迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

日本舞踊界の第一人者、花柳寿応さん死去…89歳、花柳流“お家騒動”でも話題に

2020-09-28 10:07:00 | 浮世見聞記

dmenuニュースより
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/sponichi/entertainment/sponichi-spngoo-20200928-0000?fm=d



……はぁ、亡くなったのですか。

四代目の花柳壽輔だった人ですね。

さうさう、そのことで青山良彦と云ふ俳優の息子と旧時代な“お家騒動”を引き起こして、浮世にとんだ赤っ恥を曝した……。

ええ、流派といふ組織を引っ張る立場なのに、ヒトの足を引っ張ってね。

まぁ、関係者人口が激減してゐても、総本山としての権威と“上納金”に、まだそれだけの旨味があるといふことなのでせう。

アレじゃ、日本の傳統藝能はますます自國民にそっぽを向かれると、怒りとかより情けなくなりましたね。


そして“遺産”の生前贈與は、淺草寺だかで金網を張った中で挙行したさうで、格闘技じゃあるまいし、とんだ見世物でしたね、ええ、場所が淺草なだけに。

まさに堂に入ったもんです、恥曝しもあそこまでいけば。


まぁ、私にとっては組織と訣別して一人で活動しやう、と強く決心する一因とはなりましたが。


……はい? いや、私はかの御仁とは初めからなんの関はりもないタダの傍観者です。

その立場から、眺めて感じたままを喋ってゐるだけです。

だから、かの御仁のゲイだの死因だの、そんなものには関心がありません。


といふわけで、最後に一言いいですか?


この御仁の死去は、日本舞踊にはなんの損失にもなりますまい。

十代目坂東三津五郎さんの急逝による大損失とは、全く意味(わけ)が違ひますから。






謹白

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