篤い信仰を集めています。
葛城一言主神社パンフレット「いちごんさん」より
杉並木の参道をゆっくり歩きました。
参道の行きついた先が、長い石段です。
色付いた楓がトンネルのようです。
私は石段を登れないので、左側のスロープ道を、1歩1歩踏みしめながら気を付けて登りました。
案外楽に神社の境内に登りつきました。
晴れ渡った青空に黄葉した大銀杏が、迎えてくれました。
御神木でもある大イチョウは樹齢1200年という古木で。
幹周/3.85m、樹高/25m、「乳イチョウ」と呼ばれいます。
健康な子供を授かり、母乳が良く出るようにと子供を思う親の信仰を集めています。
七五三のお詣りに来ているご家族の幾組かがありました。
今私がお祈りしたい一言は、転倒後の足の快癒のみで、自分のことばかりのお願いも聞いて頂けるかしらと
思いながら、心からお祈りしました。
芭蕉もここを訪ねているのですね。
それよりずっと昔万葉人も、ここにお詣りした古い歴史に残る神社への祈りが今も続いていることを、
大銀杏の下のベンチに座って、古に思いを馳せました。
下からお詣りするつもりでいたのですが、親切な一言で境内まで登れて嬉しかったです。
彼岸花盛んな時は、忘れられた様にポツンと聳えていましたが、今は主役を熟していますね・・
ここは行きやすいので時期を問わずに訪れます・・
いつも誰かが参拝され人の途切れる事が無いようです・・
「一言さん」の呼び名に親しみを感じます・・
撮影に大勢の人が見えていました。
黄葉は、晴れた空のもとがいいでしょうね。
今年も見ることができて一安心でした。
モミジと同じ時期なので撮影に迷ってしまいます