カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

県立万葉文化館 万葉劇場 柿本人麻呂・万葉のふるさと

2016年10月09日 | ☆ ふるさと・大和

 

 

丁度1か月前に訪れた万葉文化館です。

その時に記事にしておこうと思いながら、今頃になったのは、何かわけがあったのでしょうが、それを忘れてしまって、

お蔵にしようかなと、思ったり、今日のような雨で寒い、お出かけできない日に、」あの日の明日香はこんな美しい空が広がっていたのだっけ。」と当時の写真を頼りにしながら、記憶を辿ってみました。

 

 

 

 

 

 

 

これは展示室へ向かう渡り廊下の天井です。

もっと以前に額田王の万葉劇場を見た時には、壁面の万葉歌と、万葉歌に歌われている美しい花の絵が、描かれていたのが気になって、その壁面のみを写してきたのですが、この日は上に目が行きました。

ボランティア案内の方が、声を掛けてくださって、仰いだ天上に立体的な、四季の絵が訪れる人を上から、優しく歓迎してくれているのにっ目を奪われました。

それぞれの絵の下に立ちますと、花の下にいるような、ときめきを覚えます。

以前気が付かなかっただけに、新感覚で眺めることができました。

美しいものに出会えた時の歓びです。

地階に下りるとそこは、万葉の世界にタイムスリップしたような空間が広がっています。

この日観たかったのは、万葉劇場の「柿本人麻呂」上演時間約14分と万葉のふるさと、上演時間約11分の

幻想的な万葉の世界でした。

宮廷歌人の柿本人麻呂の七首の和歌が、取り上げられていました。

中でも私の1番好きな和歌は

「東(ひんがし)の 野にかぎろひの 立つ見えて かヘリ見すれば 月傾(かたぶ)きぬ

阿騎野は、現在奈良県宇陀市大宇陀で、町では毎年、人麻呂がこの歌を詠んだと推定される日に「かぎろひを観る会」が催されています。厳冬の早朝なので参加したことがありませんが、この劇場のスクリーンでたっぷりと堪能できました。

 

 

 

万葉のふるさとで取り上げられている和歌は、九首で、その場所はいずれも訪れている所なので、しみじみと和歌と共にその情景を偲ぶことができ、何度でも来たくなるような万葉劇場でした。

 

   

この日は植え込みに中に、いい香りのする、テイカカズラの花が、風車のような花弁が可愛く咲いていました。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
エッ! (こむぎ)
2016-10-10 09:04:11
これは絵なんですか?天井絵!じ~と見つめていると、吸い込まれそうです。真下に寝転がって、この世界に浸っていたい気がします。
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ごぶさたしてすいません (若鮎)
2016-10-10 09:18:53
改築でとうとう、パソコンに埃が入ったのでしょうか。メンテナンスからやっと戻りました。いろいろ季節のニュースを一気に読ませていただき、えらい時間過ぎたと実感しています。

今朝はとても寒く感じる朝でした。まさに秋深し。
日が短くなって一日があっという間です。また楽しみに拝見させていただきますね。
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こむぎさんへ (anikobe)
2016-10-10 21:18:58
透明の天井と、本当の天井の間の空間に、立体的な花が造られているようです。
素材は何か分からないのですが、その柔らかな素材と色彩にうっとりします。
今まで気が付かなかったのが不思議ですが、壁画の絵と和歌に惹かれていたからでしょうね。
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若鮎さんへ (anikobe)
2016-10-10 21:25:43
良かった。良かった。
若鮎さんに読んでいただけるようになって嬉しいです。
お店に伺った時にいつも思いのままを言ってくださるので、それだけでもありがたいと思っていましたのに、パソコンの故障で見て頂けない日が続いたものですから。
お家の方の改装も終わりましたか。
お商売をしながらですから、なかなか大変ですよね。

今朝は寒かったし、日中も涼しかったですね。一気に気候が進むと体調を合わせるのがしんどいです。
お互い気を付けましょうね。
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